もじもじ猫日記

好きなこといっぱいと、ありふれない日常

BRING IN THE NEW YEAR 2009 in恵比寿ガーデンホール

2009-01-18 21:00:03 | 音楽
カウントダウンパーティ初参加。
だって、菊地成孔ダブ・セクステットの演奏を生で聴く機会なんて、
普段住んでるところじゃ、絶対無いんもん。
(RSRは祭りなので特別)
行かないと。

7時半オープンなれど菊地さんは11時過ぎのご出演なので、
9時くらいに着くように出掛ける。
さすがに大晦日の夜なので、電車も空いてるし
恵比寿ガーデンプレイスも人はまばら。
バカラのでっかいシャンデリアが例年のごとく光っている。

ホールってどこ?見回すと奥まった場所でIDチェック中。
“オールナイトなので未成年は入れません。顔写真付のIDをお持ち下さい”なので。
運転免許証を持っていない私は、シュールな身分証明書で入場。
くすくす。

おっしゃれーなホールなのに、クロークは500円払ってカラーゴミ袋にコートやらぶち込んで預けるシステム。
京都の磔磔みたーい。
でも向こうはタダで屋外に放置なので、似て非なるものか。
ポシェット(死語?)にイベント用薄っぺら財布と携帯と小物で来て正解。

広いフロアーは正面にLIVEステージ、後にDJブース。
駆けつけスミノフしながら、バンド見る。
九州っぽい喋りの女の子ボーカルで、面白いサウンド。
次はDJのプレイで一気に空間はクラブスペースになる。
面白―い!踊る踊る。
女子でレゲエで跳ねてるコとかいて、『何でもアリか?』と思う。
彼女、ねぶたのごとく跳ねていて、
何の曲でも菊池さんのLIVEでも跳ねていた。
もしや青森っコ?(笑)

煙草吸うのに出たり入ったりしながら、次のバンドもちょろっと見て、
その次のDJがプレイ始めたら、次がダブ・セクステット。
セッティングが見たくてステージにはりつく。
この辺りで人が増えていて、ほとんどの人がDJブースをガン見。
有名なDJなんだろうなぁ、でも踊れば~。
私なんてセッティング見つつ踊ってましたぜ。
なんかいい曲かかるんだもーん。

そして、セッティングが終ったドラムのサウンドチェックは本田さんご本人。
ハンチング被ってうつむいていても、タイトな音ですぐに解った。
RSRに続き、菊地さんの次に本田さん釘付けポジションか。

演奏が始まる頃にはぎゅうぎゅうで、
後にやかましい若造が酒の入ったコップを振り回しているのが目の端に入る。
このコ(見えてないけど行動がガキ)うるさいし、
指笛とか鳴らし損ねててカッコ悪かった。
掛け声とかそれに類するものはスマートでなんぼだよ。

演奏が始まってしまえば、目は菊地さんに釘付けで、踊るのにも忙しく、
菊地さんがステージ横のデジタル時計を気にしているのがまる解りで、
それも、うひゃうひゃ悪巧みな笑顔なので、つられて笑いながら踊る。
RSRと同じく、
菊地さんの指の動き目の動きでバンドが制御されている様に見惚れる。

オンタイムでディレイかけてたり、今吹いてない音が鳴っていたり、
木村さんってすごいことやってたんだ、感心しつつ踊る。
またしても、カッコイイ類家さんまで気が回らず。

もう、
カウントダウンのタイミングを見計らう菊地さんがいたずらっ子みたいで、
キュート極まりない。

ステージにカウントダウンの数字が出始めて、
なのにゆるゆるとしたカウントダウンで、
新年のその瞬間に降り注いだ紙ふぶきとキラキラが頭を通り越して
「HAPPY NEW YEAR」
みんな一緒が苦手な身としては、この一体感の無さがいいなぁ。
(大いなる矛盾)
実のところ、カウントダウンは別枠でお賑やかにか。と思っていたので、
菊地さんとご一緒なんて心底「うきゃあ」でした。

新年一発目の曲のMC
「景気はもっと悪くなります。そうすると、やれ踊るなとか歌うな、というヤツが出てきますが、そういう時こそ踊りましょう」と笑いながら。
はい。踊りますとも。

というわけで2009年は踊りながら明けました。
何があるのかな。

その後のDJでも少し踊って1時前に帰る。
さすがにオールは出来ないんで、あは。
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「パコと魔法の絵本」

2009-01-18 19:19:46 | 映画
1/12 名画座にて

見逃して後悔していた1本が蠍座で公開。
やったー!と観に行ったらお子様連れ沢山で満員。
蠍座であんなに子供を見るとは。

オープニングからエグい程の色彩と、
ちりばめられた小ネタ。
ガンダムヲタの外人がツボにはまって一人笑う。

消防車に轢かれた消防士、
サルに撃たれたヤクザ、
子役から成長出来ない男
ワケの解らない患者ばかりの謎の病院は、
お医者も看護婦もやっぱりオカシイ。
上川隆也があんなことに!
(私の中では常に「大地の子」・笑)

大貫のクソジジイっぷりときたら、
本当に憎たらしいの。
花壇を蹴散らしたりパコをベンチから落としたり、
あばれ方は子供みたいなんだけれど、
やっているのがクソジジイだからさ。

その大貫の心を動かしたパコは、
両親を失った事故の後遺症で、記憶が一日しかもたない少女。
パコを想って生まれて初めて泣いた大貫は医者に聞く。
「生まれて初めて泣いたから、涙の止め方がわからない」
医者の言葉は
「簡単です。いっぱい泣けば止まります」

生まれて初めて人の為になにかをしたいと思わせてくれたのもパコ。
そこで、パコが毎日読んでいる
ママからの最後の贈り物の絵本のお話を皆で演じることにする。

ガマの王子はわがまま王子。
まるで大貫。
今までしてきた悪行を悔いて、
ザリガニ魔王と戦う。

笑って笑って、ふいに泣かされて、
泣いてると、笑わされて、
もう忙しいのなんの。
中島監督またしても傑作。
スクリーンで観て良かった~。

阿部サダヲくんの狂言回しが大変よろしい。
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