MINの目

MINの目が見つけた事柄をつれづれなるままに綴ります

歩き遍路 別格12番 ㊽ 2022 目を奪われる遍路道 

2023年05月10日 | お遍路好き(菩提・愛媛)
別格12 延命寺

朝食を食べに食堂に行くとお遍路女子のOさんが居ました!
なんとも嬉しい再会です!
やっぱり、ここは歩き遍路さんにとってありがたい宿である訳ですね。
お互いの無事を確認する感じで挨拶をしました。
八十八ヶ所を進んでいる人は移動の一日となりますが、途中に別格12番の延命寺があります。
本日はこちらをお参りする事がひとつの目標となりました。

6kmほど国道を進み、さらに6kmほどを一本内側の旧街道を歩いて別格12番を目指します。
旧街道は変化に富みアスファルトの道でしたが楽しく進むことが出来ました。
途中、傾いたデザインの喫茶店に目を奪われたり、綺麗なお庭の一角を休憩所として提供しているお家、
御手洗を提供してくれているお家、善根宿もありました。
お家の一部なのか道の盛り土の斜面が芝桜満開で美しいお家もありました!
塚を除けるように国道から歩道が離れる場所では猿の親子にも遭遇しました。
そして熊谷地蔵尊、三度栗大師が通り沿いにありました。
三度栗大師は、弘法大師が通りかかった時に子供たちが栗を一つくれたお礼に
「年に3回実を与える」といって去った後、この辺りは年3回実を結ぶようになったという逸話が残っている様でした。
その場所から2km弱で延命寺に到着です。

石の橋と赤い橋が架かっているのが印象的なお寺です。
足の不自由な人を見て霊符を浮かせて飲ませたところたちまち病が改善したと伝えられ、
「千枚通しの霊符」を求めて多くの参拝者が訪れるお寺とのことです。
大師堂の中に納経所があり、お堂の中でおまいりしました。

道を挟んだ向かいには弘法大師がお手植えされたいざり松の展示がありました。
昭和43年に枯れてしまったそうです。枝張は東西に30m、南北に20mもあったそうです!

次のお寺は愛媛八十八ヶ所の最後のお寺です。
ここから約15kmにある登り口の戸川疎水公園まで進むことにしました。
沢山の古い石標に導かれながら進みました。

旧街道進みます


このあたり周辺で金毘羅さんへの道標を何度となく見ました


斜めなデザインのレストラン


善根宿がありました


四国中央市に入りました


旧国道に入ります


素敵なお庭を休憩所として提供して下さっていました




御手洗を提供して下さっていました。ありがたい♪


熊谷地蔵尊


道標を保存してくださっています!


あこがれる芝桜斜面♪


本当にいると思ってビックリしました(笑)


愛媛のお家はとても大きく立派で綺麗にされているお家が多かったです


三度栗大師


沢山の石標が見えた場所が延命寺でした。


石の橋


赤い橋


手水舎には笹が飾られていました


鐘楼


本堂


大師堂


昭和43年に枯れてしまった「いざり松」が展示されていました


有形文化財の建物がありました


多くの古い石道標がありました


ヘンロ小屋


道標に従って右へ 手のマークが分かりやすい♪


ひよけ大師


手の案内が飛び出しています!


生涯に280回もお遍路を歩かれた中務茂兵衛さんが建てた遍路石


信念の道標がありました!




通らなくても良いかもしれませんが・・歩き遍路道


これ以上進めない所で階段がありました


見覚えのある景色が現れました 浄水場?の横を通ります


民家のあるエリアに入ります お家に道標!


左の方向へ


戸川疎水公園に到着!綺麗なトイレも有ります






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歩き遍路 64番札所 ㊼ 2022 再びの錦札

2023年05月09日 | お遍路好き(菩提・愛媛)
64番札所 前神寺
一巡目ブログ

前神寺は約3.4kmの場所にあります。国道ではなく一本山側の道を進みます。
横峯寺の歩き遍路道で出会った男性お遍路さんに紹介してもらった前神寺の納経されている女性に会えるかドキドキでした。
すると、男性に見せてもらった写真に似た感じの方が参道をご高齢のお遍路さんと打ち合わせをするように歩いていらっしゃいました。
声を変えにくいけどどうしよう??と悩んでいると目が合いました。
勇気を出して声をかけてみるとその女性でした!
納経所にいらっしゃるとばかり思っていたので、想像とは違う場所だった事もありドキドキでした。
話が通じていたようで、笑顔で受け入れてくださいました。
この女性からは銀のお札をいただきました。そして、横にいらしたお遍路さんは先達大権現とあったかと思います。
挨拶をすると錦札を2枚くださいました。間違い??と思ったらいつもそうされているとのこと。
再びご本人からの錦札をいただくことが出来ました。
もう一枚はお遍路女子に再び会えたら渡そうと思いました。会えなかったらどなたか錦札を欲しい方がいたら渡そうと思いました。すると、私の住んでいる場所の近くの錦札があると言って納経所の女性がその札も差し出してくださいました。

錦札ってこうやって、次から次へと人の手に渡って何度も何度も四国八十八か所を巡り続けるのだと思いました。

笑顔でお別れし、一巡目はぎりぎりのお参りだったのでゆっくりお参り出来ませんでした。
ですので今回は広い境内をゆっくりお参りしました。
ここは本当にパワースポットという感じがするお寺です。
紹介された女性にもあえて、ゆっくりお参りもできて満足な気持ちでお寺を出ると、ベンチに先ほどの女性がいらっしゃいました。
私のこと待ってくださっていた様でした。「本当に丁寧にお参りされているんですね」と言われました。
確かに、今回は思いを残さないように丁寧にお参りしているかもしれないと言われて改めて思いました。
少しお話をした後、お別れしました。「念ずれば花ひらく」のお仲間が作られた、梵字や大師を模ったマグネットシートをよかったらとくださいました。遍路道で何度か見かけたものでした。
結局持ち帰りましたが、迷いそうな場所に道標がなかったら、これを残そうかなと思いました。
貴重な出会いがあって今回のお遍路がとても豊かなものになったと感謝の気持ちでいっぱいになりました。

泊まった宿で荷物を受けとり、チェックしていたお蕎麦屋さんに向かいます。
時間は12時を少し過ぎたところ。並んでもでも頂きたいと考えていましたが、既に本日蕎麦終わりの札がたっていました。
待っている人がいるので、聞いたところ、予約をしているそうでした。それでも並ぶのか・・。
ガックリ。。。人気店は要予約ですね。
お昼をいただこう思っていたお腹はペコペコです。
変化の無い国道を歩き続け。。どこでも良いからお昼をいただこうと考え、歩いていると。
和食屋さんが見えて来ました。和風彩館 季の屋 西条店とあります。
膳や定食が中心のようでしたがリーズナブルなものもあり、ここでお昼を頂くことにしました。
お蕎麦を考えていた流れから天ぷらうどんをいただきました。
やはり、なんとなくお遍路さんは浮く感じがします。。みなさんお昼はどうされているのかな?
私はほとんどの場合、早い時間の夕食を考えて食べない事が多いです。

お隣のご婦人二人がなんとなくざわついています。。。申し訳ない。
食事を終えたお二人のうちのお一人が声をかけて下さいました。
一国巡りで歩き遍路をしていることを話すと、用意していなかったのでこんな形でごんなさいねとナプキンに包んだものを差し出されました。
いえいえ・・いただけませんとやはり、一度は断ってしまいます。
そして、結局は有難くいただきました。つぎのお寺でこの方の幸せをお祈りしようと思いました。
そして、お礼用に用意していたお札を渡すと喜んでいただけました。
大洲の方からいらしていた方でした。
別格もお参りしていることを伝え、十夜ヶ橋もお参りしたことを伝えました。
たまたま目に入り入ったお店での出逢い。偶然は必然という事なのでしょうか??

宿まで約12kmの道のりです。お腹もいっぱいになって元気に出発しました。
ここ伊予西条はお水の街といった印象で一巡目ではそのおいしさや綺麗さに感動した覚えがあります。
宿に向かう途中にも「うちぬきの水」といってい井戸のスタイルで頂く事が出来る水場がありました。
よく見るとポンプ屋さんが提供してくださっているようでした。
途中から国道ではなく山側へ一本内側の道を通ります。
その道には西原大地蔵、六地蔵接待堂跡などがありました。
この後も国道の一本内側の道を進んで行きました。
宿はビジネスホテルMISORAさんです。歩き遍路的にはこの辺りではここしかないといった場所です。
私の他にもお遍路さんが利用していて、夜の買い出しに出られる方とすれ違ったりしました。
朝食の卵焼きが名物のようでした。美味しかったです♪

道標に従って右の方へ


石鎚神社が現れます。鳥居外からペコリ


そして前神寺へ


吉祥寺に続き「念ずれば花ひらく」の石碑がありました。


奥の深いお寺です


鐘楼


御滝不動尊 


本堂


大師堂


綺麗なトンボがいました




加茂川を渡る橋の上にお祭りの屋台のオブジェがありました


ぽんぷ屋さんが提供して下さっている 伊予西条のお水


西原大地蔵


つづいて六地蔵接待堂跡の六地蔵


同じ場所に弘法大師が祀られていました


このように国道の一本内側の道が旧街道で遍路道でした


歩き遍路さん御用達のMISORAさん


名物のたまごやき朝食♪おいしかった♡

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歩き遍路 63番札所 ㊼ 2022 今回もトライ成就石  

2023年05月08日 | お遍路好き(菩提・愛媛)
63番札所 吉祥寺
一巡目ブログ

次の吉祥寺までは約1.5kmの道のりで国道を進むと到着します。
なにやら屋根を修理するらしくお寺は忙しい雰囲気に包まれていました。
その様子を横目にお参りし、「くぐり吉祥天女」や「成就石」もしっかりトライしました。
「成就石」は今回はかなり惜しい感じでした♪
もう少し、恥ずかしいという気持ちを捨ててトライできたら良いなと少々反省しました。
大師堂の横に横峰寺で出逢った男性から頂いた「念ずれば花ひらく」の石碑がありました。
この言葉は坂村真民という祈りの詩人とい言われる方の言葉でした。
生まれは熊本とのことですが、愛媛県伊予郡砥部町で最期を迎えられたそうです。
長く住まわれたこの場所に記念館があるようです。次の機会に是非立ち寄りたいです。

ゆっくりお寺を拝観していると、子供に「人数分鐘をついてきて」と大人数でお参りの家族が現れ、賑やかになってきたお寺を後にしました。

国道側のこの入口は車用のようです


三門


鐘楼


本堂


大師堂


手水舎の龍 迫力がありました


成就石


お迎え大師


念ずれば花ひらく


巡りゆく思い 高い場所は石鎚の峰 〇はこのお寺


悪いことをしていると頭が挟まれる??それは83番札所

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歩き遍路 62番札所 ㊼ 2022 そよ風が流れる空気感 

2023年05月06日 | お遍路好き(菩提・愛媛)
62番札所 宝寿寺
一巡目ブログ

爽やかな朝を迎え、朝日を感じながら美味しい朝食をいただきました。
昨日バスに乗ったところまで戻り、その場所からのスタートです。
再び、この宿の前を通ることから大きな荷物を預かっていただきました。

一巡目の時は問題のお寺でした。その後、他のお寺で代わりに納経してもらえるスタイルになり、
かなり高い拝観料でこのお寺の納経も可能だったようです。
今は、新たにお寺を管理する方が決まったようで、通常のスタイルでお参りする事もでき、納経も出来ました。
迫力ある納経の文字も納経所も変わらずでした。お気に入りの観音様の石像も健在でした♪(トップ写真)
ただ、こちらの気の持ちようかもしれませんが、明るい雰囲気だった気がします。
香場には風鈴が飾られていたり、厄捨て場なるものがあったり、お寺の雰囲気も変わっていました。
無事にお参りできて良かった。

国道沿いに石標があり、お寺の場所が分かりました


開かれた62番札所宝寿寺


本堂


大師堂


常香炉場


天井に風鈴が♡


厄捨て場なる場所が!


私も早速! 見事に割れました♪
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歩き遍路 61番札所 ㊻ 2022 峠越え有りの香園寺への遍路道 

2023年05月05日 | お遍路好き(菩提・愛媛)
61番札所 香園寺
一巡目ブログ

バス停へと向かう道と同じですが、分かれ道でバス停へは登りますが、歩き遍路は下るルートとなります。
これだけ登ったのだから、降りるだけだろうと思ったのですが、峠越えがありました。。
なので、思ったよりも時間がかかった記憶があります。
歩き遍路道から車道に出てきた時には放し飼いの鶏??が野生??の鶏が向かってくるハプニングもあり思い出に残る遍路道となりました。
途中、杖が置いてある遍路道の道標がありましたが、上り坂になっていたこともあり、車道と通ることに。
また再び道標が現れたのですが、少し迷ってしまったので、また車道に復帰して、単純な方法でお寺に向かうことにしました。

前回は、温泉宿のマイクロバスで送っていただき楽々到着したお寺です。
近代的なお堂は相変わらず迫力がありました。本当に大きいです。
夕方だった事もあり、静かな境内を落ち着いた気持ちでお参りしました。
香園寺は、聖徳太子の開基という古刹お寺です。
安産祈願、子授け祈願、無事成育祈願のお寺だったので、姪っ子に子供が生まれることから安産を特にお祈りしました。
納経所へ行くと、「横峯寺にはお参りしたんですね。無事にお参りされてよかった」と言っていただきました。
ほぼ歩きの時に先に香園寺をお参りした方が良いというアドバイスを話している人がいたのですが、そういったルートを選ばれる人が多いのかもしれません。

本日の宿に向かいます。宿選びはとても悩みました。いけたら歩く、遅くなるようだったら電車を利用して次の日、また乗った駅からスタートする計画で64番札所の前神寺近くの「湯の谷温泉」にしました。
香園寺の近くだと旅館小松が有名でしたが、どうもこの時は休業中だったようです。結果、この選択で正解だったようです。
しかしながら、電車のタイミングが悪く、調べてみるとバスという選択がありました。
バス停のスタイルはロータリーになっていて様々な方向、高速バスなど路線バスだけでなく少々難しいバス停でしたが、
一々確認して、4台目ぐらいにやっと乗ることが出来ました。

宿には温泉があり、地元の方にも親しまれる温泉場のようでした。
お部屋も古民家カフェのうな可愛さもあり、居心地の良い宿でした。
食事も美味しく、地酒の飲比べがあったので、一つ心配だった横峯寺をお参りできた事もあり、独り乾杯しました。

ちょっと記念写真♪


高い場所に居ると実感!


急な下りもありました


綺麗なスミレが咲いていました。


少々ワイルドな遍路道


山並みが美しい


下ったかと思えば登ります


気持ちの良い遍路道


ウラジロロード


近代的な歩き遍路道


海が見えて来ました!


鶏が向かってきます!


通り過ぎて、振り返るの図 特徴的な鶏です


見上げると美しい空


こちらの遍路道は疲れてしまっていてスルーしました


近代的だけど伝統を感じる堂内


宿までバスで移動しました


湯の谷温泉


古民家カフェ風の温泉宿でした


突当りのお部屋でした


夕食


地酒の飲み比べ♪
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