ブルーシャムロック

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黄金町ラメント_5

2014-03-01 15:53:31 | 逆襲の藤隆
「えっ、あんたと念頃の鑑識官、俺のこといかれてる
とか言ってたの?」
笑いながら電話に応対していたのは、いつもの長身の刑事。
電話の主はおっさん。
何故、1970年代の事件を自分が追いかけているのが彼は疑問に思ったのだろう。
この鑑識官は、おっさんとともに、事件解決に追われている。
風の噂では神奈川県警に表彰を受けたとも聞いている。
電話は続いていた。
「あ、おっさん、実を言うと俺の行動を了承しているのって、
おっさんが対立している監理官なんだぜ。俺が見つけていた情報が
事件解決につながっているだろ。だから俺ガイル。」
と長身の刑事は、真顔になる。
「君は刑事として一つの事件にかかりっきりになって大丈夫なのか?」
おっさんが電話で答えた。
「そうだなぁ。おれは1970年代の事件はそれをしった中坊の頃すでに時効に
なっていたし、その話題を扱ったあと家族が見ていたサスペンスドラマ
で探偵が出てきたけれども、俺はできないと思った。
でも、やっている。皮肉だよな。」
おっさんからの電話を切る前、長身の刑事は免許所を受け取る事務所のビルを
跡にした。
つづく
コメント
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