とりあえず、記事だけ載せておく。詳しくは後で書くつもり。
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南朝鮮政府が朝鮮に離散家族の再会を呼びかけたことに対して、
祖国平和統一委員会(祖平統)の書記局は9日、
板門店を通じて南朝鮮の統一省に通知文を送った。朝鮮中央通信が伝えた。
通知文は、朝鮮は新年を契機に北南関係の改善に関する
原則的な立場を明らかにし、その実践的意志を見せたが、
南側が朝鮮の誠意ある努力とは相反して年明けから
戦争演習を行ったことについて指摘。
南側の従来の対決的な姿勢が
根本的に変わっていないと遺憾の意を表明した。
通知文は、「旧正月(今月31日)を契機に離散家族・
親戚の再会を行おうとした南側の提議が、北南関係改善のための
善意から発したものなら良いことだと思う」と指摘した。
一方、通知文は「南側で近く大規模の合同軍事演習が行われるのに、
銃弾や砲弾が飛び交う中で離散家族・親戚の再会を心おきなく行えるのか」と指摘し、
「しかも正月は季節的にも、時間的にも考慮されると思う」とし、
「南側で他のことがなく、朝鮮の提案も同時に協議する意思があるならば、
良い季節に対座することができるだろう」と強調した。
http://chosonsinbo.com/jp/2014/01/0115tongsin/
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朝鮮国防委員会の「重大提案」(16日)に対し、
南朝鮮当局は即座に否定的な立場を示した。
朴槿恵大統領は北の提案を「偽装平和攻勢」と断定し、
軍事挑発に対応する万全の安保体制を整えるよう関係閣僚に指示した
▼金正恩第1書記は新年の辞で、北南関係改善のための
雰囲気作りを提案、誹謗中傷をやめる時であり、
和解と団結をこれ以上阻害してはならないと指摘した。
しかし、朴大統領は離散家族再会を提案する反面、
「北の急変事態」に備えた軍事演習を強行しようとしている。
言動が矛盾している。
▼北は「重大提案」で、朝鮮西海5島を含む地上、
海上、空中で相手を刺激するすべての行為を中止すること
を強く求め、その実現のために実践的な行動を先に見せると表明した。
南は真に対話の枠組み作りを望むのであれば、
北の提案を真しに受け止めるべきだが、
米国との合同軍事演習を予定通り行う強硬姿勢で応えた。
▼米南合同軍事演習は有事の上陸作戦、
「平壌占領」まで想定した訓練が含まれるなど、
内容が年々エスカレートしている。
今回は1989年「チームスピリット」以来の最大規模とされる。
朝鮮半島で分断と緊張を固定化させる米国の野心が伺える
▼同族と手を取り合うのか、外部勢力と結託する道を突き進むのか
、北の提案は南に選択を迫っている。「自主的平和統一」「わが民族同士」。
北南間で何度も確認された大原則を忘れてはならない。
http://chosonsinbo.com/jp/2014/01/0120th/
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私は前の記事で、中南米を例にして、
自らと異なる政治体制の国のために粉骨砕身することが
日本の政府や左翼にできるのかと問いかけた。
上の記事は朝鮮新報から引用したものだが、
これを読むだけでも北朝鮮にとって国境付近の軍事演習は
相当プレッシャーになっていることが容易に想像できる。
当然だ。東京の占領を想定した軍事演習が
北海道や沖縄の近海で行われたらどう思う?
よく想像してほしい。
このことを真剣に憂慮し、アメリカと韓国に
演習をやめるよう問いかけた者がいただろうか?
また、少なくとも外交上では北朝鮮は他国と
対話の姿勢を見せていることもまた多くの
日本人は知らないのではないだろうか?
あるいは知らされても「援助金ほしさのパフォーマンス」
と決めつけて無視してはいないだろうか?
次回、この件に関する日本の左翼の反応に対して
言及したいと思う。
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南朝鮮政府が朝鮮に離散家族の再会を呼びかけたことに対して、
祖国平和統一委員会(祖平統)の書記局は9日、
板門店を通じて南朝鮮の統一省に通知文を送った。朝鮮中央通信が伝えた。
通知文は、朝鮮は新年を契機に北南関係の改善に関する
原則的な立場を明らかにし、その実践的意志を見せたが、
南側が朝鮮の誠意ある努力とは相反して年明けから
戦争演習を行ったことについて指摘。
南側の従来の対決的な姿勢が
根本的に変わっていないと遺憾の意を表明した。
通知文は、「旧正月(今月31日)を契機に離散家族・
親戚の再会を行おうとした南側の提議が、北南関係改善のための
善意から発したものなら良いことだと思う」と指摘した。
一方、通知文は「南側で近く大規模の合同軍事演習が行われるのに、
銃弾や砲弾が飛び交う中で離散家族・親戚の再会を心おきなく行えるのか」と指摘し、
「しかも正月は季節的にも、時間的にも考慮されると思う」とし、
「南側で他のことがなく、朝鮮の提案も同時に協議する意思があるならば、
良い季節に対座することができるだろう」と強調した。
http://chosonsinbo.com/jp/2014/01/0115tongsin/
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朝鮮国防委員会の「重大提案」(16日)に対し、
南朝鮮当局は即座に否定的な立場を示した。
朴槿恵大統領は北の提案を「偽装平和攻勢」と断定し、
軍事挑発に対応する万全の安保体制を整えるよう関係閣僚に指示した
▼金正恩第1書記は新年の辞で、北南関係改善のための
雰囲気作りを提案、誹謗中傷をやめる時であり、
和解と団結をこれ以上阻害してはならないと指摘した。
しかし、朴大統領は離散家族再会を提案する反面、
「北の急変事態」に備えた軍事演習を強行しようとしている。
言動が矛盾している。
▼北は「重大提案」で、朝鮮西海5島を含む地上、
海上、空中で相手を刺激するすべての行為を中止すること
を強く求め、その実現のために実践的な行動を先に見せると表明した。
南は真に対話の枠組み作りを望むのであれば、
北の提案を真しに受け止めるべきだが、
米国との合同軍事演習を予定通り行う強硬姿勢で応えた。
▼米南合同軍事演習は有事の上陸作戦、
「平壌占領」まで想定した訓練が含まれるなど、
内容が年々エスカレートしている。
今回は1989年「チームスピリット」以来の最大規模とされる。
朝鮮半島で分断と緊張を固定化させる米国の野心が伺える
▼同族と手を取り合うのか、外部勢力と結託する道を突き進むのか
、北の提案は南に選択を迫っている。「自主的平和統一」「わが民族同士」。
北南間で何度も確認された大原則を忘れてはならない。
http://chosonsinbo.com/jp/2014/01/0120th/
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私は前の記事で、中南米を例にして、
自らと異なる政治体制の国のために粉骨砕身することが
日本の政府や左翼にできるのかと問いかけた。
上の記事は朝鮮新報から引用したものだが、
これを読むだけでも北朝鮮にとって国境付近の軍事演習は
相当プレッシャーになっていることが容易に想像できる。
当然だ。東京の占領を想定した軍事演習が
北海道や沖縄の近海で行われたらどう思う?
よく想像してほしい。
このことを真剣に憂慮し、アメリカと韓国に
演習をやめるよう問いかけた者がいただろうか?
また、少なくとも外交上では北朝鮮は他国と
対話の姿勢を見せていることもまた多くの
日本人は知らないのではないだろうか?
あるいは知らされても「援助金ほしさのパフォーマンス」
と決めつけて無視してはいないだろうか?
次回、この件に関する日本の左翼の反応に対して
言及したいと思う。