ラドゥ・ルプー(ルーマニア)堕つ。
1945生まれ 2019引退 2022年4月17没 76歳
図書館に置いてある音楽雑誌で知った。つい最近のこと。
ラドゥ・ルプーによる演奏。1972年6月の録音です。ルプーのデビュー盤
ベートーヴェンの「月光」。雰囲気のある演奏。かといってしつこくない。
情感が浮かぶよう。ロマンティックと言えなくもない。
過剰にならないところが彼の持ち分なのだろうと思う。
抒情的ではあるけれど、うまく表出しており、いい演奏だと思う。
シューマン・ピアノ協奏曲 ロンドン交響楽団 アンドレ・プレヴィン指揮 1973
歌う旋律バランスよいピアノ。引き込まれる。個人的には好きなアプローチ。音楽が聞き取れる
テンポ設定。ピアノコントロールも多分完璧だろう。美しさと繊細さが同居しているピア二スト。
4つの即興曲 Op. 90, D. 899 (1982)
シューベルトを得意としているのか録音もある。ピアノのコントールも巧みで、情感もある。
歌心も聴かれ、完成度は高いと思う。
シューベルト:ピアノ・ソナタ第13番、第21番(ルプー 1991)
13番を聴いた。シューベルトの歌心をつかんで演奏しているような感じがする。
雰囲気のある演奏だけれど、押し付けるところがない。何も足さないなにも引かない
みたいなところがある。リパティーを思いだす。
ものすごい逸材だったのですね。現役時代も見聞きしてたはずなのだけれど、音源に
あたることはありませんでした。 そういうこともあるのですね。
合掌。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます