こんなに楽しい!みやび流押絵

各教室での押絵の作品や、道端で出会った季節の移ろい、クスッと笑えるテーマもありますよ~

川柳再開

2007年05月22日 | あれやこれや

今朝は、と~~~っても嬉しいことが・・・meromero2
久々の川柳入選です!kirakira2
ふと気がつくと、2年ほど前から挑戦が止まってしまってました。
その後、大好きな時実新子先生が体調を崩されたことで選者が代わられたりしたもので、余計に遠のいてしまってたんです。down_slow
でも、その先生が亡くなられたことで、逆に呼び戻していただいたような気さえします。
新子先生が後を託された若手川柳家、渡辺美輪さんがしっかりと継承されています。

せっかく出会えた川柳の素晴らしい世界、新子先生が亡くなられてストップするのではなく、ますます自分の楽しみとして持ち続けていかねば・・・と、渡辺美輪さんの胸をお借りすることにしました。
これは幸先いいかな~?yellow19なんて思ってると、そのうちズドン!hekomiな~んてね。

川柳というのは、与えられたお題を使って、575の17文字の中に自分だけの世界を無限大に広げられる文芸・・・でしょうか。
神戸新聞の文芸欄、川柳のコーナーでは、毎月のお代に対し、3句投稿することができるんです。皆さんも挑戦してみられませんか?楽しみですよ~

今回のお題は「斜め」でした。そして選んでいただいた句は、

  幸せの斜めうしろが指定席   でした。

あくまでも、自分が作り上げた架空の世界の遊びなんですが、身近な友はこれを見て、「フィクションって聞かなかったら心配するよ」って! ありがたいですね~~meromero2



坂田藤十郎に魅せられて

2007年05月21日 | 今日の感動

久々に歌舞伎を堪能してきました。
一昨年の12月に、坂田藤十郎を襲名された3世雁治郎(昔の扇雀さん)の、近松座歌舞伎公演のチケットを頂いたのです。南座での襲名披露に行けなかったもので、嬉しくて!!


今回の場所は、だんじりで有名な岸和田にある「波切りホール」
5年前にできたばかりの、とてもきれいなホールで、ここの杮落としに来られたのが当時の雁治郎さん。そのご縁で、今回の近松座公演も、岸和田からのスタートrun


当時の衣装も展示されてました。
昨日は1時から「お練り」があり、岸和田駅からホールまで約1kmの道のりを、坂田藤十郎はじめ、「近松座歌舞伎」に出演の皆さんが人力車でパレードされたようです。

今回の演目は、予定と少し順番が代わり、まず藤十郎さんの「お目見え(ご挨拶)」、「廓文章・吉田屋」、そして最後が、藤十郎さんのお孫さんに当たられる中村壱太郎さんの「鏡獅子」の3番でした。

坂田藤十郎という、上方歌舞伎における大名跡を231年ぶりに復活された雁治郎さん。少しもお年を感じないどころか、ますます艶っぽく、一分のすきもない身のこなしや足さばきにうっとりしてしまいます。それでいて、何とも言えない可愛らしさまで滲み出ておられるようで・・・
憧れの坂田藤十郎を襲名され、20年以上にわたる近松座の公演も国内外で大盛況。
ますます攻めの姿勢で芸を深めておられるお姿に、ただただ感動です!

実はこの藤十郎さん、もう25年も前になるでしょうか・・・
まだ扇雀さんでいらした頃、押絵の作品の為にお写真を撮らせていただきたくお願いしたところ、松竹座の楽屋へお招きくださり、最初の着付けから全部順を追って見せてくださいました。その時、大失敗が・・!

あまりに写しだすのが早すぎて、ほとんど下着1枚だけになられたところへcameraを向けた途端、「ダメよ!こんなとこ、まだ撮っちゃ!!」って、女形の扇雀さんからお叱りを受けました。nose4
今でも、とても貴重な、懐かしい思い出です。

日本の素晴らしい伝統芸に触れるたび、その端っこの端っこにしがみついている身として、「和」に根ざした心の表現を忘れてはいけないと教えていただける気がします。




舞の技・技の押絵

2007年05月20日 | こんな押絵(押し絵)がありますよ

美味しいもの食べて、アゴが外れた・・・ンじゃなくて
舞楽「納曾利(なそり)」の面の部分です。
ミント教室Oさんの、秋の展覧会用の作品が、だんだん仕上がってきました。


「納曾利」というのは、もともと2匹の龍の舞なのですが、1体だけで舞われることもあるそうです。
お能、狂言、歌舞伎などの古典芸能ものを押絵になさりたい会員の方が多いので、子供の頃からいろいろお稽古させられてたことが、今となっては有難いと思います。子供の時は恥ずかしくて、イヤでしたけど・・・
狂言は父の領域ですが、この舞楽は祖父が昔、四天王寺の雅亮会というところで舞っていたため、いろんな資料もあり、助けられています。


こういう衣装の柄も、たいていの場合はこちらで描きますが、押絵暦40年以上のベテラン、Oさんは、押絵で作りたいと!


手に掛かっている紐もそうです。普通なら、打ち紐を手にかけるのですが、この直径2mmほどの紐も、布でくるんでコテで貼って、押絵になってます!
実物をご覧になりたい方は、9月4日からの120年展へ是非お越しくださいね!



アメ村拠点

2007年05月19日 | のんびり ゆったり

ここはどこかと問われれば~~ベンベン♪
明日(もう今日)の心斎橋教室は、大阪ミナミ、アメリカ村flag2のど真ん中にあるハートンホテル心斎橋にあります。そこで、いつもお昼を食べるのが、このお洒落なカフェhome
打ちっぱなしの内装と、大きなソファに軽いジャズguitar
和服のお家元がここでお昼fork・・・とは、教室のどなたも想像だにできないことでしょうが、母、絹甫はこういう雰囲気が大のお好み!heart


教室までの小一時間、最終打ち合わせや、会に向けての相談事で、あっという間に時が過ぎますが、中味は濃い~~!。
同じ仕事場でいつもいっしょにいても、ゆっくり話を出来る時間はほとんどないので、ここがとても貴重な時間空間なのです。
今日は何のランチにしようかな~~




真昼の決闘

2007年05月18日 | やや個性派ねこ

 ここのところ、夕方になると決まって外で「ウワオ~ン、ギャ~~ッ!」と、ネコの大きな声が始まります。
仕事場の横の路地で、自分の縄張りに入れまいと踏ん張っているのは、一応オス(去勢済み)のアカキチ。
方や、見る影もなくなっている「チョボテン」


                          ふっくらしていた頃のチョボテン


 前に、朝の通り道で顔なじみになった可愛いノラが、今ではすっかりこの辺のボスになって、縄張りを広げにきたようです。こういう時期、ノラのオスネコは食べるものも食べず、ひたすら子孫繁栄にいそしむ為、ガリガリに・・・
私がお昼間ここに居るのをわかってて、やってきたのでしょう。
アカキチもここで負ければ、チョボテンが大手を振ってのさばるのを許すことになるので、必死。
結局、2~3分の間、極度の緊張状態が続きましたが、アカキチに軍配が上り、チョボテンは、すごすごと後ろを見せず顔を向けたまま後ずさり・・・

 可愛そうだけど仕方ありません。辛いわ・・・以前は、こういうノラの為に、外に食事を置いてやってたので、内外で12~3匹になってたんですが、母、絹甫も足を痛め、よる年波でもあるので(許され~!)心を鬼にして、中の6匹だけにしてるんです。
強く生きていってね、チョボテン!