野田佳彦首相は24日、消費税増税関連法案に関し、 「ここで決断し、政治を前進させることができなければ野田内閣の存在意義はない」 「不退転の決意で、政治生命を懸けて、命を懸けて、この国会中に成立をさせる意気込みで頑張る」 と語った。
首相は、関連法案に関する民主党の事前審査が反対論で迷走していることを 「年度内に法案を提出しなければ、国会で与野党が決勝を行う前に準決勝敗退だ。そんなことはあってはならない」 と牽制(けんせい)した。
党政策調査会合同会議は23日も執行部と反対派の溝が埋まらないまま24日未明に中断。 前原誠司政調会長が首相に電話で判断を仰ぎ、首相の指示で議論は週明けに持ち越された。
だいたい法外な税金を政府が取ったりしないために、国会議員制度というものがあるのに総理大臣たるものが、 「政治生命をかけて、生命をかけて成立させる!」 なんてバカなことを言っているようでは、世界の政治家たちから笑われます。
一方、同党の小沢一郎元代表は24日放映のTBS番組で関連法案について 「とても採決する状況にならない。それだけ反対論は強い」 と強調。消費税増税をからめた衆院解散について 「そんなメチャクチャなことをしたら党内基盤を完全に失う。(衆院)任期前には信を問わざるを得ないが、それが野田さんかは分からない」 と述べようです。
これに対して、野田佳彦首相は10日、時事通信とのインタビューに応じ、消費増税関連法案について 「今国会中に成立を期すのが基本中の基本だ。それ以外のことは考えていない」と述べ、継続審議は想定していないことを強調した。審議入りの時期についても「(大型)連休の後と決めたことはない。早急に審議できるようにしたい」 と、月内を目指す考えを重ねて示した。
こうして政界の表では、消費者問題が各政党を巻き込んで大騒ぎをしていますが、実はこの政界の大騒動の裏では亀井静香、森喜朗コンビが政界大編成に向けて暗躍しています。この二人は、自由民主党時代に政権を奪われた新進党より、政権を取り返した功労者だったのです。
当時、森喜朗が幹事長で、亀井静香が政調会長でしたが、自由民主党と新進党は僅差であり7~8議席が移動するだけで政権奪取が可能でした。この僅差に亀井静香は徳州会の徳田虎雄グループの7票に目をつけ盟友である鹿児島の浜田茂久に 「あんた徳田虎雄と親しいが、彼の持つ7票を自由民主党にもらえないか?」 「7票を幾らで買える!」 と徳州会の7票買収を浜田茂久に任命しました。
このときの徳田虎雄と徳州会は、自由民主党は無視、銀行も無視、医師会も無視という極限の中にいましたが、かろうじて武富士の支援により徳州会は、勢力を拡大していました。
なんとこの孤立する徳州会の徳田虎雄の唯一の親友が、浜田茂久だったのですから、縁とは不思議なものです。話は簡単に終わり、自由民主党は新進党寄り悲願の政権を奪取したのです。
この亀井静香、森喜朗コンビが亡霊のごとくよみがえり政界再編に暗躍しているのですから、驚いてしまいます。
それは、石原新太郎と橋下徹がタッグを組み、それに森喜朗、安倍晋三を中心とした自由民主党が合流し、これになんと小沢一郎や鈴木宗男までが合流するというので驚いてしまいます。
石原新党ですね!