2025年1月19日(日) NO NAME HORSES 小曽根 真(BIG BAND)厚木市文化会館
生音を聴きに行くのは本当に久しぶりだ。
曇りの中、彼のビッグバンドの公的な最終公演となっていた。
市政70周年記念での催しに呼ばれたのではないかと思う。
以前は、かなり有名なJAZZバンドも去来した。
カウント・ベイシー亡き後の、ベイシー・バンドも来日時
市内でコンサートがあったので聴きに行った。
ここの市民文化会館では2度目のビッグバンド鑑賞になる。
1200名位の大ホールはほぼ埋まっていて(ソールドアウトではなかった)、
聴衆の熱気もあった。冬場はコート類のものが、音を吸ってしまうと
やせてしまうことがあったのは、昔の話かもしれない。今はPAがしっかり
しているので、明晰な音が飛んでくる。フルートもサックスやほかの
ブラスに埋まらない。セット・リストの大半は新しいアルバムの中からの
物だったが、何曲かは他のアルバムからのものだった。
今回のセット・リストはほとんど彼らのオリジナルで、スタンダードはない。
中盤でよくあるような有名歌手も入らない。何を手立てに、これだけの
聴衆が集まったか・・・。ちょっと不思議。普段はジャズやビッグバンドなど
聴かないであろう風情の方々が結構いらした。松井氏が女の子だったら
あれだけの肺活量でトランペットは吹けないのでは、と言っていた
おばさまもいたし、エリック氏の染めた髪の毛について語っていたり、
わかってるのかわからないのかよくわからない。チケット撒いたのかな。
私も含めてリタイアの方が結構見られた。若いのは、ジャズ研とか、
音大の学生とか、それ風な方もいたし、個人の楽器を持ってきていた
人もいた。小曽根氏は会場に「楽しんでいただけましたでしょうか」と
語りかける。普段聴かない人でも、知ってる曲がなくてもなにか
このテンションにクローズでハマると楽しんでしまう空気に触れる。
叔母さまたちも楽しんだに違いない。
東京はソールド・アウトだったが、聴きたい人には穴場な会場だったかもしれない。
今回はこの後、クローズの公演が一つあるのだけれど、公開のはこれが最後の公演。
演劇の千秋楽にあたる。
ビッグ・バンドでも毎日何か仕掛けが変わって、ワクワクすることがあると
エリック氏が語っていた。演劇の様にアドリブが変わったりするようだ。
その度いい意味での緊張感が維持され、テンションも上がりいい演奏に
つながる様だ。今日はその6日目。一番煮詰まっていい状態の時かも。
松井秀太郎氏のソロは、後半ステージの3曲目と5曲目であった。
いつソロ回しが来るのかと思ったが、演出込みでじらされて
丁度いいところででてくる寸法になっていた。演出効果抜群。
これだけの高水準のアンサンブルを維持して、なおかつエンタメもあり
個人技も期待できる国内のビッグバンドは数少ない。還暦を過ぎて
このような活動を続けているのはある意味すごいことだと思う。
インタビューなど読んでいても、エネルギーあり視点がしっかり
しているところが、バンド・リーダーとしても作曲・演奏家としても
円熟期を迎えているのではないかと思った。
今回のツァーはヤマハがグランド・ピアノをコンサート・ホールまで調律師付きで
提供している。そのグランドもときおりエレピの様な音を出す。
キーボードは他に近くにないし、裏で誰かが弾いてる様子もない。
生ピにエレピを仕組むくらいのことはヤマハはするかもしれない。
だからピアノを提供しているということか。
本当のところはわからなかった。いずれわかるかもしれない。
SET LIST
STAGE 1開演15:00
1 DAY 1
2 ムール貝のマリネ(バス・トロンボーン)
3 T・フォー・2 (テナートロンボーンDUO)
4 インフィニティ- (エリック宮代 FLT)
5 ファン&ゲームス
休憩20分
STAGE 2
1 マイ・ウインナー・シュニッツェル
2 オーデナリ―・デイズ
3 アルバム1枚目の曲より・ (松井秀太郎)
4 デヴィエーション (小曽根ピアノソロ)
5 ガッタ・ビー・ハッピー(松井秀太郎・エリック宮代)
バンド・アンコール
ココナッツ・ミーティング(アルバム「ジャングル」より)
終演17:30
生音を聴きに行くのは本当に久しぶりだ。
曇りの中、彼のビッグバンドの公的な最終公演となっていた。
市政70周年記念での催しに呼ばれたのではないかと思う。
以前は、かなり有名なJAZZバンドも去来した。
カウント・ベイシー亡き後の、ベイシー・バンドも来日時
市内でコンサートがあったので聴きに行った。
ここの市民文化会館では2度目のビッグバンド鑑賞になる。
1200名位の大ホールはほぼ埋まっていて(ソールドアウトではなかった)、
聴衆の熱気もあった。冬場はコート類のものが、音を吸ってしまうと
やせてしまうことがあったのは、昔の話かもしれない。今はPAがしっかり
しているので、明晰な音が飛んでくる。フルートもサックスやほかの
ブラスに埋まらない。セット・リストの大半は新しいアルバムの中からの
物だったが、何曲かは他のアルバムからのものだった。
今回のセット・リストはほとんど彼らのオリジナルで、スタンダードはない。
中盤でよくあるような有名歌手も入らない。何を手立てに、これだけの
聴衆が集まったか・・・。ちょっと不思議。普段はジャズやビッグバンドなど
聴かないであろう風情の方々が結構いらした。松井氏が女の子だったら
あれだけの肺活量でトランペットは吹けないのでは、と言っていた
おばさまもいたし、エリック氏の染めた髪の毛について語っていたり、
わかってるのかわからないのかよくわからない。チケット撒いたのかな。
私も含めてリタイアの方が結構見られた。若いのは、ジャズ研とか、
音大の学生とか、それ風な方もいたし、個人の楽器を持ってきていた
人もいた。小曽根氏は会場に「楽しんでいただけましたでしょうか」と
語りかける。普段聴かない人でも、知ってる曲がなくてもなにか
このテンションにクローズでハマると楽しんでしまう空気に触れる。
叔母さまたちも楽しんだに違いない。
東京はソールド・アウトだったが、聴きたい人には穴場な会場だったかもしれない。
今回はこの後、クローズの公演が一つあるのだけれど、公開のはこれが最後の公演。
演劇の千秋楽にあたる。
ビッグ・バンドでも毎日何か仕掛けが変わって、ワクワクすることがあると
エリック氏が語っていた。演劇の様にアドリブが変わったりするようだ。
その度いい意味での緊張感が維持され、テンションも上がりいい演奏に
つながる様だ。今日はその6日目。一番煮詰まっていい状態の時かも。
松井秀太郎氏のソロは、後半ステージの3曲目と5曲目であった。
いつソロ回しが来るのかと思ったが、演出込みでじらされて
丁度いいところででてくる寸法になっていた。演出効果抜群。
これだけの高水準のアンサンブルを維持して、なおかつエンタメもあり
個人技も期待できる国内のビッグバンドは数少ない。還暦を過ぎて
このような活動を続けているのはある意味すごいことだと思う。
インタビューなど読んでいても、エネルギーあり視点がしっかり
しているところが、バンド・リーダーとしても作曲・演奏家としても
円熟期を迎えているのではないかと思った。
今回のツァーはヤマハがグランド・ピアノをコンサート・ホールまで調律師付きで
提供している。そのグランドもときおりエレピの様な音を出す。
キーボードは他に近くにないし、裏で誰かが弾いてる様子もない。
生ピにエレピを仕組むくらいのことはヤマハはするかもしれない。
だからピアノを提供しているということか。
本当のところはわからなかった。いずれわかるかもしれない。
SET LIST
STAGE 1開演15:00
1 DAY 1
2 ムール貝のマリネ(バス・トロンボーン)
3 T・フォー・2 (テナートロンボーンDUO)
4 インフィニティ- (エリック宮代 FLT)
5 ファン&ゲームス
休憩20分
STAGE 2
1 マイ・ウインナー・シュニッツェル
2 オーデナリ―・デイズ
3 アルバム1枚目の曲より・ (松井秀太郎)
4 デヴィエーション (小曽根ピアノソロ)
5 ガッタ・ビー・ハッピー(松井秀太郎・エリック宮代)
バンド・アンコール
ココナッツ・ミーティング(アルバム「ジャングル」より)
終演17:30