正覚寺さんを後に訪れたところは滝口寺
祇王寺の隣にあって、入口もほんの目と鼻の先。。
なのに祇王寺には行っても滝口寺に入らはれへんのかな~
ぞくぞくと人で賑わう祇王寺とは対照的に、ここはだ~れもいてはりませんでした
私にとってはひっそり感漂ってて、そっち方が嬉しいんですけど
拝観料を払ってちょっと急な参道を登ると本堂前にでます。
滝口寺は法然の弟子 念仏房良鎮によって創建された往生院の子院だった三宝寺の旧跡と伝えられてます。
明治維新に廃寺となっていたものを祇王寺に続いて再建され、佐々木信綱が小説「滝口入道」にちなんで滝口寺と名付けたんだそうです。
「平家物語」の滝口入道こと斉藤時頼と建礼門院の女官横笛の悲恋の地として知られ、本堂の床の間には滝口入道と横笛の木像が安置されています。
そしてここは映画「天使の卵」のロケ地でも使われたんだそうですね
小西真奈美ちゃんが縁側に立ってる写真がありました。
ふわっとした凛とした雰囲気がお寺とマッチしてました
静寂・・・
本堂横の細い道を行くと、一面に竹林が広がってます
吸い込まれていきそう・・・
参道にある横笛の歌碑
出家してしまった滝口入道を探してやっと嵯峨野の地にたどり着いた横笛ですが、堅固として横笛と顔を合わせようとしない滝口入道に自分の思いを伝えるため、指を切ってその血で石に歌を書きつけました
「山深み思い入りぬる紫の戸のまことの道に我を導け」
滝口入道と平家一門の供養塔
観光客で賑わう嵯峨野の中でひっそりとある滝口寺。
和めます