MOBU'S MUSIC MAZE

音楽のこと好きなことなどよしなにほどほどに・・・

スクロヴァチェフスキのブルックナー8番

2020-04-26 11:08:25 | 音楽夜話(クラシック)
▽スクロヴァチェフスキのブルックナー8番

檀ふみ
【解説】池辺晋一郎

「交響曲第8番 ハ短調」 ブルックナー作曲
(1時間21分00秒)
(管弦楽)NHK交響楽団
(指揮)スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ
~NHKホールで収録~
(2006年5月12日)
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スクロヴァチェフスキ・・・。
アルテ・ノヴァレーベルで、ザール・ブリュッケン放送響を指揮して
全集を作った。同時期に若杉 弘氏も録音していたが、全集域まで
録音はならず。単発で出ていた。

この全集は話題になり、ブルッルクナー指揮者として頭角を現した。
決してスター指揮者という感じではなかったが、職人的な色彩もあり
ブルックナーに関しては、自己版というスコアも手持ちであったようだ。

私は東京文化会館での夏の大阪フィル朝比奈 隆氏指揮の8番で半ば
洗脳されてしまい、お気に入りの1曲になってしまった。

曲が長いので、こと細やかに流れを覚えているわけではなく、
なおかつ、何度も聴きなおせるわけでもないので、一気に聴いてしまう
ことがほとんどで、それからずいぶん経ってから次があるというような1曲。
それが、スクロヴァ氏で来た。

N響のアンサンブルはスクロヴァ氏の指示にしたがっているようで、
スクロヴァ氏のブルックナーが立ち上がっていく。ごつごつとした
塊のような音塊が立ち上がっては消えていく。美しいフレーズも
神に向かって捧げられているようなイメージ。81分のドラマがある。

次に出会えるのはいつか・・・。
終楽章のギザギザした感覚が忘れられない。


小曽根真氏が自宅から動画を毎日配信中です。

2020-04-25 06:45:57 | 音楽夜話(ジャズ)
小曽根真が自宅からのピアノ演奏動画を毎日配信中
Jazz Music

アーバン
https://www.arban-mag.com/article/54533

Welcome to Our Living Roomで検索すると
小曽根氏のフェイスブックとつながることができる。
毎晩夜9時から1時間程度、配信している。
おしゃべりしながら、リクエストや自らの発想で
曲を演奏する。

アット・ホームであるからある意味できること
なのかもしれないけれど、毎日配信は
なかなかできることではないと思う。
彼の思いが伝わるできること支援。

ここのピアノの音も美しく、どのような機材で
収録しているのかわからないけれど、
音が割れることもなく、民生用のVTRも
デジタルになって久しいからそれなりの音も
収録できるのかもしれないけど、癒される
音です。小曽根氏のソロもとても美しい。
ありがとうございます。


Coltrane"Live" At The Village Vanguard  John Coltrane

2020-04-25 06:08:22 | 音楽夜話(ジャズ)
Coltrane"Live" At The Village Vanguard  John Coltrane


コルトレーンはいつ聴いてもコルトレーン。
このライヴも完全版ではなく、一連のライヴ・サーキットのなかから
選りすぐったものを、アルバム化している。後年、完全版が出たものの
それを聴き通すだけの気力はないので、まずは切り取られたものからの
鑑賞で行く。

アルバムA面 1曲目のSpiritual13:30。堂々の1曲目だけれど、ゆったりとした
3拍子が何ともスピリチュアルな響きを醸し出す。コルトレーンのソプラノと
ドルフィーのバスクラという組み合わせは、なんとも、個人的にはよい取り合わせだ。
トレーン→ドルフィー→タイナーとソロが回る。ゆるりとした3拍子に思いを乗せてゆく。
3者3様の表現が聴ける。お客さんはどれくらいいるのだろう。

2曲目はスタンダードの、朝日のようにさわやかに。
タイナーがリードしてトリオから曲に入っていく。
演奏時間は(彼としては)短いけれど、アルバムのアクセントになっている。

3曲目は、B面1曲(レコード表現的には)のChasin' The Trane15:55。
コルトレーンが吹きぬいている。
ピアノレスで、ちょうど、最近聴いたロリンズのヴィレバンのライブと
同じ編成。多分長いセットの休憩時間を取ったのかもしれないタイナー。
ロリンズのセットを意識して、トリオにしたか、そのあたりはわからないけれど、
コルトレーンを聴くにはそれに集中できていいのかも。トリオの三位一体の演奏が
展開されている。40分弱1セットを聴くような感じだけれど、熱量も高く、
1枚聞いたら今日はもう打ち止め的なアルバム。当時、このようなライブは
いくらぐらいのチャージで入れたのだろう。

A1 Spiritual13:30
A2 Softly As In A Morning Sunrise6:25
B1 Chasin' The Trane15:55

Bass – Reggie Workman
Bass Clarinet – Eric Dolphy (tracks: A1)
Drums – Elvin Jones
Piano – McCoy Tyner
"Recorded at The Village Vanguard, NYC, November 2 and 3, 1961"

Soprano Saxophone – John Coltrane (tracks: A1, A2)
Tenor Saxophone – John Coltrane (tracks: B1)

John Coltrane - Live At The Village Vanguard
https://www.youtube.com/watch?v=aa6gNwpt5sY


ベストオブクラシック選▽ベルリン放送交響楽団 演奏会

2020-04-23 23:39:20 | 音楽夜話(クラシック)

ベストオブクラシック選▽ベルリン放送交響楽団 演奏会

「交響曲第7番 イ長調 作品92」
ベートーベン作曲、マーラー編曲
(37分02秒)
(管弦楽)ベルリン放送交響楽団
(指揮)ウラディーミル・ユロフスキー

~2019/3/26東京・サントリーホールで収録~

今回のユロフスキ氏のテーマはマーラー。
ベートーヴェンの交響曲をマーラーが
編曲した版を使っての演奏。
16型で管楽器はトランペットを除き倍管。
その狙いは何か。

ジャパンアーツのインタビューで

・マーラー編曲版という新たな視点を通して、その新しい魅力を紹介したい。

・マーラーはベートーヴェンの通常の編成よりも楽器を増やし、大編成のオーケストラ向けに
編曲し直す。

・音は一切変えておらず、ベートーヴェンが作曲したまま、オーケストレーションを
徹底的に見つめ直している。そこが他の編曲版との大きな違い。

・マーラーの編曲により、音楽のスケールが格段に豊かになっている。

・私たちは今、ピリオド楽器による速いテンポの演奏に慣れているが、
マーラー版はテンポがより遅く、重厚な印象を与える。

・大編成のオーケストラであるからだけではなく、マーラーが指定した
ボウイングによるところが大きいと思われる。

・音楽の本質は、ベートーヴェンであることに変わりないが、
より豊かな響きを持つ、ロマン派よりの音楽になっている。

・ベートーヴェンの交響曲であることに変わりないが、マーラーに
よって色彩感がぐっと増している。


豊潤な音色。マイルド感ある。ピリオド奏法のソリッド感のあるものとは違い、
温故知新を感じさせるものがある。20世紀の演奏文化を取り入れながら
当時の演奏をたどっていくとマーラーに回帰するというユロフスキ-の
考えが根底にあり、そこからの提案で演奏が構築されている。

こういう演奏、以前聴いたことある。というような演奏に感じられる。テンポは
煽られることはなく、きっと馬車の速度でイメージされてる気がする。
もしかするとマーラーによって慎重に画策されて、演奏されるようにスコアに
びっちり書き込まれているのかもしれない。個人的な妄想だけれど。
巨匠の堂々とした演奏とも違う部分はある。

サントリー・ホールの音響は中低音をまろやかに聞こえさせ耳に優しい。
べートーヴェンやマーラーのころにはこのようなホールはなかっただろうが、
このような演奏は、作者ベートーヴェン編曲者マーラーにはどのように聞こえるのだろう。

寿がきやの袋ラーメン

2020-04-23 12:59:19 | COFFEE HOUSE Qs4(飲食店等徘徊)
寿がきやの袋ラーメン


なっつがお取り寄せしたらしい段ボールをふと開けたら
入っていた。某日の昼に作ってみた。

具材は2人分
ネギ・小松菜・しめじ・もやし・ロースハム1/2, 4枚。
①目玉焼きを別のフライパンで作っておき、
②小松菜、もやし、しめじを軽く茹でてあげて置く。
定量の水を沸かしてその中に乾麺を入れてほぐす。3分ほど茹でて
火の通ったところで、火を止めて、液体スープと隠し味のコブクロを
入れてかき混ぜどんぶりに移す。②の野菜を麺の上にトッピングし
ハムを乗せる。①の目玉焼きを乗せて出来上がり。

寿がきやというと小学校のころ、ラジオのCMだったかなにかで聴いたことがある。
関東には入ってこない銘柄だった。こちらは日清か、サッポロ一番か、まるちゃんか、
エースコックか・・・。

袋ラーメンが限られていた。静岡まで名古屋本社の出店域があったがそれ以東は
範囲でなかったようだ。生めんでの提供の寿がきやのチェーン店も向こうにはあるようだが、
こちらにはない。静岡の知り合いは寿がきやも、「さわやか」(ハンバーグ店)もソールフードに
近く、神奈川では味わえないと言っている。あとはこちらはさわやかのハンバーグを確かめに
行きたいが、この状況では、落ち着いたら考えることにしよう。

麺はインスタントの麺になってしまい、生めんの感触は得られない。スープは、とんこつに
魚介類のエッセンスを混ぜて、ほかの方の評価も再現性が高いとのコメントがある。
私も麺を食べた後残ったスープにご飯を入れて、スープライスにして食べた。これは
これでおいしかった。外ではぜったできない技だけどね。

とんこつ魚介スープは液状だったけど、なかなかおいしいものだったし、
あと8食ある。楽しみに食べよう。あと、話はそれるけれど、以前、「マルタイの棒ラーメン」
(九州・福岡)を、初めて近くのスーパーで見た時も、きっと九州の方がお店に頼んで入れてもらって
いるのだと思った。ラ王とかに混じっておいてある。きっとソールフードが無性に食べたい時が
あるのだろう。私的には日清の「出前一丁」が子供の時のソールフードだった。
決して袋ラーメンは嫌いではないが、最近食べなくなった。カップ麺に押されている。

しかし寿がきやさんは幻でなく存在しており、中部方面の食生活を支援している。
頑張ってほしいものです。