震災前に
10年近くもウツ病に悩まされていたMさんは 2年ほどで完治しました。
Mさんは私と縁ができるまでは いろいろな宗教に入信してまいりましたが
良くなるどころか ますますひどくなって行ったのです。
それは 入信した信仰が
どれもこれも一様に 「 お頼り信仰 」 「 信仰すれば ご利益がある 」
という信仰だったから だめなのです。
自分自身の腹の中に 主体性が生まれない信仰をいつまで続けていても
ノイローゼ的心の病は征服できません。
Mさんは 何年か通った後
一向に心が落ち着かないので 「 止めます 」というと
「 バチがあたる 」 「 災難がくるぞ 」と何回もおどかされたそうです。
脅迫したり 不安をかき立てる信仰は それ自体低級信仰なんですよ。
宗教というのは 安心を与えるものだし
神仏が 罰をあてるなどということはありません。
もし 罰をあてる仏がいたら それは 仏の顔をした悪魔にすぎません。
なにも恐れることはないのです。
Mさんは 仏様におすがりすることばかり考えていたのでしょう。
ですから 自らを征服できなかったのだと思います。
Mさんは 今の生活が夢のようです ・・・ と喜んでおります。
信仰の間違い 低い信仰がいかに人を惑わしているか
・・・ 考えても 恐ろしいことですね。
* ちなみに 私は 宗教家ではありません。 念の為。