この世界には人間界とは別に、バケモノが暮らすもうひとつの世界があった。渋谷の街にありながら、決して交わることのないバケモノの世界、それが“渋天街(じゅうてんがい)”だった。ところがある日、ひとりぼっちの少年がバケモノの熊徹と出会う。少年は強さを求めてバケモノの世界へ行くことを決意、熊徹の弟子となって九太という名前をもらう。熊徹は一二を争う強さを誇りながら、粗暴な性格ゆえに誰からも慕われることない渋天街のはぐれ者だった。そんな熊徹にことあるごとに反発しながらも、強くなるために懸命に修行に励む九太だったが…。<allcinemaより>
「おおかみこどもの雨と雪」はエンディングのお母さんの唄でわ~んときたんだけど、今回はお父さんと息子で観るのが一番楽しめそうな気がする。
一人ぼっちで行き場のなくなった久太が熊徹の弟子になって強くなるために修行するだけど、師匠の熊徹もまた一人ぼっちで大人になってしまったので、
教え方も久太の扱い方も分からない。
そんな雑な熊徹に反発する久太だけど、似た者同士の2人がぶつかり合いながらもお互いに成長していきます。
弟子は師により成長し、師もまた弟子により成長するみたいな。
それだけでなく、久太にはまわりに助言してくれる人がいるんだよね。
対して熊徹のライバル猪王山の息子一郎彦は、出木杉くんみたいな子だったのに心の闇に飲まれてしまいます。
昨今の「あんないい子が」って言われてた子が起こす事件を思い出します。
子供は地域が育てるものって言うけど、昔のようにうるさいおばさんや怖いおっちゃんとかいる方がいいのかなって思えたりします。
熊徹と久太の関係の方が親子の絆に見えてしまったので、本当のお父さんの存在が中途半端な気がしたんだけど。
いっそのことお父さんは亡くなってた・・みたいだったらダメだったのかな?
あとチコは何だったの?とか、楓までがバケモノの世界に来てて、誰でも簡単にバケモノの世界に入れるんかなと思ってしまいました。
お子ちゃまたちは熊徹と久太の掛け合いにケラケラ笑ってましたよ。
大人も普通に楽しめるって感じだったかな。
7月11日(土)より公開です。
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