もじもじ猫日記

好きなこといっぱいと、ありふれない日常

池波正太郎の銀座日記

2005-09-16 20:26:23 | BOOK
最近bagに入れて持ち歩いている文庫本。
これが重いんだねぇ。525ページもあるから。

池波正太郎のエッセイが好きで、
文庫化されているものはほとんどもっている。
これは本当に日記なので、
試写会で観た映画の話や観劇の感想。
家での食事やどこの店で何を食べたか、
仕事の進み具合などが書かれている。

私が好きなのは、大正生まれの彼が持っていた美意識なのだと思う。
ダンディズム、なんて横文字ではくくれない
自分の中の確かな価値観と己を律する強さ。
だからといって生活をおろそかには考えず、
衣食住を大切にしていた生活。

あ、書いていて気がついたけど、
これをそのまま女性に置き換えると年齢は違えど
向田邦子になる。
彼女も大好きな作家の一人だ。

両作家とも、
こちらが歳を重ねて読むと違う味わいが出てくる。

池波正太郎の小説
「鬼平犯科帳」は老後の楽しみに取ってある。
恐ろしいのは、老眼というものになったら
文庫本が読めるのかどうかだなあ。

20代の頃雑誌”サライ”を会社で読んでいて、めずらしがられたっけ。
でも、RO・JAPANやananも読んでいたけど。
逆に今のほうが読まないな”サライ”
コメント (2)
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