気づきの日々

毎日、何気ない言葉や思いつきに、ふと気づかされる時があります。
そんな日々のことを書いてみることにしました。

希望

2016-01-17 12:36:25 | 日記

私の周りで同姓同名という不思議が昔からあった。
それらに共通していたのは、結婚して同姓同名になる事。

母と叔母(父の弟の嫁さん)の名前が同姓同名(漢字も一緒)で、しかも母の紹介で叔母は叔父と結婚した。
元々は二人とも別の苗字だったのに、嫁いだために同姓同名となった。

私の友人に苗字は違うけど私と同じ名前の人がいて、昔アパートを二人でシェアしてた時
上京した父が彼女を気に入って兄の嫁さんにしたいと言ってた。
でも二人は会った事もないし無理だよと笑って終わったが、
昔だったらこんな感じで顔も知らない同士、親が見初めて結婚というのも多かったのかもしれない。
もし彼女が兄と結婚していたら、私と彼女は同姓同名になっていた。
母のケースと似ている。

そして、もう一つ。
東京からこちらへ引っ越しを決意した頃、同じ公団に同姓同名の人が住んでいる事を知った。
10年近くそこに住んでいたがそれまでずっと知らなくて、引っ越そうと思ったら知った。
私の郵便受けに間違ってその人の手紙が入ってて、
初めて同じ建物内に同姓同名の人が居た事を知ったのだけど
相手は結婚して苗字が変わった(同姓同名になった)ような感じだった。

身近な所での同姓同名と言う三つのケースがずっと不思議だったけど、流れという点で共通するものがあった。
結果的に祖父の苗字の継承は叔父の流れに繋がっているということ。
まるで名前がエネルギーを持っていて生き延びたがっているような、
結婚する事でそれが成立しているような、そんな感じを受けた。

もし母が何か後世で有名になったとして、後で調べたら叔父の嫁としての記録が残っていた為に
母と叔母が成り代わってしまうような、母が生きていたことが消えてしまうような錯覚を覚えた。
私でも同じような事が言えるかな。
歴史上の記録も、もしかしたら似たような状況があったのかもしれない。

何故そういう事が起きるのだろう?
自分の事を振り返って考えてみた。
あの頃、なぜ引っ越しを決意したのかというと
いろんな理由があってそうなったのだけど、本意はある事を諦めたからだ。
あの時希望を捨ててしまったとも言える。
だから名前が別の新しい行き先を欲しがったのかな?
それで引っ越しと同時に、別人の同姓同名を知ったのかもしれない。
生命体ではないのに名前も生きているのだろうか?

もしかしたら、名前は「魂」の一部なのかもしれない。
だから希望を失った時点で、別の方へと魂の一部が生まれて
そっちの流れを求めてしまうのだろうか?
まるで樹木の枝葉のように。
テレビでナスの花を剪定している場面を見たが、同じような事なのかなと思った。
片方に栄養を与える為に、片方の生育が遅い花を切る。
そうしないと大きく育たないかららしい。
両方に栄養を与えながら、別の方法でどちらも大きく育つ方法はないのだろうか?

別の話だけど、みかん畑で実が少ししか成らない木を放っておいたら、
突然変異で同じ木に新種のミカンが出来たという話をテレビで見たことがある。
調べたら、「温州みかん」がそうらしい。
みかんのタネは中国から伝わったが、
「温州みかん」は日本原産で、その突然変異から生まれたものらしい。
さらに「温州みかん」から「早生みかん」が突然変異で出来たらしい。
テレビで見たミカンが「早生みかん」だった。

実がたくさんならずに困っていて、そのまま放っておいたら
ある日同じ枝に突然変異の甘いみかんも出来てて、収穫量が増えて安定しだしたらしい。
片方を切るのではなくて両方を生かすやりかたも多分あると思う。
それはみかんの木次第なのだけど、土とか肥料とかも関係するのだろうな。
いろいろな試みをやって突然出来てしまうものなのかもしれない。
たくさん経験した上での化学反応みたいな?

何故こんな事を考えるのかというと、一方が消えて行く運命はどうしようもないように見えるけど
本当は自分で鍵を握っていて、自分次第でその流れも変える事が出来るのではないかと思えたからだ。
温州みかんの早生みかんみたいに。

私の過去世に関することで、ある人物の名前を教えて貰った事がある。
魂の流れと関係していると思うが、その人がまだ生きている時に私は生まれたので
その人の生まれ変わりではないだろうなと思った。
でもその人と共通する因縁はたくさんあった。
不思議なくらい似ていた。

もしかしたら、その人が希望を失った時点で私が生まれたのかもしれない。
そう考えたら納得がいった。
魂は命を繋ぐということ。
個人同士ではまったく繋がりがないように思えるけど、魂の流れ的には同じ系列から生まれているとか。
こっちが希望を捨てたから仕方ないなぁ、あっちで魂を繋ぐか?みたいな。
それが命の誕生と大きく関係しているのかもしれない。

ならば生きているうちに自分で失くした希望を取り戻せばいいのではないか?
また新しく自分の中に生まれるものがあるという事だから
両方を生かすという事に繋がってくる。

希望は命そのものなのかもしれない。
希望は絶対に失くしてはいけないもの。
それを自分の中で気付けたら、突然変異が新しく生まれるのかもしれないね。
もしかしたらそのまま放っておいたみかん畑も
本当は希望を捨てていなかったのかもね。^^

 

 

 

 

 

 

 

 

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