世界最大のテロ支援国家サウジアラビアがようやく国連に非難されるようになった。
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イスナー通信によりますと、国連のパン事務総長は、
2日木曜、報告の中で、サウジアラビアが率いる連合軍のイエメン攻撃を強く批判し、
イエメンの多数の子供たちが死亡している責任は、彼らにあるとしました。
パン事務総長は、
「この連合軍は、戦争の中で子供の権利を無視する勢力のブラックリストに入った」
と語りました。
さらに、「イエメンでの衝突の拡大により、子供に対する暴力が恐ろしく増加している」と強調しました。
また、「サウジアラビア連合軍は、イエメンの学校や病院に対する軍事攻撃の責任を負っている」としました。
サウジアラビアは、中東の一部のアラブ諸国と連合し、
アメリカの支援を得て、ハーディ元大統領を復権させるため、
2015年3月からイエメンに対する大規模な攻撃を開始しました。
この攻撃により、これまでに数百人の女性や子供を含むイエメン人数千人が死傷した他、
数万人が住む家を失い、インフラ、サービス、医療施設に深刻な被害が出ています。
http://parstoday.com/ja/news/middle_east-i9676
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イエメン侵攻は当初、大統領を追放したフーシ派に対する批判が多くなされた。
例えば、人権団体アムネスティ・インターナショナルも、フーシ派の人権侵害を強く責め、
同時期に行われていたサウジ軍による大規模な空爆は気にもとめていなかった。
事態が大きく変わるのは、半年以上経ってからの話である。
この頃になると誰の目にも暴力的なのはサウジ連合軍であることが明らかになってくる。
とはいえ、この半年間に流された民衆の血は数知れず、
正直、全てが終わった後に騒ぎ出すアムネスティには心底怒りがこみあげてくる。
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アメリカの議員が、世界でサウジアラビアがテロを拡大していることを認めました。
インターネットサイト、ザ・ヒルによりますと、アメリカの共和党と民主党の議員は
24日火曜、2001年の同時多発テロの遺族が参加した公聴会で、
サウジアラビアは世界でテロを拡大している国だとしました。
アメリカ下院のブラッド・シャーマン民主党議員は、この公聴会で、
「懸念すべき事柄とは、サウジアラビアの政府関係者が、
アメリカ政府に、9.11同時多発テロの犠牲者の訴追法案に対して、
彼らを擁護するよう求めているとともに、反対派に対する暴力と殺人を追求している
サウジのワッハーブ派の宣教師を支持していることだ」と語りました。
シャーマン議員はまた、
毎年、サウジアラビアは、テロの種をまく人物に対して、数億ドルをばら撒いているとしました。
共和党のテッド・ポー下院議員も、この公聴会で、
もしある国がアメリカ国内におけるテロを支援していることがわかれば、
犠牲者やその家族はその国を訴追する権利を持つべきだとしました。
アメリカ上院は5月17日、テロ支援者に対する正義法案という法案により
、同時多発テロの遺族がサウジアラビアに対する異議申し立てを行い、賠償を請求できるよう計画しています。
この法案は下院でも通過する必要性があります。
http://parstoday.com/ja/news/world-i9121
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最近、9.11同時多発テロの被害者や遺族が
サウジアラビア政府に対する提訴を行い、賠償請求をする法案が可決された。
あのテロのメンバー19人のうち15人はサウジ国籍、
加えてアルカイダを育てたのはサウード王家とワッハーブ派なのだから訴えられるのは当然だろう。
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サウジアラビア、地域のテロと部族主義の根源
サウジアラビアのムアリミ国連大使が、
同国はテロ対策と地域や世界の治安確立の用意があると主張しました。
キャラミー解説員
ムアリミ国連大使は、11日水曜、
「テロリズムの下図とイデオロギー」と題する国連安保理の会合で、
シリアやイラクのテロリストに資金援助を行い、テロリズムを拡散している自国の役割には注目せずに、
「イランは西アジアのテロの根源だ」と主張しました。
サウジの外交官の事実に反する主張の一方で、
同国はワッハーブ派、サラフィー主義の支持者であり、テロの養成とその世界各地への拡散の根源です。
ISIS、アルカイダ、タリバンといった様々なテログループの中には多くのサウジアラビア人がいます。
あらゆるテロ行為において、サウジの関与は完全に明らかです。
これに加えて、地域におけるサウジアラビアの計画された行動には、
過激派やテロリストへの支援の傘があり、
これに関してイスラエル、アメリカ、カタール、トルコと協力しています。
シリアやイラク、イエメンの一部におけるテロリストは、
サウジアラビアの資金、政治、思想面での支援を受け、活動しています。
サウジアラビアはテロの支援と平行して、地域で過激主義をあおっており、
すべての暴力の根源は、ワッハーブ派やサラフィー主義の思想の中で探るべきでしょう。
テロの元凶であるサウジアラビアは、イランをこの悪しき現象の支援で非難していますが、
イランこそテロの犠牲国であり、テロ対策において大きな被害をこうむってきました。
~中略~
イランのデフガーニー国連次席大使は、何よりもまず、
イスラム世界やそれ以外の世界の若者たちの中に憎悪や暴力を育てる
過激派やテロリズムのイデオロギーの源に対抗しなければならないとしています。
現在、暴力的な過激派が西アジアや世界の多くの国の治安にとって
最も深刻な問題となっていますが、サウジアラビアは思想や実践面でそれに直接関わっています。
ISIS、ヌスラ戦線、アルカイダ、タリバンは、サウジのワッハーブ派の思想から生まれたもので、
これらのグループはどれも、サウジの学校で教えられた思想によって、自らの計画を進めています。
サウジアラビアの政策は、様々なテログループを支持すると共に、
イラクなどの地域諸国の様々なグループを対立させようとする部族主義の元凶でもあります。
サウジアラビアの現在の政策は、イスラム世界に圧制を加えるものです。
様々なテログループへの支持やシオニスト政権イスラエルとの協力は、
サウジが主張している「暴力思想への対抗」という政策に反しています。
というのも、テロリズムとシオニスト政権はまさに暴力そのものだからです。
http://parstoday.com/ja/news/middle_east-i8164
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アルカイダやダーイシュ(IS)がシーア派教徒を集中的に攻撃する一方で
なぜかイスラエルに対しては全く攻撃を仕掛けないのは、以上のような背景があるためである。
なお、サウジがダーイシュを育てたということについては
未だに日本では認知度が低いので、合わせて次の記事も紹介する。
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CIAのゴーサインによりサウジアラビアが出現させたテロ組織ISIS
アメリカの複数のメディアが、
「テロ組織ISISはサウジによって育成され、CIAもこれを熟知」というタイトルの報告を、
トップニュースとして大々的に報じました。
キャラミー解説員
サウジアラビアの自白に関する報告は初めて、
イギリスの新聞フィナンシャルタイムズがアメリカのケリー国務長官に関する記事において発表し、
「サウジアラビアはケリー長官に対し、ISISはサウジによって育成されたこと、
これはCIA・アメリカ中央情報局にとっても周知の事実であることを伝えた」と報じました。
フィナンシャルタイムズによるこの報道以来、今度はアメリカの報道各社がこの内容を再度報じています。
サウジアラビアの関係者はまた、ケリー長官との会談で、
「アメリカが中東問題に干渉しているため、サウジアラビアはまず、
テロ組織アルカイダを、次いでISISの基盤を築いた」と語っています。
サウジアラビアの主張によれば、2003年のアメリカによるイラク攻撃により、
状況はイランにとって有利に転じ、イランに対する措置が講じられるべきだったということです。
アメリカ共和党の元連邦下院議員だったロン・ポール氏は、
ロン・ポール研究所のダニエル・マクアダムス理事との会談で、
「ISISを自ら育成したというサウジアラビアの自白は、必ずしも衝撃的なことではない」と語りました。
ロン・ポール氏によれば、
サウジアラビアはCIAへの通告なしにISISを出現させることはできなかったということです。
ロン・ポール氏はまた、
「CIAとアメリカ国防総省は、シリア危機の勃発により、
同国のアサド大統領を辞任させるお膳立てをしており、
まさにこのためにISISを必要としていた」と述べました。
ロン・ポール研究所のダニエル・マクアダムス理事も、
「ISISを立ち上げ、資金援助を行ったのはサウジだが、
ISISとアルカイダが国際舞台に台頭する必要な条件を整えたのはアメリカだ」と考えています。
マクアダムス理事によれば、この問題は中東への干渉というアメリカの政策が発端となっているということです。
サウジアラビアは、強硬派の1つ・ワッハーブ派の発祥地であることから、
過激派組織の形成に直接役割を果たしていますが、過激派はまた違った名称や方法により、
ワッハーブ派の思想を利用してその存在を宣言しています。
たとえば、サウジアラビアはテロ組織タリバンの結成に重要な役割を果たしていることが指摘できます。
タリバンは次第に、サウジアラビアの資金を利用して、
ワッハーブ派の思想の教育を開始し、過激派の新世代を育成しました。
ロン・ポール氏によれば、彼らはISISとなってテロリストの世界に入ってきたということです。
ISISの原始組織は、2003年のイラク占領と同時に、
「イラクとシャームのイスラム国」の発足を宣言しています。
その指導者は、アルカイダの過激な危険因子で現在収監中のアブーバクル・バグダーディですが、
彼はアメリカの口説きにより釈放されます。
イラクのバース党政権の崩壊により、バース党の幹部とISISの協力関係が成立し、
イラク政府は深刻な問題に直面することになります。
バース党をISISとの協力に誘導したのは、
まさにサウジアラビアとアメリカによる共同の政策の結果なのです。
さらに、2001年のアメリカ同時多発テロに関する報告の、
28ページにわたる部分の削除は、サウジアラビアがテロ支援に直接関与していることを裏付けています。
しかし、アメリカ政府はサウジアラビアとの協力関係を理由に、
同時多発テロにサウジが関与していた事実の公開に反対しています。
この報告書の削除された部分には、
CIAの名が直接あるいは間接的に述べられていると言われています。
このような措置は、サウジアラビアの同時多発テロへの関与、
CIAが地域におけるサウジの行動やテロ組織の結成を周知していたことが、
疑いのない事実であることを物語っています。
http://parstoday.com/ja/news/middle_east-i6799
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アメリカ政府高官が9.11に関与
(http://parstoday.com/ja/news/world-i6547)
CIA局長が、9.11テロ事件のサウジ関与に関する機密文書の公表に反対
(http://parstoday.com/ja/news/world-i7417)
サウジ王子の妻とアメリカ同時多発テロの容疑者との関連性が明らかに
(http://parstoday.com/ja/news/world-i7060)
サウジの9.11テロ事件への関与はアメリカ政府によって隠ぺいされている。
調査報告書のうち非公開とされた28ページの文書には
アメリカ政府高官やサイード王家がアルカイダとつながりがあることを示しているらしい。
現在、CIAを初めとした合衆国政府は文書を公開しまいと躍起になっているが、時間の問題だろう。
英国製の禁止されている兵器がイエメンとサウジアラビアの国境付近で見つかる
(http://jp.sputniknews.com/middle_east/20160523/2181450.html)
国連報告「米軍無人機 イエメン国内で『アルカイダ』以上に一般市民を殺害」
(http://jp.sputniknews.com/middle_east/20150915/900690.html)
シリア内戦にせよイエメン侵攻にせよ、米英仏侵略トリオはサウジを支持・支援し続けている。
少なくとも中東に目を移してみれば、平和を乱しているのは米英仏であり露中朝ではない。
にも関わらず、イランやロシアや北朝鮮は経済制裁を受ける一方で
米英仏はお咎めを受ける気配が一向にない。イランやロシアは軍隊をシリアに送っているが、
北朝鮮はどこの国にも軍を派遣していない(シリアに朝軍がいたという情報も一応はある)
本当にテロを支援している国が野放しになっている一方で、
ほぼ言いがかりに近い理由で彼らの敵国はペナルティを課せられている。
それはおかしいじゃないかという話だが、
残念ながらそのおかしさを積極的に指摘するメディアは稀有である。
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イスナー通信によりますと、国連のパン事務総長は、
2日木曜、報告の中で、サウジアラビアが率いる連合軍のイエメン攻撃を強く批判し、
イエメンの多数の子供たちが死亡している責任は、彼らにあるとしました。
パン事務総長は、
「この連合軍は、戦争の中で子供の権利を無視する勢力のブラックリストに入った」
と語りました。
さらに、「イエメンでの衝突の拡大により、子供に対する暴力が恐ろしく増加している」と強調しました。
また、「サウジアラビア連合軍は、イエメンの学校や病院に対する軍事攻撃の責任を負っている」としました。
サウジアラビアは、中東の一部のアラブ諸国と連合し、
アメリカの支援を得て、ハーディ元大統領を復権させるため、
2015年3月からイエメンに対する大規模な攻撃を開始しました。
この攻撃により、これまでに数百人の女性や子供を含むイエメン人数千人が死傷した他、
数万人が住む家を失い、インフラ、サービス、医療施設に深刻な被害が出ています。
http://parstoday.com/ja/news/middle_east-i9676
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イエメン侵攻は当初、大統領を追放したフーシ派に対する批判が多くなされた。
例えば、人権団体アムネスティ・インターナショナルも、フーシ派の人権侵害を強く責め、
同時期に行われていたサウジ軍による大規模な空爆は気にもとめていなかった。
事態が大きく変わるのは、半年以上経ってからの話である。
この頃になると誰の目にも暴力的なのはサウジ連合軍であることが明らかになってくる。
とはいえ、この半年間に流された民衆の血は数知れず、
正直、全てが終わった後に騒ぎ出すアムネスティには心底怒りがこみあげてくる。
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アメリカの議員が、世界でサウジアラビアがテロを拡大していることを認めました。
インターネットサイト、ザ・ヒルによりますと、アメリカの共和党と民主党の議員は
24日火曜、2001年の同時多発テロの遺族が参加した公聴会で、
サウジアラビアは世界でテロを拡大している国だとしました。
アメリカ下院のブラッド・シャーマン民主党議員は、この公聴会で、
「懸念すべき事柄とは、サウジアラビアの政府関係者が、
アメリカ政府に、9.11同時多発テロの犠牲者の訴追法案に対して、
彼らを擁護するよう求めているとともに、反対派に対する暴力と殺人を追求している
サウジのワッハーブ派の宣教師を支持していることだ」と語りました。
シャーマン議員はまた、
毎年、サウジアラビアは、テロの種をまく人物に対して、数億ドルをばら撒いているとしました。
共和党のテッド・ポー下院議員も、この公聴会で、
もしある国がアメリカ国内におけるテロを支援していることがわかれば、
犠牲者やその家族はその国を訴追する権利を持つべきだとしました。
アメリカ上院は5月17日、テロ支援者に対する正義法案という法案により
、同時多発テロの遺族がサウジアラビアに対する異議申し立てを行い、賠償を請求できるよう計画しています。
この法案は下院でも通過する必要性があります。
http://parstoday.com/ja/news/world-i9121
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最近、9.11同時多発テロの被害者や遺族が
サウジアラビア政府に対する提訴を行い、賠償請求をする法案が可決された。
あのテロのメンバー19人のうち15人はサウジ国籍、
加えてアルカイダを育てたのはサウード王家とワッハーブ派なのだから訴えられるのは当然だろう。
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サウジアラビア、地域のテロと部族主義の根源
サウジアラビアのムアリミ国連大使が、
同国はテロ対策と地域や世界の治安確立の用意があると主張しました。
キャラミー解説員
ムアリミ国連大使は、11日水曜、
「テロリズムの下図とイデオロギー」と題する国連安保理の会合で、
シリアやイラクのテロリストに資金援助を行い、テロリズムを拡散している自国の役割には注目せずに、
「イランは西アジアのテロの根源だ」と主張しました。
サウジの外交官の事実に反する主張の一方で、
同国はワッハーブ派、サラフィー主義の支持者であり、テロの養成とその世界各地への拡散の根源です。
ISIS、アルカイダ、タリバンといった様々なテログループの中には多くのサウジアラビア人がいます。
あらゆるテロ行為において、サウジの関与は完全に明らかです。
これに加えて、地域におけるサウジアラビアの計画された行動には、
過激派やテロリストへの支援の傘があり、
これに関してイスラエル、アメリカ、カタール、トルコと協力しています。
シリアやイラク、イエメンの一部におけるテロリストは、
サウジアラビアの資金、政治、思想面での支援を受け、活動しています。
サウジアラビアはテロの支援と平行して、地域で過激主義をあおっており、
すべての暴力の根源は、ワッハーブ派やサラフィー主義の思想の中で探るべきでしょう。
テロの元凶であるサウジアラビアは、イランをこの悪しき現象の支援で非難していますが、
イランこそテロの犠牲国であり、テロ対策において大きな被害をこうむってきました。
~中略~
イランのデフガーニー国連次席大使は、何よりもまず、
イスラム世界やそれ以外の世界の若者たちの中に憎悪や暴力を育てる
過激派やテロリズムのイデオロギーの源に対抗しなければならないとしています。
現在、暴力的な過激派が西アジアや世界の多くの国の治安にとって
最も深刻な問題となっていますが、サウジアラビアは思想や実践面でそれに直接関わっています。
ISIS、ヌスラ戦線、アルカイダ、タリバンは、サウジのワッハーブ派の思想から生まれたもので、
これらのグループはどれも、サウジの学校で教えられた思想によって、自らの計画を進めています。
サウジアラビアの政策は、様々なテログループを支持すると共に、
イラクなどの地域諸国の様々なグループを対立させようとする部族主義の元凶でもあります。
サウジアラビアの現在の政策は、イスラム世界に圧制を加えるものです。
様々なテログループへの支持やシオニスト政権イスラエルとの協力は、
サウジが主張している「暴力思想への対抗」という政策に反しています。
というのも、テロリズムとシオニスト政権はまさに暴力そのものだからです。
http://parstoday.com/ja/news/middle_east-i8164
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アルカイダやダーイシュ(IS)がシーア派教徒を集中的に攻撃する一方で
なぜかイスラエルに対しては全く攻撃を仕掛けないのは、以上のような背景があるためである。
なお、サウジがダーイシュを育てたということについては
未だに日本では認知度が低いので、合わせて次の記事も紹介する。
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CIAのゴーサインによりサウジアラビアが出現させたテロ組織ISIS
アメリカの複数のメディアが、
「テロ組織ISISはサウジによって育成され、CIAもこれを熟知」というタイトルの報告を、
トップニュースとして大々的に報じました。
キャラミー解説員
サウジアラビアの自白に関する報告は初めて、
イギリスの新聞フィナンシャルタイムズがアメリカのケリー国務長官に関する記事において発表し、
「サウジアラビアはケリー長官に対し、ISISはサウジによって育成されたこと、
これはCIA・アメリカ中央情報局にとっても周知の事実であることを伝えた」と報じました。
フィナンシャルタイムズによるこの報道以来、今度はアメリカの報道各社がこの内容を再度報じています。
サウジアラビアの関係者はまた、ケリー長官との会談で、
「アメリカが中東問題に干渉しているため、サウジアラビアはまず、
テロ組織アルカイダを、次いでISISの基盤を築いた」と語っています。
サウジアラビアの主張によれば、2003年のアメリカによるイラク攻撃により、
状況はイランにとって有利に転じ、イランに対する措置が講じられるべきだったということです。
アメリカ共和党の元連邦下院議員だったロン・ポール氏は、
ロン・ポール研究所のダニエル・マクアダムス理事との会談で、
「ISISを自ら育成したというサウジアラビアの自白は、必ずしも衝撃的なことではない」と語りました。
ロン・ポール氏によれば、
サウジアラビアはCIAへの通告なしにISISを出現させることはできなかったということです。
ロン・ポール氏はまた、
「CIAとアメリカ国防総省は、シリア危機の勃発により、
同国のアサド大統領を辞任させるお膳立てをしており、
まさにこのためにISISを必要としていた」と述べました。
ロン・ポール研究所のダニエル・マクアダムス理事も、
「ISISを立ち上げ、資金援助を行ったのはサウジだが、
ISISとアルカイダが国際舞台に台頭する必要な条件を整えたのはアメリカだ」と考えています。
マクアダムス理事によれば、この問題は中東への干渉というアメリカの政策が発端となっているということです。
サウジアラビアは、強硬派の1つ・ワッハーブ派の発祥地であることから、
過激派組織の形成に直接役割を果たしていますが、過激派はまた違った名称や方法により、
ワッハーブ派の思想を利用してその存在を宣言しています。
たとえば、サウジアラビアはテロ組織タリバンの結成に重要な役割を果たしていることが指摘できます。
タリバンは次第に、サウジアラビアの資金を利用して、
ワッハーブ派の思想の教育を開始し、過激派の新世代を育成しました。
ロン・ポール氏によれば、彼らはISISとなってテロリストの世界に入ってきたということです。
ISISの原始組織は、2003年のイラク占領と同時に、
「イラクとシャームのイスラム国」の発足を宣言しています。
その指導者は、アルカイダの過激な危険因子で現在収監中のアブーバクル・バグダーディですが、
彼はアメリカの口説きにより釈放されます。
イラクのバース党政権の崩壊により、バース党の幹部とISISの協力関係が成立し、
イラク政府は深刻な問題に直面することになります。
バース党をISISとの協力に誘導したのは、
まさにサウジアラビアとアメリカによる共同の政策の結果なのです。
さらに、2001年のアメリカ同時多発テロに関する報告の、
28ページにわたる部分の削除は、サウジアラビアがテロ支援に直接関与していることを裏付けています。
しかし、アメリカ政府はサウジアラビアとの協力関係を理由に、
同時多発テロにサウジが関与していた事実の公開に反対しています。
この報告書の削除された部分には、
CIAの名が直接あるいは間接的に述べられていると言われています。
このような措置は、サウジアラビアの同時多発テロへの関与、
CIAが地域におけるサウジの行動やテロ組織の結成を周知していたことが、
疑いのない事実であることを物語っています。
http://parstoday.com/ja/news/middle_east-i6799
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アメリカ政府高官が9.11に関与
(http://parstoday.com/ja/news/world-i6547)
CIA局長が、9.11テロ事件のサウジ関与に関する機密文書の公表に反対
(http://parstoday.com/ja/news/world-i7417)
サウジ王子の妻とアメリカ同時多発テロの容疑者との関連性が明らかに
(http://parstoday.com/ja/news/world-i7060)
サウジの9.11テロ事件への関与はアメリカ政府によって隠ぺいされている。
調査報告書のうち非公開とされた28ページの文書には
アメリカ政府高官やサイード王家がアルカイダとつながりがあることを示しているらしい。
現在、CIAを初めとした合衆国政府は文書を公開しまいと躍起になっているが、時間の問題だろう。
英国製の禁止されている兵器がイエメンとサウジアラビアの国境付近で見つかる
(http://jp.sputniknews.com/middle_east/20160523/2181450.html)
国連報告「米軍無人機 イエメン国内で『アルカイダ』以上に一般市民を殺害」
(http://jp.sputniknews.com/middle_east/20150915/900690.html)
シリア内戦にせよイエメン侵攻にせよ、米英仏侵略トリオはサウジを支持・支援し続けている。
少なくとも中東に目を移してみれば、平和を乱しているのは米英仏であり露中朝ではない。
にも関わらず、イランやロシアや北朝鮮は経済制裁を受ける一方で
米英仏はお咎めを受ける気配が一向にない。イランやロシアは軍隊をシリアに送っているが、
北朝鮮はどこの国にも軍を派遣していない(シリアに朝軍がいたという情報も一応はある)
本当にテロを支援している国が野放しになっている一方で、
ほぼ言いがかりに近い理由で彼らの敵国はペナルティを課せられている。
それはおかしいじゃないかという話だが、
残念ながらそのおかしさを積極的に指摘するメディアは稀有である。