MINの目

MINの目が見つけた事柄をつれづれなるままに綴ります

歩き遍路 高野山 2巡目 2023 高野山にむけて2日目

2024年10月16日 | お遍路好き(ポストリュード)
本日は、高野山の登山口の一つの慈尊院により近い宿まで進む目標です。

このルートでは2カ所の弘法大師に纏わる井戸を見る事が出来ました。
どちらも大切に管理されている様子でした。
泊まった宿からすぐの場所には花野の弘法井戸がありました。
ここでの逸話は
弘法大師が夏の時期にのどが渇いて水を求めていたが、辺りには水が無いところで、老婆かわざわざ遠くまで水を汲んで来てくれた事に感心し、錫杖を地面に突くと水が湧いてきたというものです。
もう一つはさらに6.5kmほど進んだ場所にありました。この道は大和街道と呼ばれる道のようでした。通りには弘法大師永代常夜燈があります。
その近くにお大師さんの井戸があります。こちらの井戸は庄屋さんの前で水を求められた時に、庄屋さんが「家の水は鉄気が多いけど」といって水を差し出すと、飲みほしたお坊さんはお困りであろうと錫杖でこの場所を突くと不思議と真水になったそうです。
この湧き水は夏は冷たく冬は温かいそうです。日照りであたりの井戸が枯れてもここだけは枯れたことが無い不思議な井戸とありました。
他にもこの様な井戸がある様です。
空海さんがこの辺りを・・高野山が近づいていることを感じる事が出来ました。

この日は18km強の予定で短い距離でしたが、思ったよりも進みが早かったので、寄ってみたかたかつらぎ温泉 八風の湯でお昼と温泉を頂きました。
ここも宿泊施設があり、候補にしていたのですが、高野山への石丁口の慈尊院までは7kmあるので
温泉で寄ることが出来たら寄ってみようと考えていました。

日帰りでも充分に楽しめる施設でした。温泉はナトリウム-塩化物・炭酸水素塩冷鉱泉 で色々な浴槽がありました。古民家風の建物やお庭で癒されました。おすすめです♪
そこから4kmほど歩くと本日の宿「かめや旅館」さんに到着しました。
慈尊院までは約3kmで私が探した宿の中では一番近いと思う宿でした。
妙寺駅のすぐそばだったので、ほぼ歩きでも利用しやすいのではないかと思います。
とても明るくやさしい女将さんでゆっくりする事が出来ました。

絵になりそうな道


花野の弘法井戸


常夜燈


弘法大師永代常夜燈(左いせ 右かうやみち)とあります。


大和街道の石標


お大師さんの井戸


鯉幟の季節


紀の川を愛でながら進みます


かつらぎ温泉で休憩をしました


八風の湯の様子


お庭も素敵でした


本日のお宿、かめや旅館さん
コメント
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