MINの目

MINの目が見つけた事柄をつれづれなるままに綴ります

歩き遍路 讃岐 2巡目[55] 2023 別格17番 大きな池のそばで

2024年04月11日 | お遍路好き(涅槃・香川)
神野寺

折角なので善通寺の本堂をお参りしてから大門より別格17番を目指します。
大門から真っすぐ本堂が見えるのでこの門がメインの門かもしれません。
88か所のお参りの場合は赤門を抜けて進むことになります。
なので大門を出て進むとすぐに通り沿いに住むおじさんが道を間違えていることを教えに出て来てくれました。
別格17番のまんのう池の方まで行く事を伝えると驚いて、応援してくれました。
よく間違えるお遍路さんを見かけるそうです。お寺までは13km、中間に琴平の町があります。
こちらに宿を決めて大きな荷物を預けて身軽になって進みます。

大門から真っすぐ広い通りを進むと左に曲がるポイントの手前に自衛隊の車両が出入りしていました。
自衛隊の方に敬礼すると敬礼してくれるとの話を聞いた事があるので出ていく車両に対してちょっと試してみました。
すると敬礼を返してくれました!

ホントだった!!

その先では、敬礼していないのにいきなり敬礼して下さる隊員さんが!遅れて敬礼しました!!
お遍路さんだったからかな??

大きな陸軍の駐屯地のようです。昔ながらの美しいレンガ造りの建物も大切に使われていました。
乃木館(陸上自衛隊 善通寺駐屯地資料館)という資料館あるようでした。
私が通った学校も乃木将軍に纏わる場所にある学校だったのでとても気になる資料館でした。
乃木さんってどんだけ活躍した人なのか!もっと詳しく知りたくなりました。
こんな発見が歩き遍路の楽しみの一つです。

先を急ぎます!土讃線沿いを進むと琴平に到着します。
さすが!金刀比羅宮!平日なのにめちゃめちゃ賑わってる!!
宿は金刀比羅宮の参道手前にある宿にしました。チェックアウトで忙しい中、快く荷物を預かっていただきました。感謝💗
神社の方向を見ながら時間があったらお参りしよう!と決めて別格17番の神野寺へ出発しました。
琴平の町中を抜けると静かな住宅地を抜けて進みました。
ずっと平地でしたが、まんのう池への道は上り坂でした。
私はまたもや車の案内看板を見て車道を進みましたが、公園へ入って行く道があるので、そちらの方が歩き遍路らしい道かもしれません。
帰りはこちらの道を利用しました。
お寺の横にはまんのう池という大きな池があります。何度も崩れた池を空海さんが修復したと言われる池で龍が住んでいる池との事。
そのほとりに建つお寺は静かで穏やかな気持ちになるお寺でした。
少し上がった所には池を見守るお大師様の像がありました。
お遍路の道順とは少し離れた場所にあったのでどのようにアクセスするか悩んだお寺でしたが、無事にお参り出来て良かったです。
池は観光地でもあるのか、大きな駐車場があり、その奥にうどん屋さんがある様で寄ってみる事にしました。

どうもヤーコンをウリにしているようだったので、ヤーコン入りのおうどんにヤーコン入りコロッケを注文しました♪
ところで、ヤーコンとは・・聞いたことがありましたが、詳しくは知りませんでした。
南米アンデス高地原産のキク科の根菜でさつまいものような見た目ですが、じゃがいもやさつまいものようなでんぷん質はほぼ含まれていないそうです。
人に必要なミネラルのカリウムを含んでいるので塩分のとりすぎを調節してくれるとのこと!
健康うどんなんですね♪美味しく頂きました。

いつも時間に追われてお昼を食べる事は稀なのですが、ゆっくり出来ました。

この後は、宿に戻るだけで時間があれば金毘羅さんにお参り出来たら良いなというのんびりムードで宿へ。
途中、庭を手入れしている女性とお話をすることも出来て楽しい帰り道でした。

チェックインを済ませて金毘羅さんに行ってみようとフロントに相談すると、2時間はかかるとの事でした!
一度観光でお参りした事があったのですが、1時間ぐらい行けると思っていたのですが、本堂までで2時間だそうで諦めてしまいました。
隣に金陵という美味しいと感じた日本酒の酒蔵があったのでそちらへと思ったのですが、資料館は終了。
もう少し調べておけばよかったですが、お土産のお酒を購入する事がギリギリできたのでヨシとしました。

大門から出発です♪


敬礼を返してもらった!


煉瓦造りが美しい駐屯地(旧陸軍第11師団兵器庫)


ゆうゆうロードの歩道の車止めは砲弾!!型!


善通寺駐屯地資料館が奥に見えました


アンパンマン列車!


美味しかった金陵の酒蔵所


美しい橋が見えました(若木宮)


一般のお家??


静かな住宅地を進みます


弘法大師が満濃池修復のために滞在した場所に碑がありました


歩き遍路さんは左の公園の遊歩道がお勧めです


神野寺の門


境内の様子


本堂


まんのう池を見守るお大師さま


満濃池


にゃんこがのんびり


池のほとりのうどん屋さんでヤーコンうどん♪


素敵な柄の鳥さんがいました。グロセキレイ?


ガス灯型サインポール?!









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歩き遍路 讃岐 2巡目[54]2023 75番札所 空海さんの産湯に使った井戸があるお寺

2024年04月04日 | お遍路好き(涅槃・香川)
善通寺
一巡目ブログ

本日最後のお寺、そして宿坊を予約しています!

地図と睨めっこするもちょと違っている気がする・・とにかくつけば良いではないかと行った感じで進みます。
おばちゃまたちが楽しげに話していたので、道を確認するとあと1分で着くよと本堂と大師堂の位置関係を教えてくれました!
お恥ずかしいほど近い場所でしたが、交流が出来て嬉しかったです♪
この1分間の道には車庫と軽トラの上を利用した気になる竹細工のお店や今回は絶対買いたいと思っていたカタパン屋さんがありました。
15時の時点でカタパンは残念ながら売り切れでした・・。開店の時間を聞きましたが、既に出発していないといけない時間でした。
思い残し・・また来るか!←これがお遍路にまた来てしまう要因の一つ・・。

お大師様、またおいでと言っている??

以前はお祭りで門が見えなかったのですが今回は見ることができました。
屋台はあったのでお祭りが近いのか、いつでもあるのか??どんな日にオープンするのか逆に気になりました。
本堂と大師堂の境内は道を挟んで向かいにあります。
こちらも手水舎にはお花が活けてありました。気持ちが明るくなります♪
そして本堂の薬師如来坐像は迫力があって、いつまでも堂内に佇んでしまいました。
とにかく広い境内で、楠もありえないほど大きい。

道を挟んで反対側にある大師堂へ向かいます。
大師堂の境内に入る前には廿日橋という石橋を渡ります。
西院と呼ばれる大師堂側には、宝物館やお大師さまが御誕生された時の産湯の井戸があり、見どころがいっぱいです。
こちらの境内も広く宿坊もこちら側にあります。
お参りをして納経も済ませ、宿坊へ向かいます。
チェックインをして楽しみにしていた大浴場に向かうと雨が降り出していることに気が付きました。
この日は雨が降る予報で、捨身が嶽も心配していたのですが、お参りを済ませて宿坊に入った所で良かったと感謝の気持ちで大浴場へ向かいました。
大浴場は大師の里湯温泉という温泉のようで温まりました。今思えばお大師様の産湯と同じお湯かななどと思い返したりしています。
3階建ての立派な宿坊です。
部屋はシンプルですが清潔感があって良かったです。
私は残念ながら境内側では無く町側の部屋でしたが、食堂の窓からは境内臨むことが出来、小鉢が沢山あって美味しい精進料理を頂きました。
お大師様誕生1250年の記念の年に泊まることが出来たのはとても幸せなことと感じました。

朝のお勤めもあり、お勤めの後には御影堂の地下、約100メートルの通路をめぐる「戒壇めぐり」をすることが出来ました。
その後、朝食を頂き、朝の境内を散策しました。

祖谷寺から曼荼羅寺への遍路道で迷っていた青年のお遍路さんが泊まりたかったけど予約をいれられなかったと言っていたので
さぞかし混んでいるんだろうと思っていましたが、研修のお坊さんの集まりの他は一般宿泊者は数組でした。。
567のせいなのか、当日や近々の急な予約は受け入れていないのかもしれないと感じました。
今は緩和されているかもしれませんが、宿坊にかかわらず、泊まりたい宿がある場合には早めの予約をした方が良いかもしれません。

昔を感じる建物


竹細工の軽トラ店舗


可愛い面々


カタパン屋さん♪


残念ながら売り切れ(´;ω;`)ウッ…


本堂側の参道


東院(本堂側)山門


東院境内


鐘楼堂


五重塔


手水舎と本堂


迫力の楠


大師堂のある西院へ


夏、廿日橋から見える池には蓮の花で彩られるのだろうな~


お大師様誕生の絵が飾られています


鐘楼(西院)


大師堂


宿坊


食堂からは境内を臨めます
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歩き遍路 讃岐 2巡目[54]2023 74番札所 うさぎが守るお寺

2024年04月01日 | お遍路好き(涅槃・香川)
甲山寺
一巡目ブログ

甲山寺への道はほぼ歩きの時も歩いたはずなのに意外と覚えていませんでした。道標頼りで進みます。
川に沿って進むとお寺が現れます。
今回は山門から入りたいと思っていたので、そのまま少し進むと川の対岸に海外のお遍路さんがいました。
間違えているのかな??気にしてみていると、笑顔で手を振ってくれました。大丈夫そう。

立派な山門をくぐり境内へ
こちらの手水舎にも綺麗にお花が活けていてありました。
お釈迦様の誕生を祝うお花まつりで71番から77番までのお寺が参加しているイベントと知りました。

このお寺も印象的で覚えているお寺でした。
小山にお堂が高さを変えて立体的に建っています。
このお寺は甲山寺のうさぎといって薬師如来の脇仏の月光菩薩の左手に持った月から飛び出したと言われるうさぎの逸話があるそうです。
14羽のうさぎ瓦が守っているとの事。
納経所に行くと可愛いうさぎの守りが三宝いっぱいに入っていました。
聞くとリボンにお願い事を書いて手水舎の横の親子うさぎ(トップ写真)のところに結んで下さいとの事でした。
うさぎ年の母の幸せを祈って、お守りの紐とリボンの色を合わせて納めさせて頂きました。

本日宿泊予定の75番札所の善通寺に向かいます!

香川らしい小麦畑の中を歩きました


お寺ももう近い川沿いの道


歩き遍路で最初に現れる門


少し歩いて山門から入りました


本堂への手前にも門がありました


花がで彩られた手水舎


境内の様子


鐘楼


立体的な境内


本堂


大師堂


毘沙門天尊


可愛らしいお守りが!(一緒に頂けるリボンにお願い事を書いてうさぎの親子に奉納します)

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