(2011年 フィンランド・フランス・ドイツ合作 劇場公開 2012年)
TSUTAYAの発掘良品コーナーからチョイスして鑑賞しました。
靴磨きのおじさんが中心になって、密航者の少年を助けることに奮闘するお話です。
フランス北西部の港町ル・アーヴルで靴磨きをしてるマルセルおじさん。
裕福ではない(はっきり言って貧しい)けど、妻、愛犬ライカくんと一緒につつましくも満たされた日々を
送っていました。
ホームレス状態だったのを奥さんに拾われて今の生活に至るみたいな感じですが、
元はパリで芸術家だったらしく優雅な雰囲気です。
ある日港で不審なコンテナが発見され、その中にはアフリカ ガボンからロンドンに密航しようとした
黒人の人たちが潜んでいました。
警察官ら多数がいる中、一人の少年がコンテナから出て逃げちゃうんですが、何故か刑事さんは
見逃してやります。後から大騒ぎになるんですけど・・・。
そんな時妻の病気が悪化し入院することに。
妻は医者から余命宣告を受けましたが、マルセルには秘密にします。
一人になったマルセルおじさんは仕事中に逃走した少年イドリッサと出会い家で匿ってやります。
冒頭では人が死んでも関心ないって感じだったのに、何故か優しい人になってます。
それまでマルセルのツケで困ってた近所のお店の人も優しくなったり協力してくれたり。
イドリッサが逃げたのは母親のいるロンドンにどうしても行きたかったからでした。
マルセルはイドリッサロンドン密航計画を立て、資金を工面するため奔走します。
ストーリーは大きな展開があるわけでもなく単調な感じ、ラストの展開にえ~そんないきなりなって
思っちゃいましたが、心温まるおとぎ話のような感じでした。
神父さんらセリフから、いい事をすると奇跡が起きたみたいな感じなんでしょうか?
ほのぼのした話もよかったんですが、なんと言っても映画の雰囲気に萌え~でした。
町のカフェや音楽、貧しいけど素敵なマルセルさんのお家、シンプルで丁寧な暮らし、
お金やあめちゃんの入った缶、窓際のカーテン。真似したい~。
マルセルさんもくたびれた靴や服なんだけど、きちんとしてるのでオシャレ。
食事も卵1個のちっちゃいオムレツやフランスパンだけだったりなんだけど、必ずワインは飲んでて
質素なのに優雅に見えます。
奥さんのお見舞いにバラ1本とチョコレートを手に持ってって素敵ですね
この雰囲気見たさに3回くらい観ました。(ロック歌手のちっさいおっさんが歌う場面は飛ばしたけどね
最後の方、めっちゃカメラ目線やねん)
お金があったら何でも出来ると思ったって、TVで下品な整形おばちゃんが言ってたけど、
気品や優雅さはお金では買えないんだな~と痛感しました。
犬のライカくんも可愛かったし。たまに観たくなる映画かな。
でも最後の桜は、「え、これ桜?」って思ってしまったんですが・・・。
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