みちのくの風の旅人 [ 愛と義の街(上杉の城下町)から情報を発信中 ]

米沢・山形・東北の自然や文化・風土を季節の便りとして届けています。HP[新・天空の流れ雲]と合わせてご覧ください。

原発事故と大震災・福島双葉地区の今;⑥大熊町の復興拠点

2024-11-28 09:53:38 | 東日本大震災に寄せる想い

11月11日(月)福島県双葉郡で、2度目の朝を迎えた。特に、大熊町と双葉町・浪江町は、原発事故現場に近く、8年間の空白を経て令和の時代に入り、ようやく限られた場所だけに帰還が許され、新しい街づくりが進んでいた。  

避難指示区域について、福島県のホームページの画像を掲載しました。

詳しくは、こちらにアクセスして下さい。

 避難区域の変遷について-解説- - ふくしま復興情報ポータルサイト - 福島県ホームページ

 

 双葉郡8町村の、昨年4月現在の避難指示区域の概念図を上に示してあります。

東京電力福島第一原子力発電所のある大熊町と双葉町、その北にある浪江町には、ピンクの領域で示された、帰宅困難区域が大きく広がっている、

下の図は、大熊町の今年2月時点の詳しい区分図です。

大熊町の国道6号線の東側は、ほとんどが中間貯蔵施設区域となり、かつては街はずれの大河原地区(常磐道の西側の一角)が、復興拠点となり整備されていた。

 交流施設 linkる大熊 ↓

 その反対側には、商業施設おおくまーとがあり、それらに隣接して宿泊温泉施設ほっと大熊がある。

おおくまーとには、飲食店、居酒屋、理容店、コンビニ、コインランドリー、郵便局が入っていた。

宿泊したほっと大熊では、食事が提供されないので、コンビニがとても重宝した。 

ほっと大熊の東側の一帯には、大河原災害公営住宅が、約100棟建てられていた。

11日の朝食前に、ほっと大熊周辺を散歩しながら、いろいろな写真を撮った。

   ↓

西側には、大熊町役場がある。役場前の道路は7時半頃から朝のラッシュアワーで、車が急に増え始めた。

車は西の山側から東の海側に走る台数が多く、ゆるい下り坂のため、時速50・60kmは出ているのではないかと思う。

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次回は、浪江(ナミエ)町の震災遺構の請戸(ウケド)小学校について、掲載予定です。途中、前田の大杉も見たので、写真載せます。

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原発事故と大震災・福島双葉地区の今;⑤楢葉町から大熊町へ

2024-11-27 06:16:04 | 東日本大震災に寄せる想い

11月10日昼前に平和集会の全日程が終了し、Jビレッジで解散した。その後、車で10分程走り道の駅ならはに到着した。

昼食後、北側の日帰り温泉施設の2階の休憩スペースで、ゆっくりと休んだ。 

ホームページ → 道の駅ならは|温泉・グルメ・日帰り入浴

原発事故により、8年間休業を余儀なくされたが、2019年(令和元年)再開された。

 

道の駅を後にして、今度は天神岬スポーツ公園(地図の右上にある)に向かった。大変眺めのいい所だった。

ホームページ → 施設案内 – 天神岬スポーツ公園

キャンプ場や広場もあり、家族連れなどで賑わっていた。

下の写真の奥にある煙突は、広野火力発電所のある所である。

天神岬から車で約30分、大熊町の大河原地区の復興拠点にある、駐車場に到着した。

参考 ホームページ →  ほっと大熊 - 大熊町交流ZONE

午後4時前に到着したばかりの頃は、プロレスイベントの後片付けの最中で、沢山の人で賑わっていたが、30分ぐらい後にはひっそりと静まり返っていた。

 夜はイルミネーションが輝いていた。

地元の日帰りの温泉客を時々見かけたが、宿泊客は少なく、私の他は一人か二人だけだった。

ツインの部屋に一人でゆっくりと過ごすことが出来た。

参考 ホームページ →  町内の避難指示区域について - 大熊町公式ホームページ

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次回は、大熊町の復興拠点の大川原地区の現況を掲載予定です。

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原発事故と大震災・福島双葉地区の今;④ 伝承館見学

2024-11-25 08:18:21 | 東日本大震災に寄せる想い

11月10日、フィールドワークの最後に「東日本大震災・原子力災害伝承館」を見学した。

下の名称にリンクを貼っています。クリックしてみて下さい。ホームページににアクセスできます。

東日本大震災・原子力災害伝承館

最初に約20分程度、語り部による災害直後の実体験に基づく話を、40人程度が入れそうな研修室で聞いた。若い世代の語り部だった。震災時小学6年生だったそうです。

伝承館のパンフレット ↓

その後、円形の大きなシアターで、様々な映像を10分ぐらい見てから、展示室をゆっくりと見学した。その際に、写真も沢山撮ったが、ほとんどがホームページに載っているものと、類似しているので、ブログには一部の写真のみ掲載しました。

 見学ルートの写真

2年後の写真 東北六魂祭

原発事故前に双葉町にあった、通りをまたぐ大きな看板。

伝承館を見学後、常磐線の双葉駅で数名が下車し、大半の人はJビレッジホテルまで戻った。伝承館からJビレッジまでは、約25kmぐらいの距離である。これで、平和集会の全日程が終了した。

 伝承館 ↓

(海側の堤防から、西側の山々をバックに撮影した)

伝承館から直近の双葉駅

常磐道の大熊IC(常磐双葉ICだったかも?)から約20km南下した。

その途中、高速道路の端には4・5km間隔で放射線の線量計が設置されている。

0.5μSv(マイクロシーベルト)を示している。

広野ICで一般道に入り、数分で再び出発地のJビレッジホテル前に到着した。11時過ぎ、全国の仲間達と別れた。

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次回は、平和集会の公式日程が終了後、個人的にさらに双葉地区に滞在し、見聞きしたことを掲載予定です。主に、東京電力福島第一原子力発電所のある、大熊町中心です。

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原発事故と大震災・福島双葉地区の今;③平和集会フィールドワーク

2024-11-23 21:49:55 | 東日本大震災に寄せる想い

 タイトルの一部を、福島県浜通りから福島双葉地区に変更しました。浜通りは福島県の太平洋側全部を言い表します。相双地区はいわき市を除いた部分で、北は新地町を含む相馬地区と、双葉郡8町村の双葉地区を併せた総称です。東京電力福島第一原子力発電所の20km圏内に、双葉地区のほとんどが収まります。

 上の地図上で、楢葉町(ならはまち)の広野町との境界線近くに、Jビレッジはあります。

また、福島第一原子力発電所は、双葉町と大熊町の海岸付近にあります。

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  相双地区の観光サイト → https://sou-sou-fukushima.jp/

  ガイドブックはこちら →  https://sou-sou-fukushima.jp/guide

  双葉郡ぐるりんガイド 2023年度版 次の福島県HPにアクセスして、

  PDFファイルをダウンロードしてください。→ https://www.pref.fukushima.lg.jp/sec/11110a/gururin-

  

 10日の朝は慌しく始まりました。7時頃に朝食、部屋の荷物を片付けてから、チェックアウトし、ほとんどの荷物は自分の車に置いて、身の回りの筆記用具等のみ持参し、バスに乗車した。Jビレッジを午前8時に、3台に分乗し出発しました。  

Jビレッジホテルを、午前8時に出発 ↓

私は3号車に乗っていたので、かさ上げされた復興道路のカーブに指しかかった時、車内から前の2台を写真に収めた。

かつて豊かな水田地帯が広がっていた所は、太陽光発電のパネルで埋め尽くされていた。

海岸近くは、津波に飲まれて住宅の姿は、跡形もなくなっていた。

以上の写真は、全てスマートフォンで、バスの車内から撮ったものです。

原発から10km圏内を中心に、かつて双葉郡の小学校勤務していた教員に、ガイドしていただきながらのフィールドワーク前半の部だった。約1時間過ぎて、東日本大震災・原子力災害伝承館で一旦、バスを降りた。伝承館は原発から約4kmの所にある。

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次回は、伝承館の見学内容を掲載予定です。伝承館は4年前の令和2年に開館した、福島県の施設です。

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原発事故と大震災・福島県浜通りの今;② 平和集会(全大会と分科会)

2024-11-22 21:06:12 | 東日本大震災に寄せる想い

 10月上旬、山形県の退職者の協議会から、Jビレッジで開催予定の日教組平和集会への参加要請があり、心が動いた。7・8年前に国道6号線の放射線量の数値が下がり、3km園内を通れるようになった時に、南のいわき市から一気に北の南相馬市に走り抜けたことがあった。20km圏内の道路の両側は、関係者以外立ち入り禁止のバリケードだらけだった。後日、当時のブログ記事に詳細をupしているので、紹介します。

 11月9日(土)11時半頃米沢をマイカーで出発した。約180km、途中休憩を入れても14時少し前に、Jビレッジホテルに到着した。13年前なら4時間以上を要していたはずである。

 北は北海道、南は沖縄県まで、全国から200人ぐらいが参加し、15時から全体会が開催された。3階のコべンションホールは超満員だった。東北からの参加者の席は30人ぐらいあった。

 参議院議員の古賀千景さんが、スケジュールを調整し急遽参加してご挨拶された。翌日のフィールドワークまでの全日程を参加された。分科会・フィールドワークのバスまで、偶然一緒になった。大変バイタリティ溢れる方だった。

 16時頃から4つの分科会が約2時間、同時開催された。私は第2分科会「核兵器廃絶、脱原発など核と人権に関する問題」に参加した。

 レポート1 住民の分断と静かに時が流れている寿都町(すっつちょう)・神恵内村(かもえないむら)の現在

 レポート2 原爆被爆二世の救援を求める集団訴訟について

  以上について、詳細について書くには紙面が足りません。関係者には機会があれば直接お話しさせてください。

 19時から、ビレッジホールで交流会が開催された。大変熱気の満ちた2時間を過ごすことが出来た。ほとんどの参加者は現職の教員でしたが、私の様な退職者も7・8人に一人程度いた様である。大変有意義な1日目となった。

 

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 翌日は、朝8時にフィールドワークのバスが出発することになっているので、早めに寝ようとしたが、ビール、ワイン、日本酒と少々飲み過ぎて、寝たのは11時過ぎだったような気がする。

 Jリーグのサッカー選手なども利用するホテルとあって、ゆったりとしたシングルルームで大変良かった。

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次回は、11月10日(日)のフィールドワーク記事を掲載予定です。

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