もじもじ猫日記

好きなこといっぱいと、ありふれない日常

岡本太郎記念館

2009-01-05 21:02:59 | アート
2008/12/27

南青山は結構好きな場所で、何度も行っているのに、
初・岡本太郎記念館。

迷いつつたどり着いたわき道に、うっそうとした庭を持つ建物。
そこが岡本太郎記念館。
靴を脱いで上がる建物の1F奥がアトリエ。
2Fに展示室。
全館写真撮り放題という太っ腹。
しかし、目くらましに合うぞ。
画面見てる間に自分の目でしっかり見なくちゃ!
記憶に残るのはそこだから。

展示室は狭いのに、太郎パワーが炸裂している。
芸森で見た時の何倍ものパワー。
作品の数も空間も何もかもがこじんまりなのに、
文字通りのHomeだから?
特にファンではないのにひきつけられてしまう。

~字は絵だろ。
 絵だって記号だ。
 どちらも呪術をはらんでいる。~

全くもってカッコ良いじゃないか。
このテーマで太郎が書いた絵文字が壁に並ぶ。
その中から2点だけ写真に撮って来たのは
楽しそうに踊っている「楽」
凄みのある「笑」
心にすとんと落ちたこの二文字。
あとは、
ニューヨークタイムス(だったと思う・・・)に掲載された意見広告の
「殺すな」の文字。

写真、載せられないのが悔しいな。
それくらいパワーのある字たち。

あと、太陽の塔(縮小版)の背中には黒い太陽があったり、
”太郎と記念写真コーナー”があったり、
太郎の芸術爆発コーナーがあったり(勝手に命名)
小さいけど充実してます、本当に。

1Fのアトリエは作品の保存のためでしょうが、
ひんやりとしていて、
沢山の立体とキャンバスと画材などがひっそりと。
そして、片隅に美しい螺鈿模様がついたピアノ。
ここで太郎が作品を生み出していたのか・・・。
アーティストのアトリエの再現はすごく好きなので、
じっくりと見た。

庭にも『これでもかっ』というぐらい作品たち。
顔のついた植木鉢は、ここにあってこそでしょうが、
草木に埋もれ、あまりにナチュラル。
座ることを拒否する椅子もね。

実は併設しているカフェに、最初に入ったのだけれど
(あまりに腹ペコだったので)
ばななさんがこの記念館とカフェを絶賛している意味を考えつつ、
パンケーキとアールグレイのセットを食しながら
”イルカ”を読んでいたら、
横に置いた携帯のストラップがイルカなにの気がついて笑う。

秋口に前につけていたストラップが壊れて、
沖縄みやげを友人に選んでもらって余ったイルカ。
(もうひとつはジンベイザメ)
他に替えがないのでただそれをつけていただけなのに。
このタイミングで
ばなな・”イルカ”(もちろんばなな作品)・イルカ(ストラップ)
なんだもん。
笑うよなぁ。
世界は繋がっていて、私が何を選ぶかなんだ。ほんと。
コメント
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