もじもじ猫日記

好きなこといっぱいと、ありふれない日常

「キッチン・ストーリー」

2004-12-16 17:42:23 | 2004年の映画
ノルウェーとスウェーデンの合作映画。
北欧の映画はあまり観たことがない気がするが
予告に心惹かれるものがあったので、観てみることに。

私は好きですね!おもしろかった。
おっさんしか出てこない地味ーな映画ですが
ほのぼのしたー。

”独身男性の台所での行動”の調査で
ノルウェーの田舎に住む偏屈なじいさんの家に
スウェーデンからやってきたおっさんが
台所の隅にテニスの審判みたいな椅子を置いて
観察を始める。
会話をすることも禁止されている二人だが
日々を重ねるにつれて友情がめばえ・・・。

ほら、ドキドキハラハラしたい人には全くお奨めしません。
でも、私はこういうの好きさっ。

キッチンというわりには
出てくる食べ物がちっともおいしそうじゃなかったな。
缶詰めのソーセージや瓶詰めのニシン。
スモーガスボード、というセリフはあったけど。

さらに何気なく、男の友情も嫉妬でひびが入ることが描かれていて
『まさか、そんなことしないよね?』な場面がある。
大事には至らないので、ほのぼのして帰ってきたわけですが。
嫉妬というのは本当に怖いー。

何気ない日常(でもなかったりするけど、実際は)を描くのなら
「珈琲時光」よりこっちのほうが好きだな。
ま、あっちは現在の東京で、こっちは1950年代のノルウェーだから
比べられないけどね。

「ストレイト・ストーリー」
が好きだった人にはお奨めかも。
じじい繋がりってことで、ふふふ。
コメント
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