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J.S.バッハ:ミサ曲 ロ短調 BWV232a ※1733年初期稿(キリエとグローリア)

2022-02-24 11:30:08 | 音楽夜話(クラシック)
2月23日


04:00-06:00 20.00-22.00 Musiq3 Concert de 20h
Hohe Messe


J.S.バッハ:ミサ曲 ロ短調 BWV232a ※1733年初期稿(キリエとグローリア)


久々、ロ短調ミサ曲が聴けると思い録音した。番組は2時間だったが、
聴いてみて、後半は、第2部でなく、バッハの器楽曲とかカンタータが
放送された。?????!
録音しそこなってはいない。はて・・・。


タイトルを改めてみて、(a)の枝番がついている。普通は232の数字だけだ。
注意書きに1733年初期稿とある。後期の第二部のない1部だけのスコアがあるのだ。
録音も数少ないがある。ヘレヴェッへは全曲盤は残しているけれど、この1733年
初期稿版は多分生演奏にかけているだけだと思われる。
この案件を知ったのはこの演奏を聴いてからなので、詳しいことはわからず、多分、
初期にはこの1部の部分があり、後年2部が作曲され、1-2部としてまとめられた
のではないかと思う。


1部だけというのもある意味コンパクトでいい、それでも1時間近く聴くのだから、
かなりな分量だと思う。ヘレヴェッへは古楽ではエキスパートなので、推敲も
確かなのではないかとも思う。聴いていて違和感がない、古楽の合唱も
洗練されて、オペラティックでないところが個人的には好きなところ。
十分堪能させていただいた。


ドロテー・ミールズ Dorothee Mields(ソプラノ)
マルゴット・オイツィンガー Margot Oitzinger(ソプラノ)
アレックス・ポッター Alex Potter(カウンターテノール)
ガイ・カッティング Guy Cutting(テノール)
ペーテル・コーイ Peter Kooij(バス)
フィリップ・ヘレヴェッヘ指揮コレギウム・ヴォカーレ・ヘント Collegium Vocale Gent
2022年1月29日 ブリュッセル、フラジェ Flagey


a 1. Kyrie eleison (Chorus)


a 2.Christe eleison (Soprano 1 and 2)


a 3. Kyrie eleison (Chorus) 表現が深い気がする。聴いていて引き込まれる。


A 4.Gloria in excelsis Deo (Chorus) 明るくグロリア


A 5.Et in terra pax (Chorus) 
 
A 6.Laudamus te (Soprano 2)


A 7.Gratias agimus tibi (Chorus)平和を我らに与えたまえがここにくる。


A 8.Domine Deus (Soprano 1, Tenor) トラヴェルソがうつくしい。


A 9.Dui tollis peccata mundi (Chorus) 深いコーラス


A 10.Qui sedes ad dextram Patris (Alto) カウンターテナーでの演奏か。
                     独唱アルトは記名メンバーにいない。
A 11.Quoniam tu solus sanctus (Bass) コーイ氏の朗誦が聴けた。ナチュラルホルンも健闘している。


A 12.Cum Sancto Spiritu (Chorus)   終結の合唱も美しく響く。後半、おなじみの平和を~が流れてくると
                   やはりこれでなくてはと思う半可通。バッハの世界も果てしなく深い。 57分
  




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