MINの目

MINの目が見つけた事柄をつれづれなるままに綴ります

嵐山の宴

2006年02月06日 | デザイン・建築好き
同じく嵐山花灯路のイベントでのワンシーンです。
灯籠に導かれ歩いていくと川岸がにぎわっています。
タイミング良く雅楽の演奏と舞が見られるとのこと!ゆっくりと雅楽隊と舞姫たちを乗せた船が川へと出発してゆき、演奏が始まりました。
雅楽とは興味深い世界なのになかなか出会うことがありません。遠い昔、結婚式で初めて聞いたときは何とも不思議な感覚でした。雅楽の楽器の音はそれぞれ、天・空・地を表し、すべての音が重なることで宇宙を表すのだそうです。本当に不思議な音だと思うと同時に煌びやかに、そして雅に感じ、聞き終わった後には透き通るような心地よさも感じました。本当に不思議です。
そして、初めて見たのが舞です。感動でした!しかも若い女の子が踊っていたことが嬉しかった。継承されている事が嬉しかったのです。
舞は「鏡」を表したのもで、2人が息を合わせ鏡に映っているかのように踊るのです。その事が良く分かる舞でした。衣装も見事で素晴らしかったです。
写真は小さいですが向かって左側の船先端で2人が踊っています。ちなみに右側が雅楽隊の船です。
この様に合奏に舞を伴うものを舞楽というそうです。応仁の乱以降100年ほど断絶があったようですが、1200年以上も形を変えることなく受け継がれているそうで、現存する合奏音楽としては世界最古と言われているとのこと。日本人として大切にしていきたい文化だと感じました。
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嵐山ライトアップ

2006年02月03日 | デザイン・建築好き
京都の宿は嵐山にとりました。
たまたま、イベント最後の日にあたり、夜も満喫いたしました。
「嵐山花灯路」というイベントで、以前から行われていたそうです。
ただ、これほどの規模のイベントは今年が初めてだったようです。このイベントは嵐山の道を灯路で彩る事からはじまり、今年は周辺のお寺の夜の特別拝観、有名な渡月橋やお寺、竹林のライトアップ。生け花や水上舞台での雅楽など盛りだくさんでした。
観光客だけでなく地元の方も楽しんでいらしたようで盛況でした。
道に続く灯籠も美しく普段見ることの出来ないであろう幻想的な世界でした。

3月11日~21日に同じようなイベントが東山でも行われます。
こちらも有名どころの神社仏閣にて夜の特別拝観が出来るようです。詳しい内容は以下のサイトまでアクセスしてみてください。
http://www.hanatouro.jp/index.html
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祇園再生

2006年02月02日 | デザイン・建築好き
京都の祇園に昔の町並みを再生している一角がありました。
京都の雅を粋を感じました。
各地で昔の町並みを再生する動きがあると思います。
しかし、古くなったマンションを立て替えるときにおこる問題と同じようにそれぞれの諸事情により必ずしも上手くいかないこともあります。
この様にその地域の息があったときそれは実現するのでしょう。
古き良き時代を伝えてもらうことは、昔を知らない私達世代にとってとても大切なことで、文化を大切にする気持ちが生まれるきっかけにもなると思います。
すべてを昔に戻すことが良いとは思いません。生まれてくるものもまた文化だからです。しかし、進むばかりでなく、良い物を振り返り確認する事も大切だと思いました。
沖縄の首里城周辺の住宅地では、屋根には沖縄の瓦を使うことを指定されているそうです。こういった少しでも、出来る範囲で残す事も大切なのではないでしょうか。
コメント (2)
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流れ橋

2006年02月01日 | デザイン・建築好き
一度は見たかった流れ橋。
よく映画やドラマに出てくる手すりのない木の橋です。
流れ橋とは?手すりが無くて怖くないか、揺れないか、川は深いのか・・など興味津々でした。
この「流れ橋」はその名の通り洪水の時には流れるのだそうです。
それを両端のワイヤーを引っ張って元に戻すのです。その為か、橋の板には番号がふってありました。初めから流れること計算に入れて造られていて実際、昭和28年3月の架設以来14、5回流されているようです。
いかに安価でしかも洪水による損害の少ない物造るかというところから生まれたとのことです。何がきっかけでデザインが発想されるか分からないものだとおもいました。
水が少なかったせいかそれほど手すりが無いことは怖くありませんでした。しかし、地元の人が自転車やバイクで通り抜けている姿はさすがに見ているだけでも怖かったです。
そして、辺りに電柱など近代的な物が無いことからよく映画に使われているそうで、この日も撮影に使われたらしい綺麗な馬を2頭見ることが出来ました。
流れ橋とは通称で「上津屋橋」が正式名称です。この橋は木曽川にかかり、巾3.3m、全長356.5mで日本最長級の木造橋だそうです。錦帯橋(210m)も長いと思いましたがそれよりも長いんですね。
やっと見ることが出来て良かったです。写真の手前にある緑はお茶の木です。
宇治茶畑は国道24号の木曽川沿いを走っているあいだずーっと続いていました。
コメント (3)
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