ゆき
ゆき
つるつる道
転ばないように 下を見て歩く
ゆき
ゆき
そらはネズミ色
見たくないから 下を見て歩く
ゆきゆき
束の間の青空
すばらしすぎる景色
私はまた騙されて
雪を愛する
私が愛しているのは
雪の下の生命を信じているからだろうか
私が愛しているのは
雪の下の循環を信じているからだろうか
春を待っているからだろうか
純粋に胸がいっぱいになるような
まぶしい白と
やわらかな稜線と
あおぎみる青があるからだろうか
ゆき
ゆき
つるつる道
どんなに寒くっても
転びそうになると
全身が熱くなるね・・・
「」は、クスッと 笑った