NTS presents the best of Japanese jazz.
UKのネットラジオNTSの企画もの。
日本のJAZZ VOL1。
2・3とかあるのだろうか・・・。
70年代のコアな奏者のアルバムから集めている。
高柳さんなど、メジャーじゃ出てこないアーティスト
だったりするから、選曲もそれなりのディレクターが
しているかとも思うけれど、なかなかだと思う。
TRACKLIST
MASAYUKI "JOJO" TAKAYANAGI, NEW DIRECTION FOR THE ARTS
Sun In The East
72年録音のアルバムから。日本のその時代のジャズという感じがする。
地元のJAZZ喫茶「FAR-OUT」でLIVEやってたころの感じの音。
ある意味懐かしい感じ。スリー・ブラインド・マイスレーベル。このような
音源残してくれて感謝。LIVE。
TEE & COMPANY
Spanish Flower
Bass Clarinet, Soprano Saxophone, Alto Flute, Flute – Kenji Mori*
Bass, Electric Bass, Cello – Nobuyoshi Ino
Bass, Maracas – Hideto Kanai
Drums – Hiroshi Murakami
Electric Guitar, Acoustic Guitar, Acoustic Guitar [12 Strings] – Masayuki Takayanagi
Percussion – Yuji Imamura
Piano, Electric Piano – Masaru Imada
Tenor Saxophone, Bass Clarinet – Takao Uematsu
スパニッシュ系といえば、チック・コリアだったりするけど、
これは77年の録音。日本のJAZZ奏者の錚々たる面々だったりする。
当時の若手から中堅あたりだろうか。
片面18分50秒の大作。フリーまで行かないけど、スパニッシュという
ところでは聴きやすい。スリー・ブラインド・マイスレーベル。
TERUMASA HINO SEXTET
Be And Know
Bass – Yoshio Ikeda
Drums – Motohiko Hino
Electric Piano – Mikio Masuda
Guitar – Kiyoshi Sugimoto
Tenor Saxophone – Takao Uematsu
Trumpet – Terumasa Hino
Recorded Mar. 8, 1972
FUJI「藤」という名のアルバムタイトルだったと思う。
その中の1曲。日野皓正氏がまだフュージョンに行く前の
もの。ストレートアヘッドな音が聴かれる。
TAKEO MORIYAMA
East Plants
Bass – Hideaki Mochizuki
Drums, Arranged By – Takeo Moriyama
Percussion – Yoji Sadanari
Tenor Saxophone, Soprano Saxophone – Shuichi Enomoto
Tenor Saxophone, Soprano Saxophone, Arranged By – Toshihiko Inoue
アフリカのリズムのよう、なんかたうたうような感じで進む。
森山威男氏は山下洋輔トリオのドラマーで一世風靡して、その後、自身のグループを
率いて活動していたが、現在は年齢もあり、限られたところでの活動になっている。
森山さんのLIVEにも何度か行っているが、聴いてるとパワーもらえる一人。
サックスの井上俊彦氏はこのころも、もう一緒に活動していたのか・・・。
MITSUAKI KANNO, MITSUAKI KANNO AND GROUP
くもの糸 [Kumo No Ito]
Arranged By, Composed By, Piano – 菅野光亮*
Bass – 橋本静雄
Cello, Bass – 朝倉正展*
Drums, Percussion – 三戸部純一*
Flute, Shinobue – 稲森康利*
Guitar – 光井靖*
Soprano Saxophone, Tenor Saxophone – 尾山修
Tenor Saxophone – 山川裕之
Trumpet, Flugelhorn – 羽尾知也
70年の録音。メンバーは知らない方ばかり。
「詩仙堂の秋」というアルバムからの1曲。
NHK-FMのLIVEで日本人アーティストのものを
放送していた時期があった。それらの時に放送された可能性は
あるかも。日本人が日本のジャズを求めていた時期かもしれない。
海外に追い付け追い越せみたいな感じの時期だったかも。
ピアノのコードがマッコイ・タイナーの曲聴いてるみたいだ。
MAKOTO TERASHITA MEETS HAROLD LAND
Dragon Dance
Bass – Yasushi Yoneki
Drums – Mike Reznikoff
Percussion – Takayuki Koizumi
Piano, Composed By – Makoto Terashita
Tenor Saxophone – Harold Land
Recorded June 11, 1984
寺下さんて、新宿PITINNで、ジャムセッションの
リーダー努めてた方かな・・・。
ハロルド・ランド氏は、たしか50年代から活動
してたような記憶はあるものの、双頭アルバムに
なっている。聴きやすかった1曲。
FUMIO KARASHIMA
Little Island
Bass – Isao Suzuki
Drums – Jimmy Hopps
Piano – Fumio Karashima
Recorded in 1975,
辛島文雄氏も当時は多分若手のホープで
録音もあった。鈴木 勲氏も名前は売れてたし、
ピアノトリオで、このアルバムも売れてた
1枚かも。
宮沢昭, 佐藤允彦, 富樫雅彦, 荒川康男
スカボロー・フェアー [Scarborough Fair]
Bass – 荒川康男*
Drums – 富樫雅彦*
Piano, Arranged By – 佐藤允彦*
Tenor Saxophone, Flute – 宮沢昭*
ノート
Recorded 1969.
銅鑼が鳴るスカボローフェアもなかなか奇抜。
さすが、富樫さんのパーカスだな。佐藤さんのピアノも
フリーっぽいし。宮沢 昭氏はこのようなプレイもなされるのだな。
SHINTARO NAKAMURA QUINTET
Blind Man
Bass, Leader – Shintaro Nakamura (2)
Drums – Fukushi Tainaka
Piano – Jeff Jenkins*
Tenor Saxophone – Robert Kenmotsu*
Trumpet – Shunzo Ohno
Recorded Jan. 10 and 13, 1984 at Hi-Five Studio, New York
80年代の録音。フュージョン流行りの時代に、JAZZは大変な
ことになっていたけれど、大野修三さんのトランペットのトーンも
とんがっているし、当時の音だなぁ・・・。
MASAHIKO SATOH
Grama Grass
Arranged By, Conductor – Masahiko Satoh
Bass Trombone – Dave Taylor*
Congas, Percussion – Rubens Bassini
Drums – Harvey Mason
Electric Bass – Francisco Centeno
Electric Guitar – Ryo Kawasaki
Piano [Acoustic], Electric Piano [Rhodes], Synthesizer [Korg], Percussion – Masahiko Satoh
Soprano Saxophone, Tenor Saxophone, Alto Flute – Dave Liebman*
Trombone – Barry Rogers, Tom Malone
Trumpet – Alan Rubin
Trumpet, Contractor – Randy Brecker
Viola – Al Brown*, Emanuel Dardi
Violin – Barry Finclair, Charles Libove, Diana Halprin,
Harry Glickman, Max Ellen, Paul Gershman, Richard Sortomme
Violin, Concertmaster, Contractor – Dave Nadien*
Recorded at Power Station, New York City in March, 1979.
佐藤允彦氏のロジャースはいい音しているな。
80年代にならずして、海外録音している邦人アーティスト。
フュージョンという言葉の前にもう音楽が形成されていた。
村岡実
バンブー・ロック / Bamboo Rock
Drum – 石川晶*
Music By, Conductor – 池田 孝*
Performer [演奏] – ニュー・ディメンション・グループ*
Shakuhachi – 村岡 実*
1970年
海山さんという尺八奏者も、JAZZアルバム出してたりする。
いかにも邦楽のような日本的な音階からジャズが生まれる。
これは海外にはない論法だと思う。
セレクト勝ち。
思わず2時間近くの番組聴き通してしまった。
なんか懐かしく面白く。日本人アーティストも
頑張っていたのだなと思いながら、当時の音に
触れた。いやぁイギリスの番組もいいものがある。
日本のラジオでは多分絶対やらないだろうという
感じがする。 掘り出し物だった。