気づきの日々

毎日、何気ない言葉や思いつきに、ふと気づかされる時があります。
そんな日々のことを書いてみることにしました。

サエズリ

2013-03-26 14:09:20 | 日記

今朝、窓辺に来た鳥の、一際大きなサエズリで目が覚めた。
朝陽が昇る直前で、辺りは明るくなっていたが
まだ眠かったので、寝なおした。

鳥のサエズリで目が覚める。
のどかだなぁ。。。
春だなぁ。。。

そんな季節になったんだね。
このブログの絵と重なったよ。^^

ココロがほっこりする幸せ。
ちょっとしたことでホカホカを感じる幸せ。

昨日もそんな瞬間があった。

父から久し振りに電話があり、
「豆ごはんの水の分量が解らない」と聞いてきた。
「いつもと同じで良いよ」と答えて
「今日は豆ごはんなの?]と聞いたら
「待ちに待った豆ごはん」と嬉しそうな声が返ってきた。
その言葉に思わず笑った。

父は豆ごはんが大好きで
毎年この時期には、自分で炊いて食べていた。
先日も実家に行った時に、私が炊いて食べていたけど
もしかしたら、そのことも忘れたのかもしれない。

2月の父の異変を経験したから
余計に父が自分で食べたいモノを作って食べる事に
有り難いなと感じた。
父の記憶の中では、自分で作る豆ごはんが
「待ちに待ったこの日」だったのかもしれない。

ちょっとした会話だったけど
心がポカポカしていた。
今までもそんな瞬間は何度かあったけど
自分の中での感覚がちょっと変わった。

以前は、「ずっと父が健康であるように」という想いが必ずあって
「健康でなくなる未来」に漠然とした不安があった。
そんな「見えない未来」に怯えている面があった。
幸せを感じているのに、見えない先の不幸を気にしてた。
今は幸せな状態なのに、この幸せが長く続かないような
漠然とした不安。。。

でも、父にとっては「前に何を食べたか」は大事ではなく
「今、何を食べるか」が最重要な問題で、だから前の事を忘れる。
それだけだなんだって解った。

今、食べたいモノを食べれる幸せ。
そこを見ていたら、それで十分足りるという感覚。
そのちっちゃな幸せが、ポカポカしててとても嬉しかった。

今までも同じように見て感じていたのに、
「今」をちゃんと見ていなかったな。
見えない未来ばかり見ていたなって思った。

「目の前の幸せ=今=足元」なんだね。
それが、すこし実感できた。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする