一級建築士の「住宅のヒントと秘訣」

注文住宅を考えたら「住宅の考え方が180度変わる」住宅勉強会やセミナー、他では聞けない住宅や建築がわかるブログ。

スタッフの前提

2008年02月08日 18時43分42秒 | 建築家の日記
みなさん、こんにちは。ミタス一級建築士事務所の清水です。

昨日は、朝、現場へ行って打ち合わせをしてから「横浜市建築事務所協会」に書類を提出、昼から夕方まで「神奈川県建築士事務所協会」の設計監理指導委員会主催の「建築建物調査鑑定事務所」に対する講習会を行いました。

全国でも、建築士事務所協会でこれだけ積極的に調査や鑑定の講習会などを定期的に行っているのは、神奈川県だけだという噂も聞きました。

私は委員で主催者側でしたので、準備と片付けを終えて、そのあと夜は「NPO横浜市まちずくりセンター」の勉強交流会に参加してきました。



本日は朝一番でやはり現場へ行き、戻ってからスタッフとの全体ミーティング、午後からは新しい取り組みに対しての社内研修を行いました。

これから私の仕事に取り掛かりますが、建築に関して新しいことを知ることができる、その道のエキスパートに教えてもらえる、理解を深めることができるということは大変嬉しいことですし、日々の仕事と同じように大切なことです。

どんなに忙しくても仕事が趣味といいきれるのは、自身を磨いた分をすべて仕事に反映させて、結果として見つめていくことができるからでしょう。


仕事を楽しむことだけに満足しているのであれば、自宅か仕事用に小さなマンションの一室を借りて、ひとりで仕事をしていれば、こんな気楽なことはありません。

ですが、私の考え方に賛同してくれるスタッフを育てながら、私のポリシーを広め、もっとたくさんの仕事をして社会貢献したいと思っています。

住宅に関して私と同じ考え方のスタッフが仕事をし、スタッフの力を借り、より多く広めていってくれる、大げさに言えば、最終的には日本での住宅に対する考えかたを少しでも変えたいと思っています。

そのため、私はせっせと頑張っていますが、

スタッフに関しては、「自身が常に向上していくことを楽しむことができるかどうか」という考え方を一番重視しています。これがミタス一級建築士事務所のスタッフとしての前提条件です。現時点で多少の技術や知識が余分にあっても向上をしなければ、すぐに陳腐化してしまいます。

天狗になっていると、私から雷を落とされますが、慢心は向上心を蝕むからです。
失敗をして、叱られると思ったら全くそうではなかったとスタッフが意外に感じることがあるのは、本人が気づいて反省していれば私からわざわざ指摘する必要が無いからです。

20年間や30年間必死に学び続けてきた人が自分は一人前だと考えていたとしても、住宅の建築という広くて深い分野に関しては、どんな天才でも「学ぶべきことはない」とまではいかないと私は確信しています。100年間でも無理でしょう。そのため、その道50年間のベテランでも人間である以上、失敗もあれば知らないことはたくさんあるはずです。

ミタス一級建築士事務所で求められもっとも大切なことは、常に学んで自身を向上させ、少しでも快適な本当の意味での良質な住宅を、望まれるみなさんに提供することです。


世の中は刻々と変わっていきますし、私たちも向上し成長していかなくてはいけません。建築の世界では、例え少しづつの向上であっても、10年間頑張れば誰でも並みのプロ以上に成れます。日常の仕事を一生懸命こなしている人はたくさんいても、忙しさを理由にして、それに加えてさらに向上し続けようという人は少ないからです。




横浜市 設計事務所

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