山形県内の感染者が急増し始めたのは、3月中旬になってからだった。2月の新規感染者は1ヶ月間で約40名、一人もいない日も10日ほどあった。それが、たったの1日で2月1ヶ月分を上回る49名の日も現れた。
首都圏の緊急事態宣言について、山形県民にとってはよそ事の様に感じていたが、明日31日を残し3月だけで2月の10倍、400名に迫っている。
今日も27名の新規感染者、20名を超える日が10日以上続いている。県内の感染者累計915名、残念だが1000名を超えるのは時間の問題となっている。
ところで県内での急増の予兆は、既に隣県の宮城県で2月の後半から始まっていた。山形県にも影響を及ぼすのではないかと、心配していたが現実となってしまった。
山形市と仙台市間では、毎日70往復以上の高速バスが運行している。酒田・鶴岡、新庄、上山、米沢などからも含めると、100往復以上に達している。バス、鉄道、自家用車、さらに営業用・宅配などの物流関連の車が、頻繁に行き来している。現在はコロナの影響で人の移動は少なくなりつつあるが、それでも1万人前後はいるのではないかと思われる。
ウイルスは奥羽山脈を風に乗って越えてやって来るのではなく、人と一緒にやって来た。山形市を中心とする近隣都市での感染者の急増は、人の移動そのものの結果だと言えなくもない。
山形県は直近1週間では、東京以上の感染状況と言える。
↓ ↓
昨日、29日のデータです。
山形県庁のホームページのグラフ
↓ ↓ ↓
山形県内で初めて感染者出たのが、昨年の3月31日、1年間の推移は下のグラフのようになっています。