
津市八幡町 旧伊勢街道を歩いてみた(その2)の続きです。
前回の記事で、
「伊藤産業の交差点より南には、古い建物はほとんど残っていないので、
ここから南への探訪は無理にお勧めしません」
と書いたのですが、
それでも行ってみたい方のために、続きをご紹介します。
(エンマ堂前から約300m)
伊藤産業の交差点を渡ってすぐに「薬師庵跡」があります。
現在はお寺の門と、小さな地蔵堂(水子地蔵)が残っています(上の画像)

広々とした公園のような空き地には
ここに北畠氏ゆかりの「薬師如来庵」があったことを記した石碑が建てられています。
石碑には平成18年に火事で消失したとあります。
18年ってことは、まだ最近じゃないですか、と
地元の自治会長さんに聞いたところ、
平成18年の同じ日に、以下で紹介する松原寺とこの薬師庵が同時に焼けたのだそうです。

(エンマ堂前から約560m)
伊勢街道から東に向かう、広い道路が現れます。
道路の先には、結城神社があります。
結城神社(津市藤方)

結城神社へ向かう途中にある、
お好み焼き「ふみえ」さんです。
この界隈で「ちょっと休憩」のできるようなお店が
あまり無かったので、ご紹介しておきます。

(エンマ堂前から約615m)
松原寺というお寺です。
お寺の前の道路沿いに、延命地蔵の地蔵堂があります。

細長い敷地のまま、新築された民家、
この界隈はこのように新しい家が多く、昔の街道の面影はほとんどありません。

(エンマ堂前から約960m)
変形の交差点に、津八幡宮参道を示す石碑があります。
津八幡宮(津市藤方)
ここから南へ行っても特に見どころは無いようです。
ここで折り返すか、
または東に向かって、津八幡宮と結城神社を巡って戻ってくるコースもあります。
津市八幡町 旧伊勢街道を歩いてみた(その1)
昔の街並みが残っている、というのは大きな財産だと思いますね。
可能なら、この細長い民家の内部も見せていただければ有り難いです、と自治会長さんに言ったら、
いつでも見せてあげるよと言っていただきました。
機会があれば、もう一度訪ねてみたいです。