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  音楽の泉 5月22日 バッハ/マーラー編曲の「管弦楽組曲」

2022-05-24 10:08:18 | 音楽夜話(クラシック)


▽バッハ/マーラー編曲の「管弦楽組曲」
奥田佳道


楽曲


編曲 古典の再解釈。明晰な響きを作る。壮麗な音色を求める。強弱の幅を大きくする。
マーラーだけでなく、19世紀末~20世紀初頭の指揮者の考え方でもあった。
マーラーは「フーガ」について関心があり、芸術的な目標だった。
色々復活させたいものもあった。
通奏低音に目を向けた。


「管弦楽組曲」
バッハ:作曲
マーラー:編曲
(管弦楽)ロサンゼルス・フィルハーモニック、(指揮)エサ・ペッカ・サロネン
組曲2番3番から編曲している。


1序曲~2ロンドとバディヌリ~3アリア~4ガヴォット1:2


オーケストラが大きくなり、響きも壮麗で貫禄十分なバッハの編曲になっている。
今の古楽の同曲を聴いたらずいぶん違うものに感じられる。
それを経過した中で、古楽の復興があったと思われる。




モーツァルトはバッハを研究していたし、平均律を弦楽四重奏に編曲している。(K,405)


管弦楽編曲版もある、K546。これはモーツァルトのオリジナルの管弦楽スコアがあるようだ。


「アダージョとフーガ ハ短調 K.546」
モーツァルト:作曲
(バイオリン)ルーカス・ハーゲン、(バイオリン)ライナー・シュミット、
(ビオラ)ヴェロニカ・ハーゲン、(チェロ)クレメンス・ハーゲン、
(以上、ハーゲン弦楽四重奏団)、(コントラバス)ロベルト・ディ・ロンツァ


管弦楽版
モーツァルト - アダージョとフーガ ハ短調 K.546 カラヤン ベルリンフィル
https://www.youtube.com/watch?v=E0c7Lp1aZQo


マーラーがバッハへのあこがれを持ち、フーガの技法を凝らして作曲した
5番の終楽章が今日の〆曲。


「交響曲 第5番から 第5楽章」
マーラー:作曲
(管弦楽)東京都交響楽団、(指揮)エリアフ・インバル


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