「夢」
娘が聞いてきた
お母さんが子どものころの夢って
何だった?と
1才から3才のころは?
― 記憶にないよ
4才から6才のころは?
― う~ん、絵描きさんだったかな~
7才から12才のころは?
― イラストレーター
中学生は?
― 特になかったかも…
高校生のときは?大学生のときは?
― 特になかったかも
学生のころは
だんだん自分が何が好きで
何をやりたいかという気持ちが
ぼやけていた
なぜだったんだろう…
そして今
またはっきりしてきた
あれこれやって
やらなくなったこともある
削ぎ落とされ
厳選され
やりたいことはシンプルに
これだと言える
あの子どもころに
思っていたこととは
変わってしまったけど
好きなものは好きという
あの子どものころの
純粋な心は
そのままに
将来の夢はこれだよと
いくつになっても
娘に語りたい
(晶子)
何のつもり知らないけど、娘に私の過去を紐解かれていた。
中学生くらいからは、まわりに合わせ、少しでもいい学校に入ることを考えて勉強をしていた。
どんな仕事をしたいかは、大学で考えたらいい。
それでも、特に見つからず、ゼミの関係で楽に入れ、会社の場所で考えて、決めた。まだまだあの頃はバブルギリギリのときで、就職に苦労はしなかったから。
かろうじて大学の終わり頃、何となく行ったPOP広告クリエーターの勉強は楽しかった。
就職してから、絵を購入した辺りから、変わり始めた。
親がそのとっぴもないことを認めてくれたことがきっかけになったのかもしれない。
画廊に通って、色々な絵を見た。
その後、インテリアコーディネーターの学校に、仕事をしながら通った。
プレゼンは、今のMCに生きている。コーディネートは、全体をまとまった雰囲気にまとめることに生きている。
結婚して、子どもを生んでから、やりたいことは溢れてきた。
手書きの新聞を書き続けたことは、そのコーディネートの勉強が生きてきて、自分の想いを文章に、イラストに、マンガに表現していった。
私は想いを表現したかったのだ。
今は、二胡演奏で、写真で、文章で、それをしている。
表現をすることは、きっと人間の本能で、自分にぴたりとくるツールを見つけることは、とても幸せなことである。
思わぬ長文になってしまった。
おつきあいいただきありがとうございます。
今日も素敵な一日になりますように♪