4月11日、G7(米英仏侵略トリオ+日独伊ファシスト同盟+カナダ)外相が
広島記念公園を訪れ、原爆死没者慰霊碑に献花し、合わせて世界の非核化を求める広島宣言を発表した。
とんだ茶番である。
核を減らしたいのであれば、7千発以上の核弾頭を保有しているアメリカこそ、
真っ先に非核化すべきであるし、経済制裁を受けねばなるまい。
そればかりか、今世紀に入ってからアメリカは更に積極的な核開発を行っている。
-------------------------------------------------------------
このなかでアメリカが急いでいるのは小型核兵器の開発である。
06年2月には小型核兵器を開発するための臨界前核実験を英国と共同で実施。
その翌月に核兵器の中枢部分「プルトニウム・ピット」の生産について、
核安全保障局(NNSA)のブルックス局長が、今後6年間で年間30~40個の生産体制を確立すると表明。
年間最大450個を量産する新型ピットの工場を建設する方向を明らかにした。
そして米議会で2007年会計年度の新型核弾頭の事業予算を
06年分の2倍にあたる5000万㌦(約58億円)を計上。
ブッシュ政府は新型核弾頭を2012計年度(11年10月~12年9月)に製造する方針を議会に伝達。
小型核量産体制にむけ、「テロ組織への核物質流出を阻止する」と主張し
これまで8施設でしていた核開発を2大施設に集約し、2022以後は
年間125個のプルトニウム・ピットを生産すると決めた。
こうしたなかでミサイルを配備したイージス艦が、ハワイ沖で活発に発射実験を繰り返している。
2月に漁船を沈没させた海自イージス艦「あたご」もその訓練の帰りだった。
ミサイル防衛システムは大気圏外で迎撃する上層システムと、
パトリオット・ミサイルなどを利用する下層システムで構成されるが、
放射能被害の及ぶ下層システムはすべて日本の国土や海域に配備する。
米軍岩国基地内での核ミサイル攻撃を想定した待避演習は米兵とその家族だけを国外に脱出させ、
岩国市民は攻撃されるにまかせる訓練を繰り返しているが、それは全国共通の問題となっている。
http://www.h5.dion.ne.jp/~chosyu/nihonntatenikakusennsoutakuramubeikoku%20kyoui%20aorisennseikakukougekitaisei.htm
-------------------------------------------------------------
そもそも、アメリカは今年の2月に核ミサイルの実験を行っている。
「 アメリカとロシアの緊張が高まる中、アメリカ軍が軍事競争に対して
核の力を見せ付けるため、2発目の弾道ミサイルを実験しました。
この弾道ミサイルは、25日木曜夜、カリフォルニア州の空軍基地から
マーシャル諸島に向けて発射されました。
アメリカ国防次官は、この実験の前に、
「アメリカは2011年1月以来、これまでに少なくとも15回のミサイル実験を行っており、
ロシア、中国、北朝鮮といったアメリカの戦略的な競争国に対し、
アメリカは強力な核兵器を有しているというメッセージを含んでいる」と語りました。
http://japanese.irib.ir/news/latest-news/item/62616-」
-----------------------------------------------------------------------
アメリカが、中国あるいはロシアに対する初の核攻撃を計画中
アメリカ人ジャーナリストで反戦活動家のブルース・ギャノン氏が、
「アメリカは現在、中国あるいはロシアに対する初の核攻撃を計画中である」と語りました。
ギャノン氏は、プレスTVの取材に対し、
「アメリカによる韓国へのTHAAD・終末高高度防衛ミサイルの配備は、
中国あるいはロシアに対し初の核攻撃を行うというアメリカの計画の一部である」と述べています。
また、「THAADの配備は中国とは全く関係がない、
とするアメリカのカーター国防長官の主張は虚偽である」としました。
さらに、「北朝鮮は決して、アメリカにとっての脅威とはみなされず、
アメリカによるこの措置の主要な動機となっているのは中国だ」と語っています。
ギャノン氏によりますと、北朝鮮は低レベルの宇宙技術しか保有しておらず、
アメリカにとっての脅威とはならない、ということです。
ギャノン氏はまた、
「アメリカは、韓国へのTHAAD配備を正当化するために、北朝鮮を口実として利用している」
と語りました。
さらに、
「アメリカは、イランの核問題を口実に、THAADに類似したミサイル防衛システムを中東に配備し、
それによってロシアを包囲しようとしている」と述べています。
http://japanese.irib.ir/news/latest-news/item/63557
-------------------------------------------------------------------------------
中国や北朝鮮、ロシアの核保有に対しては・・・
G7「やめろぉおおおおおお!!!!」
アメリカの核保有、先制攻撃を想定した実験と演習に対しては・・・
G7「・・・・・・」
このやる気のなさ、どうしたものか・・・
このG7外相の目的は反核ではなく、むしろ北朝鮮と中国にむけたけん制、
ならびに大国がテロリストと決めつけた連中に対する空爆や斬首、拉致作戦にむけての相談だろう。
------------------------------------------------------------
文書は「核兵器保有の透明性を向上させたG7の核保有国の努力を歓迎する」としたうえで、
保有している核兵器の数を明らかにしていない中国を念頭に、「他国にも同様の行動を求める」として、
透明性の向上を求めています。
~中略~
会合の成果などをまとめた共同声明では、
「テロ・暴力的過激主義対策」に最も多くの分量が割かれ、
テロを「全世界的な喫緊の安全保障の脅威」と位置づけたうえで~(中略)
また、ことしに入っての北朝鮮による核実験や弾道ミサイルの発射について、
「最も強い表現で非難する」としたうえで、北朝鮮にこれ以上、挑発的な行動をさせないため、
国際社会に対し、国連の安全保障理事会が決定した北朝鮮に対する制裁措置を完全に実施するよう呼びかけています。
~中略~
直接の名指しは避けながらも、中国が南シナ海などで海洋進出の動きを活発化させていることに
G7として懸念を共有するとしたうえで、大規模な埋め立てや軍事拠点化の動きを自制するよう求めています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160411/k10010474921000.html?u
tm_int=news-international_contents_list-items_001
------------------------------------------------------------
この声明はアメリカ軍やオーストラリア軍が
南シナ海を旋回していることにはまったく触れていない。
長らくアメリカは防衛ライン以内における中国軍の侵入を警戒していたが、
最近では防衛ラインより外側、つまり南シナ海より内側の海を徘徊し、挑発的な行動を取っている。
アメリカの影にこそこそ隠れて同様の行動を取っているのがオーストラリアで、
この国は、シリアに対しても去年の秋から空爆を行っている。
客観的に言って、G7は世界中で戦争をしている。
イギリス、アメリカ、フランスを中心とするG7の面々は、
一貫して、中東や中央アジアにいる武装勢力を支援してきた。
その目的は現地のテロ集団を利用した国家転覆であり、
特にシリアとリビアにおいてはアルカイダの系列にある過激派を支援したことで、
地域内の治安を余計に悪化させ、その中には欧米にも牙をむける組織も出現してきた。
言わずもがな、ダーイシュ(イスラム国、IS)である。
こうして情勢が悪化するなか、不可避に生じた大量の難民を欧米圏から締め出し、
現地人の復讐をテロリストによる逆恨みであるかのように演出し、悲劇の主役を気取って見せている。
その裏側では自国の民衆に対する監視体制を強め、他国の空爆を開始・支援している。
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欧州議会で、サウジ向け武器禁輸要求決議が採択
欧州議会が、イエメンでの戦争犯罪を理由に、
サウジアラビアに対する武器の禁輸を求める決議を採択しました。
ファールス通信が25日木曜、報じたところによりますと、
この決議はイエメンでの国際人道法に関する調査が行われるまで、
EUによるサウジアラビアへの武器の大規模な禁輸を求めています。
この法案は、サウジアラビアに大量の武器を輸出している国として、
はっきりとイギリス、フランス、ドイツ、スペインを挙げています。
この法案の採択に努力した、欧州議会のアラン・スミス議員は、
「サウジアラビアへの武器禁輸という欧州議会の要求は前代未聞であり、
サウジアラビア空軍によるイエメン戦争の管理方法に対する失望を示すものだ」と語りました。
また、
「サウジアラビアは、イギリスとフランスの武器の主要な顧客であり、
イエメンでこれらの武器が国際法に違反して使用されているという証拠が存在している。
イエメンでは、昨年3月にサウジアラビアに戦争をしかけられてから、
これまでに数千人の民間人が死亡している」と述べています。
http://japanese.irib.ir/news/latest-news/item/62599
※
なお、アメリカもサウジアラビアに武器を与えているという情報がある。
---------------------------------------------------------
イエメンにおけるサウジ軍の空爆で、最低3万人の国民が死傷し、インフラの8割が破壊された。
これら空爆はイエメンで勢力を握っているフーシ派というテロリストを掃討するためのものだと言われた。
欧州議会は武器の輸出を禁じてはいるが、侵略を援助した国々に対する制裁は与えていない。
同様に、アメリカや日本、EUはウクライナ政府を経済支援しているが、
同政府がテロリストを倒すための作戦と称して自国民を爆撃し、
住宅地や病院、教会を破壊してきたことについて全く責任を問いていない。
(それどころか今回のサミットではウクライナ問題の処置について、
つまり、自分たちの行いが正しいことを前提にどう事態を収拾させるかを話し合っている)
ある集団をテロリストとみなすか、
それとも抵抗勢力とみなすかは侵略者の気分次第である。
G7やNATOはどれだけ破壊工作を行っても制裁を受けはしない。
北朝鮮の核実験は今のところ、一人も犠牲者を生んでいないが、
アメリカやイギリスやフランスが現在進行形で行っている反テロ戦争では
直接的な死傷だけでなく、テロ容疑者の拉致、拷問も発生した(悪名高いグアンタナモ基地が好例)。
これら自分たちの悪行を列挙した上での献花と非核宣言ならば意味があるだろうが、
実際には、非核という言葉が侵略の隠れ蓑として利用されている。
G7は、まずイエメンやウクライナの犠牲者に向けて花を捧げるべきだろう。
自らの行いを真に反省しない限り、そこで行われるのはいつまでたっても茶番でしかない。
※追記
そもそも、G7は元はG8、つまりロシアも含まれていたのだが、
ウクライナ問題で米英仏と対立したために、ロシアはG8から外されてしまった。
2015年のドイツでのサミットではG7のメンバーはロシアに対し、
ウクライナ問題への介入継続に関して警告を発し、更なる厳しい制裁を行使すると述べている。
この「言うことを聞かない国は追い出してしまえ、制裁してしまえ」という独善としか
言いようのない行動をしている連中が、平和記念公園の前で何を思うと言うのだろうか?
広島記念公園を訪れ、原爆死没者慰霊碑に献花し、合わせて世界の非核化を求める広島宣言を発表した。
とんだ茶番である。
核を減らしたいのであれば、7千発以上の核弾頭を保有しているアメリカこそ、
真っ先に非核化すべきであるし、経済制裁を受けねばなるまい。
そればかりか、今世紀に入ってからアメリカは更に積極的な核開発を行っている。
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このなかでアメリカが急いでいるのは小型核兵器の開発である。
06年2月には小型核兵器を開発するための臨界前核実験を英国と共同で実施。
その翌月に核兵器の中枢部分「プルトニウム・ピット」の生産について、
核安全保障局(NNSA)のブルックス局長が、今後6年間で年間30~40個の生産体制を確立すると表明。
年間最大450個を量産する新型ピットの工場を建設する方向を明らかにした。
そして米議会で2007年会計年度の新型核弾頭の事業予算を
06年分の2倍にあたる5000万㌦(約58億円)を計上。
ブッシュ政府は新型核弾頭を2012計年度(11年10月~12年9月)に製造する方針を議会に伝達。
小型核量産体制にむけ、「テロ組織への核物質流出を阻止する」と主張し
これまで8施設でしていた核開発を2大施設に集約し、2022以後は
年間125個のプルトニウム・ピットを生産すると決めた。
こうしたなかでミサイルを配備したイージス艦が、ハワイ沖で活発に発射実験を繰り返している。
2月に漁船を沈没させた海自イージス艦「あたご」もその訓練の帰りだった。
ミサイル防衛システムは大気圏外で迎撃する上層システムと、
パトリオット・ミサイルなどを利用する下層システムで構成されるが、
放射能被害の及ぶ下層システムはすべて日本の国土や海域に配備する。
米軍岩国基地内での核ミサイル攻撃を想定した待避演習は米兵とその家族だけを国外に脱出させ、
岩国市民は攻撃されるにまかせる訓練を繰り返しているが、それは全国共通の問題となっている。
http://www.h5.dion.ne.jp/~chosyu/nihonntatenikakusennsoutakuramubeikoku%20kyoui%20aorisennseikakukougekitaisei.htm
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そもそも、アメリカは今年の2月に核ミサイルの実験を行っている。
「 アメリカとロシアの緊張が高まる中、アメリカ軍が軍事競争に対して
核の力を見せ付けるため、2発目の弾道ミサイルを実験しました。
この弾道ミサイルは、25日木曜夜、カリフォルニア州の空軍基地から
マーシャル諸島に向けて発射されました。
アメリカ国防次官は、この実験の前に、
「アメリカは2011年1月以来、これまでに少なくとも15回のミサイル実験を行っており、
ロシア、中国、北朝鮮といったアメリカの戦略的な競争国に対し、
アメリカは強力な核兵器を有しているというメッセージを含んでいる」と語りました。
http://japanese.irib.ir/news/latest-news/item/62616-」
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アメリカが、中国あるいはロシアに対する初の核攻撃を計画中
アメリカ人ジャーナリストで反戦活動家のブルース・ギャノン氏が、
「アメリカは現在、中国あるいはロシアに対する初の核攻撃を計画中である」と語りました。
ギャノン氏は、プレスTVの取材に対し、
「アメリカによる韓国へのTHAAD・終末高高度防衛ミサイルの配備は、
中国あるいはロシアに対し初の核攻撃を行うというアメリカの計画の一部である」と述べています。
また、「THAADの配備は中国とは全く関係がない、
とするアメリカのカーター国防長官の主張は虚偽である」としました。
さらに、「北朝鮮は決して、アメリカにとっての脅威とはみなされず、
アメリカによるこの措置の主要な動機となっているのは中国だ」と語っています。
ギャノン氏によりますと、北朝鮮は低レベルの宇宙技術しか保有しておらず、
アメリカにとっての脅威とはならない、ということです。
ギャノン氏はまた、
「アメリカは、韓国へのTHAAD配備を正当化するために、北朝鮮を口実として利用している」
と語りました。
さらに、
「アメリカは、イランの核問題を口実に、THAADに類似したミサイル防衛システムを中東に配備し、
それによってロシアを包囲しようとしている」と述べています。
http://japanese.irib.ir/news/latest-news/item/63557
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中国や北朝鮮、ロシアの核保有に対しては・・・
G7「やめろぉおおおおおお!!!!」
アメリカの核保有、先制攻撃を想定した実験と演習に対しては・・・
G7「・・・・・・」
このやる気のなさ、どうしたものか・・・
このG7外相の目的は反核ではなく、むしろ北朝鮮と中国にむけたけん制、
ならびに大国がテロリストと決めつけた連中に対する空爆や斬首、拉致作戦にむけての相談だろう。
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文書は「核兵器保有の透明性を向上させたG7の核保有国の努力を歓迎する」としたうえで、
保有している核兵器の数を明らかにしていない中国を念頭に、「他国にも同様の行動を求める」として、
透明性の向上を求めています。
~中略~
会合の成果などをまとめた共同声明では、
「テロ・暴力的過激主義対策」に最も多くの分量が割かれ、
テロを「全世界的な喫緊の安全保障の脅威」と位置づけたうえで~(中略)
また、ことしに入っての北朝鮮による核実験や弾道ミサイルの発射について、
「最も強い表現で非難する」としたうえで、北朝鮮にこれ以上、挑発的な行動をさせないため、
国際社会に対し、国連の安全保障理事会が決定した北朝鮮に対する制裁措置を完全に実施するよう呼びかけています。
~中略~
直接の名指しは避けながらも、中国が南シナ海などで海洋進出の動きを活発化させていることに
G7として懸念を共有するとしたうえで、大規模な埋め立てや軍事拠点化の動きを自制するよう求めています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160411/k10010474921000.html?u
tm_int=news-international_contents_list-items_001
------------------------------------------------------------
この声明はアメリカ軍やオーストラリア軍が
南シナ海を旋回していることにはまったく触れていない。
長らくアメリカは防衛ライン以内における中国軍の侵入を警戒していたが、
最近では防衛ラインより外側、つまり南シナ海より内側の海を徘徊し、挑発的な行動を取っている。
アメリカの影にこそこそ隠れて同様の行動を取っているのがオーストラリアで、
この国は、シリアに対しても去年の秋から空爆を行っている。
客観的に言って、G7は世界中で戦争をしている。
イギリス、アメリカ、フランスを中心とするG7の面々は、
一貫して、中東や中央アジアにいる武装勢力を支援してきた。
その目的は現地のテロ集団を利用した国家転覆であり、
特にシリアとリビアにおいてはアルカイダの系列にある過激派を支援したことで、
地域内の治安を余計に悪化させ、その中には欧米にも牙をむける組織も出現してきた。
言わずもがな、ダーイシュ(イスラム国、IS)である。
こうして情勢が悪化するなか、不可避に生じた大量の難民を欧米圏から締め出し、
現地人の復讐をテロリストによる逆恨みであるかのように演出し、悲劇の主役を気取って見せている。
その裏側では自国の民衆に対する監視体制を強め、他国の空爆を開始・支援している。
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欧州議会で、サウジ向け武器禁輸要求決議が採択
欧州議会が、イエメンでの戦争犯罪を理由に、
サウジアラビアに対する武器の禁輸を求める決議を採択しました。
ファールス通信が25日木曜、報じたところによりますと、
この決議はイエメンでの国際人道法に関する調査が行われるまで、
EUによるサウジアラビアへの武器の大規模な禁輸を求めています。
この法案は、サウジアラビアに大量の武器を輸出している国として、
はっきりとイギリス、フランス、ドイツ、スペインを挙げています。
この法案の採択に努力した、欧州議会のアラン・スミス議員は、
「サウジアラビアへの武器禁輸という欧州議会の要求は前代未聞であり、
サウジアラビア空軍によるイエメン戦争の管理方法に対する失望を示すものだ」と語りました。
また、
「サウジアラビアは、イギリスとフランスの武器の主要な顧客であり、
イエメンでこれらの武器が国際法に違反して使用されているという証拠が存在している。
イエメンでは、昨年3月にサウジアラビアに戦争をしかけられてから、
これまでに数千人の民間人が死亡している」と述べています。
http://japanese.irib.ir/news/latest-news/item/62599
※
なお、アメリカもサウジアラビアに武器を与えているという情報がある。
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イエメンにおけるサウジ軍の空爆で、最低3万人の国民が死傷し、インフラの8割が破壊された。
これら空爆はイエメンで勢力を握っているフーシ派というテロリストを掃討するためのものだと言われた。
欧州議会は武器の輸出を禁じてはいるが、侵略を援助した国々に対する制裁は与えていない。
同様に、アメリカや日本、EUはウクライナ政府を経済支援しているが、
同政府がテロリストを倒すための作戦と称して自国民を爆撃し、
住宅地や病院、教会を破壊してきたことについて全く責任を問いていない。
(それどころか今回のサミットではウクライナ問題の処置について、
つまり、自分たちの行いが正しいことを前提にどう事態を収拾させるかを話し合っている)
ある集団をテロリストとみなすか、
それとも抵抗勢力とみなすかは侵略者の気分次第である。
G7やNATOはどれだけ破壊工作を行っても制裁を受けはしない。
北朝鮮の核実験は今のところ、一人も犠牲者を生んでいないが、
アメリカやイギリスやフランスが現在進行形で行っている反テロ戦争では
直接的な死傷だけでなく、テロ容疑者の拉致、拷問も発生した(悪名高いグアンタナモ基地が好例)。
これら自分たちの悪行を列挙した上での献花と非核宣言ならば意味があるだろうが、
実際には、非核という言葉が侵略の隠れ蓑として利用されている。
G7は、まずイエメンやウクライナの犠牲者に向けて花を捧げるべきだろう。
自らの行いを真に反省しない限り、そこで行われるのはいつまでたっても茶番でしかない。
※追記
そもそも、G7は元はG8、つまりロシアも含まれていたのだが、
ウクライナ問題で米英仏と対立したために、ロシアはG8から外されてしまった。
2015年のドイツでのサミットではG7のメンバーはロシアに対し、
ウクライナ問題への介入継続に関して警告を発し、更なる厳しい制裁を行使すると述べている。
この「言うことを聞かない国は追い出してしまえ、制裁してしまえ」という独善としか
言いようのない行動をしている連中が、平和記念公園の前で何を思うと言うのだろうか?