雪霰えいぷる

可笑しいホラならいいな
パラパラ　雪アラレ
楽しいジョークならいいな
プルプル　植木鉢

いきなり来たから
霰浴びに庭に出た
ブルブル　寒いや

ほろわない白粒が
髪をつたって溶けて　ほっぺで雨になった

　

凪浜の怪獣

小さな漁港は
アカキイミドアオ
カラフルな浮玉が
ロープと漁網と
海水ウロコ
雪垢と
9°Cの塩気に固まっていた

歌わない色は
誰も居ない水辺で
黙り込んで待っている
海水を纏って音色を混ざしてねぇ
水下の銀鱗を惑わせて
水上のカモメに警告するんだ




アカキイミドアオ
水下では波に揉まれた揺れだけ
色に見えるの？
逆光だからさ…

浮きっぱなしの浮玉が…
知らぬ間に色数増やして
楽しそうにしてみせた

きゅーんと底冷えの浜で
カラス親戚一同ピクニック
塩吹いた羽はピカピカしない



水面以外の如何なるものも
光らないのに
カラフルで
塩気が効いた昼

日曜曇り時々小雨
小さな漁港は
アカキイミドアオ黒
カラフルな浮玉が
ロープと漁網と
海水ウロコと雪垢で固まる
カラスの黒色が
小波に関係なく
ぽちほしと動く
気まぐれに釣られて
ばたがさと足されたり…引いたり

4月25日 よい方法を♪

おはよー😉よい日を♪/ 掃除中（うそ😆）

4月24日 移動日

おはよー😉/ 移動日

4月21日 葉山ハートセンター

見れば見るほど、葉山ハートセンターのインテリアは面白い。

お味噌汁の日

お味噌汁を作った日

コロナ禍中、母宅近所では　たくあんや浅漬けなどの無人販売を見るようになった。
小坪漁港からの採れたてワカメも見かけて、買ってみたいなぁと思っていたけれど、出直して行くと決まってもうなかった。
この日もお目当てのワカメは売切れ。生メカブを初めて買ってみた。。。結構真面目にお味噌汁に取り組んでみたけれど、おかわりしたくなるようなお椀にはならなかった。


*昨年のその日



薔薇のお砂糖漬けを作った😉

薔薇の花弁
グラニュー糖
卵白
コアントロー
lemonジュース

薔薇の花弁を洗います。
卵白+コアントロー(オレンジキュラソーでもラム酒でもok)+グラニュー糖+🍋ジュースを混ぜます。
それに、花弁をつけて、ワックスペーパーに並べます。
1分間、強で電磁レンジに入れます。
電磁レンジからそれを出して、新しいワックスペーパーに裏返して並べます。
グラニュー糖をパラパラかけて、電磁レンジの「弱」で4分温めます。

出来上がり！

そのままパリパリ食べても、紅茶に浮かべても❤️美味しいよ！
パンジーでも出来るよ😉

虚しき時の歌

蝦夷狼のルーチン（日常）は 蝦夷鹿狩りだった
のに、、、
狼が　子供たちをみんな食べてしまうと思った人間が、、
絶滅させちゃった
増えすぎた蝦夷鹿は、奈良のかわいらしいのと違って巨大なの
バンビ※の父上のワンシーンみたく
悠々と徒党をくんでアスファルト道路をあるく
蛇も狐もいないニュージーランド※に
兎を連れてきたスコティッシュと逆よ、、
ぁははん
マミィ羊のルーティンが はじまっちゃつた！

春に凍えるに
母に推敲を諭され後

ヒッチコックの「鳥」みたいなビーチに
にしんの群来を見る
風にあおられて、何百のカモメが幾何学的に舞う
群来のラインは、海の上でメタリックな金色よ・・・
あたしのプリメーラ※プリマベーラ

疲れは、境界を超えて
独りベッドで入院ゴッコも出来ず

きまぐれすぎる
春光に飛びつくに
昨年の尾ひれの枯葉集めて
今さらに枯れ薔薇でお菓子を作り

熊笹の手を切るような青葉や
笹筍の美味しさを記憶の泥沼に浸す

私のとびきりの上澄みは
淀んで　食べられない

家族がみんな揃う食卓を待ち
どんどん増えるお味噌汁の上澄みを
今度こそ確かめるぞって、ワクワクして
猫舌になったのに

お味噌汁すら欲しからず
母の冷蔵庫整理でレタスのスープが3日目だ

そんな、面白くはない今日

帰りたいし、帰りたくない

※ニュージーランドに居た時に、野うさぎの害を聞いた。移住者は、故郷の風景が恋しくて色々連れてきていた。ゴースもそうだ。ここの蜂蜜の匂いがする灌木。それも緯度の違うニュージーランドで故郷とは違う生き方になっている。

※バンビワンシーンは講談社のディズニー絵本だった。3才の私は、それが怖すぎて…バンビの絵本を取ることも、ましてや開くことも出来なかった。

※日産プリメーラ

4月17日Smile

古いアルバムには
貼ったり剥がしたりで
傷んだ写真があった。
どんなに傷んでいても
映った母が笑顔ならば
うれしいな　と思った

いつも笑顔のように
口角が上がっているはずの母が
図面を広げて編み物をし続ける
広角が下がって・・・
視線が弱くなる・・・

黙することは
笑顔を作ることで　許される

ごきげんよう

ごきげんよう

今月から母の部活「編物」が再開しています。一人暮らしになった80才以上の編物ができる女子が集まって、四方山話をしながら教会のホールに集まって手を動かす会です。10年以上前から母も参加させて頂いて楽しく針を動かし、逗子というお土地柄でチャリティーバザーの際には沢山売って貢献していることが、彼女達の誇りでもありました。水兵さんにニット帽を編むことしかり、お祈り❓が籠った手編みの何かを・・・「流通している」という部活のステイタスで、「ただ手を動かす」という事以上のプライドがあったように思います。プライドに関しては年齢を重ねただけの不可侵の領域なのです。

コロナ禍で1年近くの集合自粛があり、再会できた部員たちの多くは・・・まだらの認知症になっていました。今まで「製品」に取り組んでいたことが、解らない。清潔な「売物」についての感覚が無くなってしまった。そして超高齢化で軌道修正する術が無い。そして何か提案しようものなら、直接彼女らのプライドを傷つけることになってしまうようだ。。。

母は朝から「納品」の作品を袋詰めしていた。コストコの特大バッグ一杯になっていた・・・。今年もバザーは無いだろう。母が言うには「ヨソモノ」の私には、編物部の収蔵室という物置の環境を確かめる権利はない。ただ行き先のない特大の袋を持って、近所のおば様も迎えに行って安否を確認して、母と合流させて・・・徒歩5分から終わるまでの3時間の無事をお祈りするだけです。

※画像は、私が母から買った「春から夏のバッグ」

或る晴天の日常

🌞
或る晴天の日常

目覚めると晴天だった
テレビでは　新しい日常と言っていた
ボクには　所謂日常の観念がなかった
それは、あまりにも長かった
だから　新しい日常のルーティンが与られるように祈っていた
毎日9時にアラームが鳴る
トゥウィーティがスペイン語で歌う
早口のスペイン語は何を言っているのか判らないけど元気が出る
ボクは　文語体の主祷文を唱える・・・
ぁっ…　数少ないボクのルーティンだ

目覚めると晴天だった
コーヒーを飲んでから身支度をした
冒険へ行こう
二重にマスクをした
ひとつは手編みのコットン　ひとつはグレーのウレタン
マスクを素材違いの二重にすると眼鏡が曇らないんだ

財布には　紙がなかった
冒険の前に　お金をおろそう
ドアを開けると　眩しすぎる春光があたしの目を襲う
ずたぶくろ化した　カルディのリンゴ酒バッグから
サングラスを拾う
それをかけると　この世の彩度が夏まで傾いてしまう
妄想のような春のカケラなんて或るのかしらん
初めてお金をおろす郵便局
あたしは　戦隊モノの〇〇レンジャーのような出立を
郵便局の大窓で見た
(コスプレ感は無論全開だが、あたしはコスプレイヤーではない😆)

晴天だ
家々の物干竿には　
朝一の洗濯物が鯉のぼりみたいに春風でヒラヒラしている
目が悪くなったあたしには　特に「鯉のぼり」に見えた
住人たちは　日除帽を被って庭いじり中…
家庭菜園の長ネギ畑は大半が収穫を終えたのか　近所中ネギ臭い!
午前のネギ畑には　ふんわりとモンシロチョウが舞っていた

晴天だ
安いサングラスは　その面積で乱反射して
近景も遠景もグチャグチャになって中景しか感知できない
記憶は・・・短期記憶がまずいことになってきた・・・
絶対に覚えていたいことがあったのにさ
何もかも　強風が吹っ飛ばしたよ

青い小花を見つけた

ふりだしに戻った

私は　キーホルダーをガチャガチャさせて家に入った



＊画像は2020年4月15日