ホテルやゴルフ場などを経営するルートイングループが
女子陸上部の創設を発表しました。
同グループの創業以来、初めてのスポーツチームの創部で、
選手は同社の社員として働きながら、女子陸上競技(中・長距離)で活動します。
選手(社員)の選考は一般公募で行われ、
5月に東京都内でトライアウト(実技選考)が行われます。
バブル崩壊後、多くの企業が企業チームを手放し、
アマチュアスポーツの衰退が危惧される中、
このように前向きにスポーツ支援に乗り出す企業が出てきたのは嬉しいですね。
もちろん、女子駅伝という華やかな世界でのPR効果が狙いなんでしょうけれど。
でも
選手を一般公募する、ってのが正々堂々としていて気持ち良い。
これまでの例なら、監督やコーチがあちこちから選手を引き抜いてくるパターンが多かったようだけれど、
一般公募ならば、実業団チームに入れなかった大学生や高校生、
所属していた実業団からリストラされた選手、
あるいは普通の市民ランナーまで、誰にでも門戸が開かれています。
ルートイングループなら、全国どこにでも施設があるでしょうから、
どんな大会に出ても、自分のところを使えば宿泊費は不要だし(笑、
大会が行われる場所にあるホテルでは、その日の宿泊客に、
「沿道でうちの選手を応援してくれたら、宿泊費を何割引します」
なんてサービスが出てくるかもしれない。
同じ女子駅伝の、スズキとかダイハツとかが
「沿道でうちの選手を応援してくれたら、車の購入価格から何万円値引きします」
なんてサービスをやることは絶対に無いと思うけれど、
ルートイングループなら有り得るかも、と思いました。