リハーサルと本番とヤンソンス・バイエルン放送響
ベートーヴェンの5番がリハーサル放送。
1楽章の出だしのところから、リハーサルが始まる。
ドイツ語でリハーサルするので、内容はわからない。
ウン・パパパーンとか、音の発音のとこだけなんとなく伝わる。
ドイツ語会話・・・。
一応流して聴いて、本番へ。
Mariss Jansons probt mit dem Symphonieorchester des Bayerischen Rundfunks
Ludwig van Beethoven: Symphonie Nr. 5 c-Moll
Von Elisabeth Panzer und Bernhard Neuhoff
Leitung: Mariss Jansons
Ludwig van Beethoven: Symphonie Nr. 5 c-Moll;
早めの早めのテンポで音を切っていくような感じでの演奏。
颯爽としたベートーベンが立ち上がる。
ゆったりした巨匠風のドラマ作りではない。
若々しいベートーベンが指揮台のそばにいて、
おお友よ、心地よい響き・・・・。とでも言ってそうだ。
2楽章はあまりレガートのかかった演奏ではないが、メリハリの
効いた細部まで切り込んだようなところが聴かれた。
ヤンソンスはもういないのだなと、ふと思った。
3-4楽章切れ目なく演奏される。低音弦が立ち上がってくる。
暗い中から光がさして、いずれ歓喜の道へ。
集中を要求されるが、オーケストラは余裕を見せていた。
楽譜に忠実なだけでなく、指揮者の言い分も聞き具現化していく。
その作業が本日の糧だ。作曲家に奉仕する。我々にはわかりづらい
ところだけれど、楽団はそうする。
深い3楽章。ダダダ・ダーンの繰り返しは続く。
対抗配置なのだろうか。低音弦が左から聞こえる。
ティンパニが鳴って誘導しつつ、クレッシェンドしていく終楽章の頭。
ファンファーレのように炸裂。歓喜がやってくる。こういうところ聴いてると、
やはり名曲なのだなぁと思う。カタルシス(心の中に溜まっていた澱(おり)の
ような感情が解放され、気持ちが浄化されること」三省堂辞書)を覚える。
終盤までためながらも走りに走って大団円。唸る低音の上に乗る高音。
ベートーヴェンは何を求めていたのか・・・。それを後世の楽団は
どのように再現し続けるのか。それぞれの回答があるのかもしれない。
今日の演奏は力演。一拍おいでブラヴォーがかかる。おなか一杯。
ありがとうございました。
ベートーヴェンの5番がリハーサル放送。
1楽章の出だしのところから、リハーサルが始まる。
ドイツ語でリハーサルするので、内容はわからない。
ウン・パパパーンとか、音の発音のとこだけなんとなく伝わる。
ドイツ語会話・・・。
一応流して聴いて、本番へ。
Mariss Jansons probt mit dem Symphonieorchester des Bayerischen Rundfunks
Ludwig van Beethoven: Symphonie Nr. 5 c-Moll
Von Elisabeth Panzer und Bernhard Neuhoff
Leitung: Mariss Jansons
Ludwig van Beethoven: Symphonie Nr. 5 c-Moll;
早めの早めのテンポで音を切っていくような感じでの演奏。
颯爽としたベートーベンが立ち上がる。
ゆったりした巨匠風のドラマ作りではない。
若々しいベートーベンが指揮台のそばにいて、
おお友よ、心地よい響き・・・・。とでも言ってそうだ。
2楽章はあまりレガートのかかった演奏ではないが、メリハリの
効いた細部まで切り込んだようなところが聴かれた。
ヤンソンスはもういないのだなと、ふと思った。
3-4楽章切れ目なく演奏される。低音弦が立ち上がってくる。
暗い中から光がさして、いずれ歓喜の道へ。
集中を要求されるが、オーケストラは余裕を見せていた。
楽譜に忠実なだけでなく、指揮者の言い分も聞き具現化していく。
その作業が本日の糧だ。作曲家に奉仕する。我々にはわかりづらい
ところだけれど、楽団はそうする。
深い3楽章。ダダダ・ダーンの繰り返しは続く。
対抗配置なのだろうか。低音弦が左から聞こえる。
ティンパニが鳴って誘導しつつ、クレッシェンドしていく終楽章の頭。
ファンファーレのように炸裂。歓喜がやってくる。こういうところ聴いてると、
やはり名曲なのだなぁと思う。カタルシス(心の中に溜まっていた澱(おり)の
ような感情が解放され、気持ちが浄化されること」三省堂辞書)を覚える。
終盤までためながらも走りに走って大団円。唸る低音の上に乗る高音。
ベートーヴェンは何を求めていたのか・・・。それを後世の楽団は
どのように再現し続けるのか。それぞれの回答があるのかもしれない。
今日の演奏は力演。一拍おいでブラヴォーがかかる。おなか一杯。
ありがとうございました。