MINの目

MINの目が見つけた事柄をつれづれなるままに綴ります

歩き遍路 3番札所 黄金の井戸 2巡目 ① 2019

2019年05月30日 | お遍路好き(発心・徳島)
3番札所 金泉寺

この日最後の3番札所へ向かいます!
お寺の2番札所からの歩き遍路道を少し進み普通の道を出ると右に行くのか左に行くのか迷いました。
そこには地蔵堂があり、石の道しるべも。早くも道しるべの一つのお遍路川柳も見かけました。
この川柳はこの後の出会いの序章でした。。

さて右へ進みます。ここからは道なりに進めばOK♪
しばらく進むとお遍路さんが前に見えます。
なんか、追いつきそう。。。若そうだけどもう疲れている感じだ。
お遍路はじめてなのかな?けがをしてるのかな??などと考えていると追いついてしました。

「こんにちは♪」と私。
「早いね!」とお遍路さん。。
「スタートし始めたばかりなので・・・お先にいきます。」と私。

次は3番札所だけど00番札スタートだから私は5つ目の札所。普通なら1番札所からだから。
体力がない人なのかな?と勝手な想像。これは後々理由が分かりました。

そして次の歩き遍路道。前回はこちらを通って境内の裏から入ってしまったので、
今回はスルーして普通の道を進み仁王門から入りました。
境内に進むと先ほどのクタクタのお遍路さんが既に境内にいて、

「あ!さきほどは」と挨拶。
「近道があるんですよ」とクタクタ遍路さん。
「前はそこから参ったのですが、今回は仁王門から入りたかったので」と私。

近道は本当に近いんだと実感♪

お参りをすませて、前回気が付かなかった井戸へ。
17番札所の井戸寺の井戸が有名ですが、ここにも井戸があるのです♪
黄金の井戸といって「長寿をもたらす黄金井戸」として有名のようです。
この井戸も覗き込み、影がはっきり映れば長寿、ぼやけていると短命という言い伝えがあるそうで。。。

恐る恐る。。。。覗き込みました。


映ってました(^^;) はっきりだったかは。多分はっきり見えていました(^^)v
怖いもの見たさ。。というのでしょうか。。。
どきどきしながらもトライしてしまう私です。
井戸のお地蔵さんは北向地蔵と呼ばれ、首から上の病気に霊験があるそうで、
自分の悪い場所と同じところをなでるといいそうです。
お試しあれ♪
井戸は少し奥まった場所にあるので気付きにくいかもしれません。
大師堂の右奥にあります。

ゆっくり、拝観して納経所へ。
いつも親切と感じる納経所です。
今回も新しいお遍路さんガイドを頂きました。
すでに夕方だったので、今日の宿についても聞いてくださり、近いことを教えていただきました。
納経所の前のお庭も楽しみ、相変わらず美しい椿をまた見られたことに感謝し、
前回、なんの石か分からずに通り過ぎた「弁慶の石」も確認♪

無事に最後のお寺をお参りすると元気が出てくるんですよね。
宿からのメールに送迎の案内もあったので、迷いましたが、グーグルマップを見て自力で行くことに。
多少不安になりましたが、どうにか到着。
宿の方は迷う人も多いので送迎の連絡を待ってくださっていたそうです。
迷ってからでは探すのが大変なので、迷いそうな人は送迎をお願いした方が良さそうです。

「迷ってからでは探すのが大変」この言葉は後でまた教訓となる言葉でした。

宿帳に住所を記入すると、以前横浜のホテルでお勤めだった事を教えてくださり親近感がわきました。
お願いしていたバスタオルを確認すると、前日、満室だった事もあってバスタオルの乾きが甘い事を告げられました。
構わないと伝えたところ、レンタル代はお接待にしてくださいました。
そして、明日の朝の送迎が必要かを聞かれました。
明日は別格1番という山場がある。。体力を温存するべく3番札所まで送ってもらおうか。。悩んで。。
親近感がわいた流れで「お言葉に甘えてしまおうかなぁ」と呟くと。
「甘えてばかりではね。。」とやんわりキツイお言葉。
確かにその通りです。。。何のために完全歩き遍路にしたのか?!ですよね。

「そうですね!ここから歩いて向かいます!」と返事をしました。
お部屋を案内していただき、既にお風呂に入られている方がいたので少し待ってからお風呂へ。それに合わせて食事の時間も遅くしてくださいました。

食堂に行くと先ほどのクタクタお遍路さんが!
やっぱり、縁なんだなとつくづく。
色々なお話をさせていただき、なぜクタクタだったのかの謎も解けました!
広島からのお遍路さんで、フェリーで来たのでスタートは愛媛だったとのこと。
この日は88番から山越えして10番札所の近くから1番札所まで歩き、そこからスタートしたとのこと。
それは。。クタクタになりますよね。いや、逆にすごい!!
本当はすごい人だったのです!明日は11番札所まで進み吉野旅館に泊まるとのこと、
吉野旅館に私も予約を入れていましたが、その次の日を予定していました。
凄い速さ!!この速さなら40日ぐらいで巡れるのかもしません。

奥さんが熱心だったそうで、その影響でお遍路さんを始めたそうです。
もう何周もしているらしくベテランの方でした。
お名前が遍修さん(文字が逆かもしれません)耳を疑いました。お寺さんから頂いた名前だそう。
遍路修行を略してる??お遍路をするべく生まれてきたようなお名前だったのです。
お遍路さん最初の出会いは強烈でした!

オーナー自ら食事を用意してくださって、お米にこだわっているお宿でした。
沢山歩いて疲れているとはいえ、ものすごい量に圧倒されて残しそうでしたが、
遍修さんのお遍路話を楽しみながら聞いていたら、きれいに食べてしましまいました。
美味しかったです♪
その量に残してしまうかもと呟いていた私が、ペロッと食べていたので、オーナーさんも喜んでくださりました。
お酒ばかり飲んで残されてしまうと悲しい気持ちになるそうです。
心を込めて用意してくださったお食事はきちんと頂きたいものですね♪

部屋に戻って杖の準備をしました。
前回の「やわらか杖フィット」には手首にかけられるストラップが付いていたのですが、
今回は気に入った柄を選んだので細い紐状のものしか付いていませんでした。
前回の高野山手前にあるの九度山で購入した真田紐を利用しました。
巻き方はお遍路情報というサイトに紹介されていたものを参考にして自分なりにやってみました。
このサイトは初めての人には特に参考になると思います♪

さて、このお宿の隣には高速道路があります。それ意外はなのどかな住宅街という印象の立地です。
口コミによると寝れない人もいるようでしたが、私はそれほど気にならず、ぐっすり眠れました。
出発の時は私が見えなくなるまで見送って下さいました。
私の父方の祖母を思い出しました♡

この道しるべで歩き遍路道が分かります。


乗用車用駐車場の横を進みます。


細い道ですが舗装されています。


道しるべ


今回最初のお遍路川柳道しるべ


前回は閉まっていたけど、開店していました。


金泉寺への近道(今回は通りませんでした)


近道を通らないとこんな感じで仁王門が見えてきます。


仁王門から朱塗りの橋が見えます。


本堂


宝珠が輝く大師堂


境内の様子


黄金の井戸は大師堂の右奥


倶利伽羅龍王(くりからりゅうおう)不動明王の化身


納経所前の庭


弁慶の力石(納経所前のお庭にあります)


道しるべさん


横に高速が通っていますが、私は気になりませんでした。良い景色です♪


ペロッと頂いた夕食(鍋焼きうどんは大好物なんです)


真田紐で滑り止めとストラップを取り付けました。三弘法参りのお守りと十輪寺で頂いた梟も取り付けました。

杖の全貌(部屋にあげる時はパンダソックスを履いていただきました♪)


前回のブログ ほぼ歩き遍路 2番札所・3番札所





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