
「ゆきぐも」
フカフカの雪雲にのってる夢をみた
雪虫がとんだ後のせつない匂い
雲越しのおぼろげな太陽
黒いフリースについた大きな結晶が
ゆっくりゆっくり水晶のしずくに変わっていく
私の胸の中の小さな結晶も
ひとつ溶けて
あなたのことを思い出す
ふたつめが溶けるころ
いつも想っていることを思い出す
みっつめが溶けるころ
伝えたい伝えなければと考える
夢からさめたそのときに
「あなたの事をわすれてないわ」
・Snow cloud dream・
I had dream of that get on board a snow cloud
It has special sentimental smell, likes after flying the snow insect
Faintly Sunshine, it comes in from cloud’s veil
Beautiful snow crystal on my black corduroy
Slowly, slowly, it thaws
And change a pretty drop….
First of my crystal in my heart has thawed out.
And it reminds of you everything….
When the second of my crystal has thawed out
It reminds I think of you every times….
When the third of my crystal has thawed out
It reminds I want to tell you
And I think should I tell you that
When I wake up from this dream,
I’ll tell you,
“Sure, you are into my heart.”
「雪雲のゆめ」
雪雲にのってる夢をみた
とくべつにセンチメンタルな匂いがして
それは雪虫が飛び去った後に似ていた
おぼろげな太陽が雲のベールをとおしてみえた
ぼくの黒いコーディロイの上で
美しい雪の結晶が
ゆっくりゆっくりとけた
そしてかわいいドロップになった
ぼくの心の中の結晶がはじめにとけだした時
それは君のすべてを思い出させた
ふたつめがとけだした時
それはいつも想っていることを思い出させた
みっつめがとけだした時
伝えたい伝えなければと考えた
夢からさめたそのときに
「もちろん、君はぼくのこころにいるよ」
-2004 Merry Reindeer Exhibiton 詩集「ふゆの歌」より
-最初に「ゆきぐも」をつくり、英訳したのが「Snow cloud dream」それをさらに和訳したのが「雪雲のゆめ」なんとなく性がいれかわるかんじがおもしろい-