映画館で観ました。
題名の印象から邦画「おくりびと」のようなお話を想像してたんですが、孤独死した方を心をこめておくるジョンさんのお話でした。
民生係のジョンさんは、孤独死した人を弔うのが仕事。
現場に駆けつけ、亡くなった方のゆかりの品を見つけたり、葬儀に参列してくれる遺族を探します。
遺品整理屋と葬儀社の役割みたいな感じなんですが、そのおくり方の心のこもったことったら。
ゆかりの品や写真から死者の生前の姿を想像し弔辞を書いてくれたり、葬儀にふさわしいBGMまでチョイスしてくれます。
葬儀にも列席し、調査が終わるとその方の写真をアルバムに残してくれたり。
本当の家族でもここまで心のこもったおくり方をしてもらえてるかなと思ってしまいます。
家族でさえ関わりたくないと言う人がいる中で・・・。
ジョンさんも独り身だから、孤独死された方の気持ちがわかるんでしょう。
でも時間と費用がかかり過ぎるとのことで、仕事を追われることに。
葬儀は生きてる人のためにあるものという上司には、死者への敬意を払うジョンさんの思いは理解出来ないでしょうね。
あの雑さったら。
写真が貼られたアルバムに、それぞれの人生を感じずにはいられませんでした。
輝いてた時代もあったんだろうと。
最後の仕事で関わった男性の人生を追うようになったことで新たに人生が動き出したかのように思えるのですが、まさかの皮肉な結末。 悲しい、悲しすぎる~。
でもラストに静かな感動が!
こんな最後の最後にやめて~。
孤独死がテーマですが切ないんだけど重苦しくなく、静かな中にクスっと笑える場面があったり心地よかったです。
なにより街並みや風景が素敵なんです。そしてその風景に溶け込むジョンさん。
地味な中年おっさんなのに、なんであんなに絵になるんでしょうね。
静止画みたいな映像に思えました。
猫ちゃん飼ってる人にはあの人のエピは胸にくるかも。
良かったです!
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