李朝小壺
朝鮮王朝時代後期19世紀頃の小壺です。
白磁をめざして作られたものですが、
十分な制作環境ではなかったため、グレーのあがりになっています。
後期特有の厚手の造り、
全体に貫入があります。
当方でも使用しましたが、
なかなか肌は変化しませんでした。
そういった意味で、ここまで貫入に古色がしみているのはおそらく百数十年、実際に使用されてきたものなのだと考えられます。
口縁に欠けがございましたので、
当方で金泥をまきました。
ぐいのみ・コーヒー・一輪差しなどに。
口径 約5.8センチ前後
胴最大径 約8センチ前後
高さ 約7センチ前後