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津市白山町福田山、
集落の中心部、県道松阪青山線沿いにあります、因誓寺(いんせいじ)です。
浄土真宗高田派のお寺です。
(ちなみに、白山町にある真宗高田派のお寺は12ヶ寺です)
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創建年は不詳であるが、当初は地蔵寺と称し、
真言宗の仏閣であったと伝わる。
正徳5年(1715年)、浄土真宗へと改宗され、
明治37年(1904年)、因誓寺へと改称された、とのことです。
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ここは「わかすぎの里キャンプ場」より、更に奥地にあり、
県道ではありますが通行する車両はほとんどありません。
しかし、このお寺は立派です。
失礼ながら、こんな山奥にあるお寺とは思えないほどです。
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福田山は、美里の家所城主の子・家所帯刀が美里を追われ、
福田山帯刀と名乗って住み着いた地とされています。
「勢州軍記」によると、
天正12年(1584)10月、織田信包が小倭郷(白山町)を制圧し、
岡村修理亮(帯刀の兄)に小倭郷を分領、
それを機に、修理亮、帯刀ともに元の姓である家所姓に戻しています。
また、福田山帯刀は、
天正年間(1573~1592年)に真見城(雲出川の二雲橋付近)を築いたとされていますが、
真見と福田山とは、二俣経由で約5kmの距離で、近くもないが遠いとも言えない、微妙な距離です。
籠もって戦うとしたら、福田山のほうが数段堅固な地と言えます。
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福田山の集落の民家は、
県道よりも高い位置にある橋で結ばれています。
福田山公民館(白山町福田山)