一級建築士の「住宅のヒントと秘訣」

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無垢杉パネル

2007年12月06日 13時23分20秒 | 住宅ノウハウ・実例
▲無垢杉の3層パネル、厚さ36ミリ


みなさん、こんにちは。ミタス一級建築士事務所の清水です。

本日は、朝から現場で外壁防水の再々検査でした。

やはり、完全ではなく、スタッフと二人で手直しをしてきました。次の職人さんが待っているので、ここまで来たら私がやった方が早いからです。こだわりが強いので仕方がありませんが、どの現場でもこうなってしまいます。こんなことなら、外壁防水に関しては私が現場監督をしたほうが良いかなと考えています。



さて、写真はわかりにくいと思いますが、無垢の杉材を3層に張り合わせた36ミリのパネルです。床材として使いました。これをいかに簡単に美しく張れるか、初めての試験の意味もありロフトの床に採用しました。

1階や2階の床に張るには、この出来具合や経過をみて問題がなければ、次回から採用も考えます。

写真ではわかりにくいですが、床の上部からもビスで床材を留めています。そのビス穴が見えるとロフトといえども見映えが悪いので、木栓といって木を丸く切ったもので蓋をしているのです。

この本数が多いと手間が掛かります。

できあがった感じとしては良いです。3層といえども12ミリの厚みの無垢材を3枚合わせているので、単独でも一般フローリングの厚みですね。その3倍です。杉の柔らかさと厚さからのしっかり感も素足に気持ち良さそうでした。


他の階は、普段使っている30ミリの松材の無垢フローリングを使っています。


大工さんのこの杉パネルの感想を聞きながら現場で話をしてきました。

「重い…。」「1階や2階を全部となると、結構大変…」というようなコメントでした。

私は、これを外壁の下地に全周張りたいと何年も思い続けているのですが、実現しません。まだ当分無理そうです。




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