みかんをむいてくれる 伯母さんと
みかんをむいてくれる 妹
やさしすぎる彼女たち しろいすじも 一本残らずとってくれるんだ
とっても時間がかかるけど 待ってるんだ
そしてウソみたいにむかれたみかんは
なぜか すこし缶みかんの味がする。。。。
みかんをむいてくれる 伯母さん いない
みかんをむいてくれる 妹 いない
あたしと弟は みかんが食べられない
しかたがないから 輸入オレンジをナイフでむく
スライスしたオレンジをテレビ見ながら
なんとなく食べる
ママに言われて貯蔵庫の越冬キャベツを取りにいく
新聞紙に一個づつ包まれた冬越えの野菜たち
棚の面がジュクジュク腐ってることもあるけれど
それはぜんぜん平気
シンクのところまで運んで 新聞紙と腐った葉っぱをはがすと
甘いにおいの白いキャベツがでてくる
ぁぁ・・・今しか味わえない あじ
白いキャベツと カビみかんの隣にあったみかん。。。。
みかん 自分でむこうかな むいてみようか。。。。
あの味が するのかな。。。。