最後の練習。と言っても特に意識する事はなくいつも通りの向上心とプレーで臨めば良い。
今日は一日を通して最近来た選手を中心にコーチングしてきましたが、複雑な気持ちになりましたね。最後のミーティングでも言いましたがフォンテに必要なモノとは「やる気」だけ。技術や身体能力を育てる所であって、大前提に「やる気」が無ければ成長する事は出来ない。
確かに来たばかりの選手に逐一言っていかなかればならないのは手間ですが、そうでなければ今後の大きな成長にはつながらない事は確かです。今日は警告メールが数人出ますね。あぁ、一時間以上かかるな・・・一人だけなら良いんだけど。
練習中でも、真面目にやりたい選手の妨げになるのが一番良くない。「妨げ」にも色々種類があって、他のスクールの噂でよく聞くのが「○○小学校の選手が一気に入ってきて、輪を作って他の選手にはパスを出さなくて、自分がミスをすると・・・」などよく集団になって行動したがりますね。
フォンテではそれはさせないようにコーチングを入れています。せっかく違う環境でサッカーをしてきた選手とサッカーが出来るなら、例え二人で来ても知らない選手と練習をするべき。海外に留学して同じ日本人と居れば外国語は絶対に覚えないのと同じ。そして小さなコミュニティでしか活動が出来ない人間になってしまう。
他にも、お金の大切さを知らない、親に行けと言われたからなどという理由でサッカーに取り組んでいる選手は多い。それもフォンテにとっては妨げの一因になる。マジで?と言われるような事を目標にしている以上は全力で取り組まなければその高い目標にはいけない。「そんなプレーで今日千円くれた親にありがとうって言えるの?」と言われて首を横に振った以上は、すべきプレーがある。そしてそのプレーは全てのプレーに必要である。
今日はその「やる気」の差がはっきりと感じた一日でした。やる気のない選手はやはり見たくない私にとって、嫌な気持ちになるのは当たり前か。今日良いプレーをした選手は多かったですが、その選手達が本当につまらない練習でも全て吸収するつもりで取り組んでいました。勿論喝を入れた時もありましたが、もっと違った気持ちの入れようだったと感じます。
技術でもなく、身体能力でもなく改めて「やる気」を求めて2012年を迎えようと決意しました。