時事解説「ディストピア」

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都知事選結果について

2014-02-09 23:22:03 | 日本政治
メディアのバックアップもあって、案の定、舛添氏が当選した。

筆者は以前、当ブログで猪瀬統治時代の悪政っぷりを指摘した上で、
以上の都政は都議会与党である自民党の主導のもと行ったもので、
舛添氏に変わったところで、都議会与党が自民党である限り、
看板をすげ替えるだけにすぎず、路線は変わらないと書いた。


今後も都政は猪瀬時代、さらに言えば石原時代から
受け継がれた失敗するとわかっているプロジェクトへの投資、
一部建設会社しか得をしない公共事業の拡大、福祉の縮小、
君が代の強制およびそれに連なる大日本帝国の賛美の強制、
高校生への自衛隊入隊体験に象徴される戦争へむけての都民洗脳工作が
大々的に行われるだろう。まぁ都民が自ら選んだことだから知ったことではない。


朝日新聞の調べによれば、舛添氏の支持者は高齢者に多かったようだ。

投票者自体、異例の大雪で3割にも満たなかった、
あるいはメディアの舛添キャンペーンが強烈だったこともあるのだろうが、

高齢者医療制度(ざっくり言えば高齢者の医療負担増)を行った
舛添氏に投票するお年寄りっていったい・・・




選挙というのは選ぶ側が自発的に情報を調べ
問題解決の道を模索することでどうにか維持される
ものであり、
ただ何となくテレビや新聞の報道を眺めて投票所に向かい、
知名度の高い人間の名を書くだけでは機能しているとは言い難い



厳しいことを書いてしまったが、細川氏と宇都宮市の投票数を足すと
舛添氏とほぼ同数になる。メディアが意図的に同氏の負の面を隠した
ことを踏まえれば、反対層はそれなりにいるものだと思う。

今後は反保守・反右派・反舛添の人間が一致団結して
自民党の暴政に歯止めをかけていかなければならない。

都議会における野党最大党である共産党は
その責任がいよいよ増すことになるだろう。一層の努力を望むばかりである。