9月2日
グラフェネッグ・フェスティバル
指揮:ファビオ・ルイージ
ソリスト:キム・ボムソリ、ヴァイオリン
・マックス・ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲 ト短調 op.26
アントン・ブルックナー:交響曲第8番 ハ短調 2712
2022年8月19日録音グラフェネッグ・フェスティバル
ブル8を聴く。N響の首席指揮者に就任したルイージ。
オペラも振り、シンフォニーも振る。指揮者は身一つで
飛び回るのだから、このコロナ禍大変ではあろうに。
これはフェスの録音で8月だから少し前だけれど、
ブルッフと2曲だから、大変だろうと思う。先乗りして
りハもしたのだろうか。2015年にアルバムを録音しているが、
今回はアルバムと同じ、第一稿のスコアを使っているのだろうか。
割とブルックナーの作品を振っていて2番・4番・7番・8番は
ステージにかけている様だ。今回のフェスではブルッフも振っているが
去年別のソリストで、ブルッフをステージにかけている。
8番は好きだけどハースとかノヴァークは聴いたことがあるものの
第一稿はどこがどう違うのかわからない。今回どの稿をつかっているのかも・・・。
身を任せるしかなかった。
穏やかにながしていく感じがよかった。弦も緻密に鳴っている。管も
鳴らしにかからず、滑らかに鳴っている。テンポは遅めだ。
このテンポに体をあわせるとなると、瞑想でもしないと持たない感じがする。
どこ演奏しているのかよくわからなくなってくる。時間を超越してくる。
3楽章は特に。終楽章になっても崩れず丁寧に仕上げていく。鳴らせすぎない。
弦もあくまでも綺麗に流れていく。終楽章の大団円上手くまとめていて、
ルイージの特筆したところかもしれない。
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