9/10に見た夢を、現実で設定を変えて追体験していた。
この夢は、その日の夜遅くに一度記事にしたけど
日付が変わってしまい、その日付が妙に気になったので
30分くらいして直ぐに削除した。
その夢の内容です。
両親と三人で電車に乗ってグループの見学旅行みたいなものに参加していた。
降りる時に認知症の母が荷物を全部バッグから出していたので
それを拾っていたらグループの人達と逸れたしまった。
父も先に降りたみたいで、最初は母と二人で後を追うが
その母とも逸れてしまい、気付いたらどんどん遠くへ逸れていた。
人がたくさん歩いているから、
てっきりそちらだと思って後を付いて行き、途中で違う道だと気付いた。
携帯も持っていなくて、相手の電話番号も知らないので
連絡のしようがなく、ただみんなを待たせているだけだった。
気付いたら荷物は貴重品を入れた小さなバックしか持っていなかった。
洋子さんが私を見つけてやって来た。
「どうしたの?みんな待ってたんだよー。」と言われて、
私は両親が逸れてしまって捜していた事を話した。
すると洋子さんが行った。
「お父さんは、資料館を見ていて、そこで見つけた。
みんなが待ってると言ったら『足が痛いから』と途中で行くのを止めて、
あそこの階段で待っているよ」と遠くの小高い山の途中を指して言った。
「お母さんは、どこかの店に入ったら
急に気を失ったように眠ってしまったみたいよ」と。
どうやら二人は先に見つかったみたいで、
私が一番後に ここに来たようだった。
あそこに謝る人が待っているからと言われてそこへ行った。
真ん中に居た年配の男の人に「遅くなって、本当にすみませんでした。
電話もなかったので連絡できなくて…」と謝った後に、
電車の荷物の事から話さなくては思って
「今度の旅行に両親を連れてきたのが間違いでした」と言ったら、
その男性は「もういい」という仕草をして、
逆を向き私たちを置いて出発してしまった。
私は両親を見つけに行った。
途中で皆の「なんだよ、散々待たせて」という声が聞こえてきて、
「好きで遅れたわけじゃないのに。誰も私の気持ちを解ってくれない」
と凄く悲しくなっていた。
あの辺だと教えて貰っても地図もなく、
知らない街を当てなく歩いているのでなかなかたどり着けない。
歩き疲れていたので「自分の感を頼りに捜してみよう」と思うようになった。
自分の感覚が導いてくれるような気持ちがしてきたので、
外の景色より自分の感覚に集中していた。
父はもう家に帰ったのではないかなと思って実家に電話しようとしたら
いつのまにか父が待ってる階段に出ていた。
辺りはとても薄暗くて夕方になってしまったみたいだった。
待ちすぎて苛立った父の、私を呼ぶ声が聞こえた。
父は近くにいた女性に事情を話していたようで、
その人がいろいろと手伝って捜してくれていたようだった。
母を迎えに行かなきゃというところで目が覚めた。
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広場の真ん中に居た謝るべき人は「私の心」だと思った。
自分の心へとたどり着く事を、ずっと長い間待っていてくれたと感じた。
なのに、私は遅れた理由を「人のせい」にしていた。
それで「もういい」と言われたのだと思う。
大幅に遅れた原因は、私が人の後を付いて行ったから。
たくさん歩いているから、そこは間違いないと外に「依存」してたから。
なのに私の口から出た言葉は「両親のせい」だった。
その事が解ったので、出発した後も「置いて行かれる感」はなかった。
自分の心に気付く事が出来れば、いつでもそこから変われると思えたから。
だからその事を書こうと、その夜遅くに更新した。
でも変わった日付が気になり、その後削除した。
この時は良く理由が解らなかった。
そしてそのあと夢と似たような現実が起きた。
先日、父から電話があった。
免許更新の視力測定で落ちて更新できなかったから車を手放したと。
実家は買い物も車がないと不便な場所なので今後の事が気になった。
買い物が出来ないと、食事も出来ないし…。
そして私の方も自立しようと職探しを始めたばかりだった。
なんで自立しようとすると、実家の問題が関わってくるのかな…と思った。
自立してた東京から戻って来たのも実家が原因だった。
そして今回も…。
仕事探しは止めて、実家通いをするか、同居するか、いろいろと考えていた。
そして一昨日、叔母(父の妹)から電話があった。
父にバスの敬老パス申請を薦めたから、一緒に手続きに行こうと。
その話を聞いて、夢の内容と同じだなと思った。
『足が痛いから』と途中で行くのを止めたのは、車を手放したからか。
父の近くにいた女性が、叔母さんだったのかなと。
その父が自立しようとしているように感じた。
敬老パスを申請して、自分の足で歩き出す事を始めたような気がした。
それでいろいろと考えていたら私も気付いた。
仕事と実家の問題は、全然別問題だった。
私はまた自分の問題を「実家のせい」にしようとしていた。
「何かのせい」にする限り、私の穴は塞がらない。
だからそんな状態で記事を更新しても、穴があいたままでは引き寄せられる。
だから不安で削除したのだと思う。
私がやるべき事は、まず「自分の自立」。
それが出来て初めて周りを見る事が出来ると思う。
だから仕事を探す事は止めるべきではないと思った。
父の問題は「父の自立」が先決で、
父自身がいろいろとやってみて無理ならその時考えれば良い事。
働いていたとしても、そこから最善策を見いだせる。
父の問題はあくまでもオプションであり、
自分の「自立」という軸をしっかりと持つことが先決だと気付いた。
自分に軸を置く事で、何事にも左右されなくなる。
それで初めて自分の穴も埋まると思った。
「人のせい」にしていたら、いつまでたっても心の穴は埋まらない。
そういうことだとやっと理解できた。