「習近平中国共産党中央総書記が打ち出した「4つの全面」戦略のうち、
最も喫緊かつ最も困難なのは「全面的な厳しい党内統治」である。
中国人民政治協商会議第12期全国委員会第3回会議に出席した
軍事科学院元副院長の劉継賢氏は次のような考えを示している。
全面的な厳しい党内統治を行うには、指導幹部というカギとなる少数をしっかりとつかみ、
指導幹部に対する全面的な管理と監督を法によって厳しく強化しなければならない。 」
(http://japanese.beijingreview.com.cn/yzds/txt/2015-03/20/content_678964.htm)
欧米の左翼も含める非欧米型国家批判では、この国は私利私欲にまみれた汚職役人の巣窟なのだと
自分たちの国のことを棚に上げて意気揚々と述べる著書が多い。
実際、汚職などはどこの国にも必ずある現象なので、
その部分だけをピックアップすれば、いくらでも本は書ける。
汚職が横行していることを理由に「だからアラブは、社会主義は間違っているのだ」と述べる
意見に対しては、アメリカやイギリス、フランスの汚職を事例に「だから民主主義はおかしいのだ」
とそっくりそのまま、同じやり方で言い返せることができる。
ましてや、米英仏の侵略トリオは中東・アフリカの再植民地化に勤しんでいるのだから、
全く汚職が存在しないと仮定してもなお、その邪悪さ、害悪にはお釣りがくる。
汚職を撲滅するのには、役人を監督する機関の設立が必要だが、
仮にこういう機関を設立したり、あるいは既存の検察機関を強化したりすると、
これ幸いにと「人間の自由を奪う中国!党が国を支配する地獄の国!」とまぁ、
こんなアホみたいなフレーズを嬉しそうに述べる輩が噴出するだろう。
かつて、松平定信の寛政の改革では、田沼意次の時代に定着した汚職政治を払拭するために、
かなり厳しい規制を役人だけでなく町民にも強いた。汚職があっても、自由だった昔が
懐かしいなという句すら読まれる有様だったが、汚職の対策というのは得てして、
個人の自由を制限することで達成される。ここに着目して、相手国の攻撃をする輩が
わらわらと出てくるのではないかと思われる。
最も喫緊かつ最も困難なのは「全面的な厳しい党内統治」である。
中国人民政治協商会議第12期全国委員会第3回会議に出席した
軍事科学院元副院長の劉継賢氏は次のような考えを示している。
全面的な厳しい党内統治を行うには、指導幹部というカギとなる少数をしっかりとつかみ、
指導幹部に対する全面的な管理と監督を法によって厳しく強化しなければならない。 」
(http://japanese.beijingreview.com.cn/yzds/txt/2015-03/20/content_678964.htm)
欧米の左翼も含める非欧米型国家批判では、この国は私利私欲にまみれた汚職役人の巣窟なのだと
自分たちの国のことを棚に上げて意気揚々と述べる著書が多い。
実際、汚職などはどこの国にも必ずある現象なので、
その部分だけをピックアップすれば、いくらでも本は書ける。
汚職が横行していることを理由に「だからアラブは、社会主義は間違っているのだ」と述べる
意見に対しては、アメリカやイギリス、フランスの汚職を事例に「だから民主主義はおかしいのだ」
とそっくりそのまま、同じやり方で言い返せることができる。
ましてや、米英仏の侵略トリオは中東・アフリカの再植民地化に勤しんでいるのだから、
全く汚職が存在しないと仮定してもなお、その邪悪さ、害悪にはお釣りがくる。
汚職を撲滅するのには、役人を監督する機関の設立が必要だが、
仮にこういう機関を設立したり、あるいは既存の検察機関を強化したりすると、
これ幸いにと「人間の自由を奪う中国!党が国を支配する地獄の国!」とまぁ、
こんなアホみたいなフレーズを嬉しそうに述べる輩が噴出するだろう。
かつて、松平定信の寛政の改革では、田沼意次の時代に定着した汚職政治を払拭するために、
かなり厳しい規制を役人だけでなく町民にも強いた。汚職があっても、自由だった昔が
懐かしいなという句すら読まれる有様だったが、汚職の対策というのは得てして、
個人の自由を制限することで達成される。ここに着目して、相手国の攻撃をする輩が
わらわらと出てくるのではないかと思われる。