木造住宅では、免震装置は、メリットとデメリット、費用を考えると不要だと考えます。
制振装置については、今までじっくり研究してきましたが、必要に応じてと考えています。
制振装置には、大きく分けて、油圧ダンパー式と金属ダンパー式に分かれます。
他の種類もありますが、上の2種類には多くの製品が発売されています。
それぞれにメリット、デメリットがあります。
ミタス一級建築士事務所デメリットは、
リフォームの補強では、2階からの力の流れを考えて
1階の接合部を守ったり、筋交いの補助的な意味で使用します。
新築では、その地盤、プラン形状(平面と上下)や耐力壁のバランスなどを考えて
採用するときと必要が無い場合は、採用しない時があります。
ミタス一級建築士事務所が使用するのは、最近は主に油圧式です。
以前は、他のタイプも使用しました。
また油圧式の場合は、価格が高くても耐久性を考えられたドイツ製品か日本製品を使用しますが
これらに頼ることなく、プラスアルファで念のため使用する感じです。
メーカーが発表する数字や性能良さを全て信じるわけではなく
裏を読みながら、デメリットも考えた上のことです。
▲油圧式、最新式の高性能で長いタイプは、数が半分で済みますが、
短いタイプを多く付ける方が良いのかもしれません。
設置可能場所が少ない場合は、このメリットはあります。
▲▼油圧式、短いタイプ。数を多く付けます。個人的には、この方が安心感はあります。
いずれも、限界耐力計算も行って、その配置を考えるのですが、配置は従っても
この数値はあくまで参考程度に考えています。
油圧式を採用する理由はありますが、説明が長くなるので省略します。
ひとことでいえば、少しの揺れから効き始めるというメリットです。
ちなみに、東北大震災では、有名なハウスメーカーの制震装置が役に立たなかった
という話も聞いていますが、東北大震災は、津波が押し寄せて建物を破壊していったので
地震としてどこまで参考になるのかということもありますし、
真偽は定かではありません。
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