(安濃橋の下流)
津市安濃町粟加、安濃橋の上から安濃川を撮影しました。
この安濃川に沿って、昔「安濃鉄道」という軽便鉄道が走っていました。
安濃鉄道は、津とその西部の農村を結ぶ鉄道で、
河芸郡椋本村の林(現在の芸濃町林)の林宗右衛門・原重次郎ら郡内の有志が中心となり、
1914年12月(大正3年)、津新町八町(現在の津市八町二丁目)~椋本(現在の芸濃町椋本)間が開通し、
翌年には、林(芸濃町林)までの約14キロを1時間半で結んだのがその始まりです。
(安濃橋の上流)
さて、安濃鉄道の運営会社が、
この安濃川で観光客向けに鵜飼を実施していたということです。
年代も規模も、詳細なことは分かりません。
ただ、同じ津市の雲出川でも、明治まで漁業として鵜飼が行われていたそうなので、
それほど突飛なことではなかったのかもしれません。
安濃鉄道片田支線の痕跡を探しに(その1)