ギャラリー 一間

骨董ルクラシックの画像庫

李朝白磁徳利

2022年03月11日 08時51分18秒 | 骨董

李朝白磁徳利

 

朝鮮王朝時代後期の白磁瓶です。

朝鮮の瓶の本来的な用途は、この盤口形に限らず、すべて油瓶ですが、

ほとんどが磁器もしくは磁土を多く含むものですので、

コンディションと洗浄次第でとくりになるわけで、

古来数寄者たちはそうしてきました。

本品も、もとより油臭はありませんでしたが、

当方で洗浄しました。

内部に黒ずみ汚れが残ったものの、油臭はいっさいありません。

容量も約2合と、独酌には最適です。

青みがかなり強い魅惑的な肌を呈しており、こういう肌は稀です。

口縁に適当な直しと付着物があるのと、高台内一部ブラックライトに反応する箇所がありますが、

これは直しなのか、砂中の反応成分なのかは不明です。

いずれにせよ、漏れはありません。

完全に磁胎です。

時代なりのスレ、汚れ、疵、釉切れ箇所等ありますが、

稀にみる肌の李朝白磁です。

口径 約4センチ前後

高さ 約14センチ前後

実物と画像とでは多少色合いが異なる場合があります。

古いものですので、画像と説明文にない疵等ある場合があります。

サイズは前後と記載の通り、誤差を含みます。

 

ご売約

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


壺屋焼締徳利

2022年03月11日 08時31分19秒 | 骨董

壺屋焼締徳利

 

18世紀ころかと思いますが、それより多少古い可能性もあります。

壺屋の焼締瓶です。

壺屋を含めた沖縄の瓶は時代がさがるにつれ、厚手となり、容量も少ない傾向にあるかと思いますが、

本品は重さはあるものの、容量約2合とたっぷり入るサイズです。

この容量も時代判定の材料のひとつと当方は思っています。

口縁に直しがあるものの、目立った大疵はありません。

肩の下に一部筋状の疵のようなものがありますが、漏れもありません。

一部白い粒がまじっており、前々所有者のかたは八重山と考えておられたようですが、

当方は壺屋かと思います。

いずれにせよ、現在では希少なものですし、何よりこの姿が佳いです。

少し前壺屋の流行がありましたが、当方はそんなものには関係なく、沖縄の焼きものが数寄です。

沖縄現地のかたに無理を言ってわけていただいたお品です。

口径 約4.3センチ前後

高さ 約11センチ前後

一部肌に欠けというか剥落箇所があります。

実物と画像とでは多少色合いが異なる場合があります。

古いものですので、画像と説明文にない疵等ある場合があります。

サイズは前後と記載の通り、誤差を含みます。

ご売約

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


古備前花活

2022年03月11日 08時24分45秒 | 骨董

古備前花活

 
江戸時代のいわゆる伊部手かと思います。
それまでの備前は無釉でしたが、
江戸初期になると泥土を薄く塗り焼成する技法が成立しました。
本品が江戸初期かどうかは不明ですが、
個人的には江戸中ころと思っています。
 
荒々しさを残した姿で、ろくろ目が強く出ています。
何より高台が良いです。
花活けとして制作され、使用されてきたものでしょうから、
当然油臭もなく、当方では未洗浄ですが、洗浄していただいたらとくりとしてもご利用いただけるかと思います。
双耳は欠けたものだと思うのですが、ルーペでみてもその痕跡がはっきりわからず、
もしかした一部は欠けているかもしれませんが、元々こういう姿だった可能性があります。
 
いずれにせよ、現在ではかなり希少な作品かと思います。
主観ですが、眺めているだけでも心豊かになれるお品です。
 
口径 約3センチ前後
高さ 約20.3センチ前後
 
実物と画像とでは多少色合いが異なる場合があります。
古いものですので、画像と説明文にない疵等ある場合があります。
サイズは前後と記載の通り、誤差を含みます。